◎チームUSA
究極的に層が厚いチームはどこか。その答えはチームUSAです。どっからどうみても最強の層の厚さ。しかしパリオリンピックではテイタムとハリバートンの出番がないことが話題になっており、究極的に層が厚いからといって、その層の厚さが使われるとは限りません。
そして問題なのは東京オリンピック。ポポビッチに率いられたチームは、ほぼデュラントとリラード頼みのオフェンスになっており、ローテは9人で回しました。ジェレミ、ケルドン、マギーの3人は出番がないといってよいレベルだったぜ。
選手の能力が高くても9人以上をローテにいれるのは簡単ではなく、そして主力との能力差から使いたくない状況が生まれていたわけです。本当に層の厚いチームを作りたければ、単純に能力の高い選手を集めるだけではダメってことだ。
シーズンを通して多くの選手を起用していき、チーム戦術の中でプレーできる形を作っておくのは大前提であり、その上で「使いたくなるベンチメンバー」じゃないとダメってことか。でも、パリでハリバートンを使いたい場面だってあっただろうにね。
PG3人
センター3人
シューター 2人
ウイング(ガード寄り)2人
ウイング(ビッグ寄り)2人
ウイング(マルチ)2人
ポジション別にしたら、こんな14人ロスターが理想だろうけど、実際にはエース2人の特徴次第で欲しいポジションも変更されるから、こうもならないしね。
エース代役
インスタントスコアラー
インサイドプレーメイカー(エースと逆のポジション)
シューター
マルチウイング
ガードディフェンダー
ウイングディフェンダー
ストレッチビッグ
リムプロテクター
むしろ、ベンチにこういうタイプを置いておくのがいいのかな。それぞれ別の選手ってわけじゃなくて、1人が2つくらいの役割をこなすこともあるわけだけど、それぞれの使いどころがわかりやすければ、コート上でのバランスも取りやすいし、自然と相手の何を活かすかが見えてきそうだ。
・・・といっても、タイプがあっていても能力が低かったら使いたくないしな。うーん。層の厚いチームを作るっていうのは、サラリーキャップ的な難しさもあるけれど、それだけではなく「どんな能力の選手を集めるのか」という難しさがあるように見えます。
長いシーズンを戦うための層の厚さもあれば、プレーオフという舞台で対応とアジャストをするための層の厚さもある。理想通りにはならないので、どこまで妥協できるのか。その妥協できるポイントまでシーズン中に引き上げておくのがHCの仕事でもあります。
層の厚さは1日にして成らず
モヤモヤするんだよな。正解があるようで正解はないし、ロスターの問題のようでいてHCの問題のようでもある。
ローテに、その戦力(年俸)として「10が3人、4が7人」と「6が10人」だとどっちが強いのか、みたいなことは考えてしまいますね。そんな単純ではないですが。
NBAの選手寿命の短さから言っても、ほしい特性の選手を育成する、ってのは難しいんですかね。2000万ドル/年くらいの強力なディフェンダーとか、贔屓チームに欲しいところです。
本当にサラリーキャップとエプロン制度が効く時代になりました。
スーパーマックスやバード条項じゃないですけど、ドラフトから同じチームにいる場合は「キャップの〇%までは契約可能」みたいにすれば育成のメリットも大きくなりますが、そもそもアメリカが育成型のシステムじゃないので難しいですよね。今のNCAAみると1年しか所属しない選手ばかりですし。
代理人の意向もあって凄まじく新陳代謝が激しい性質の契約ですもんね。リーグも、1年とかでドラフトに進む大学バスケも。
スターを何人も抱えられない上に3、4年程度でチームを作り替えにゃならんGMの目利きも大変だ。いかに安くてハマる、もしくは魔改造できそうな選手を連れてくるか…