さようならロケッツ’26

◎修行はしないのか

ところで「ロケッツはリード・シェパードをスティーブ・ナッシュ級のポテンシャルと考えている」なんて噂話が出てきており、またシーズンエンドの会見でウドカはこんなことを言っていたそうです。

「[Amen]とReedを見ると、彼らがこれまで自然にプレーしてきたポジションではない。[Amen]はボールを手に持つ機会が多かった。Reedはケンタッキー大学でベンチから出てオフボールでプレーすることが多かった。
ドラフト前にそれを分析したところ、彼はケンタッキー大学1年生時に16回のピックアンドロールしか経験していなかった。だから彼はオフボール、ムーブメントが中心で、高校時代に戻ってもモーションオフェンスでボールを独占するタイプではなかった。 だから彼らの成長については、いくつかの苦労や浮き沈みがあるのは分かっていた。

彼らは二人とも進歩し、時にはポテンシャルを示した。正しいプレーをしたんだ、得点するか、パスを出すか、ポケットパス、スキップパス、そういうこと。 でも私はこれをNFLのルーキークォーターバックに例える。彼は以前からクォーターバックをプレーしてきた。クォーターバックとしてドラフトされたんだ。それと、ポイントガードを本当にプレーしたことのない二人の選手をそのポジションに置くのは違う。そしてルーキークォーターバックだって苦労する。
だからもちろん、ポジションが合わない選手がいれば、浮き沈みがあるのは当然だ。でもそれが今後、私たち全体に利益をもたらすだろう。

Amenについては、ただバランスの理解の問題だったと思う。シーズン最後の2ヶ月で、彼の数字が急上昇したし、快適さも理解度も急上昇した。ペイントタッチが明らかになり、混雑した中でシュートを打たず、アウトレットを見つけるようになり、一貫性が出てきた。Fredが戻ってきたことを加味すれば、最初の2年間のようにターンオーバーやセットの構築でFredに頼らなくてもいい。なぜならReedとAmenがその分野で成長したからだ。」

ちなみにシェパードが大学で16回しかPnRをしていないというのは大嘘らしいです。本職ではないというのは大げさではないのですが、それをいったらキャッスルは完全にPGじゃなかったしね。
ここでの問題点はシェパードがスティーブ・ナッシュとは思えない、ってことではなく、そういう認識をしながら、シェパードに十分な修行を積ませなかったことだし、単に経験を積ませなかった事だけではなく、プレーモデルが提示されているとは思えない事でした。年を取ったらナッシュになれるわけじゃないだろうに。

アメンについて最後にまとめていますが
・ペイントタッチが明らか
・混雑した中でシュートを打たず
・一貫性が出てきた
ということなのですが、ペイントタッチの話はともかく、プレーオフで見せたプレーはこの内容からかけ離れており、それ以上にポジショニングに迷いが多く出ていました。試合ごとに異なる指示が出ていたとしか思えない変貌ぶりなので、一貫性のかけらもないっていうか・・・アメンじゃなくてチームとしてね。

理解に苦しむのが、PG2人がPGとしての仕事を十分にできず、それをシェングンに助けてもらったのに、PG2人が素晴らしい才能を持っていて、今は仕方がない・・・みたいな形なのに、シェングンに対しては異様に厳しいというか、シェングンがやりやすい形にはもっていかないってことでした。
ポイントセンターを持て余しているように見えるウドカなのに、ポイントセンターを便利に使ってごまかそうとしているっていうか。。。1on1を基盤としたディフェンスにおいてシェングンは弱点以外の何物でもないわけだし・・・トレードしないのかな?

これらのポイントはウドカが「理想像へ近づくための取り組みをする」タイプではなく、「現実をみて対処する」タイプということを示しています。昨シーズン2位になり、デュラントがやってきて優勝を目指すのには間違っていないのですが、単にアメンとシェパードが物足りないのではなく、この2人を中心にしたチームオフェンスが見えてこなかったことは、チームとして成長不足にもみえてきます。
これでヴァンブリートが戻ってきたら、シェングンの役割は再びセンターに戻り、アメンはPF兼控えPGになり、シェパードは・・・シューターかな。現実的な調整のために今シーズンにやっていたことからは離れていくんだろうなー。

NFLでルーキーのクォーターバックが苦しむのは、クォーターバックの仕事をしているからです。
本職PGじゃない選手がPGとして苦しむのもPGをしているからであって・・・PGしなくなったら只の別ポジションの選手じゃん。スティーブ・ナッシュだってジェイソン・キッドの控えではMVPにはならなかったわけでして。

いずれにしてもシェングン+アメン、シェングン+シェパード、アメン+シェパードとどの組み合わせも相性としては良さそうに見えるのですが、コンビプレーが養成された感はないし、プレーオフで成熟度の低さを示してしまいました。
これがオフのトレーニングで解決する問題なのだろうか。単純にシュート力を上げるとか、ドライブムーブを増やすとかは個人能力の向上は出来るでしょうが、チームオフェンスとして改善するのかは微妙に見えます。来シーズンにヴァンブリートとデュラントで構築するのであれば、やってもらう必要もないのでしょうが。

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