さようならロケッツ’26

◎オフェンスリバウンド大作戦

開幕時における最大の衝撃はロケッツがオフェンスNO.1チームに君臨したことです。12月末の段階でもリーグ3位のオフェンスレーティングを誇っていましたが、その中身は高いシュート精度でも、ミスのないプレー構築でもなく、驚異のオフェンスリバウンドでした。

このオフェンスリバウンド率の何が凄いって、2位のピストンズと5%近い差があったことです。10本打ったら4本はオフェンスリバウンドを取れるなんてロケッツが異常すぎました。ハードワーク全盛時代がやってきた象徴的な出来事でした。
しかし、1月以降は大きく状況が変わってきます。ひとつはアダムスが離脱したこと。さらに上手くいかないことで不協和音も生まれてきました。ちょうどデュラントの裏アカ問題がチーム内に出てきたのも1月っていう話だしね。

それでもオフェンスリバウンドは1位でしたが、わかりやすくTSが下がっています。
開幕からオフェンスリバウンド大作戦で優位に立っていたけど、その頃からオフェンス構築をしてこなかったので苦しくなってきたわけです。ただし、単に悪くなったというよりは、いろいろと調整をしていった結果、悪い方向に流れてしまった、という感じです。

シェングンのアテンプトが大きく下がり、アメンとシェパードも微減。そしてデュラントが1本増えています。イーソンが増えたっていう一面もあるのですが、この頃になるとシェングンは完全にパサー役になり、デュラントにボールを持たせるためのオフェンスへ推移していました。

実際、開幕の頃って「デュラントは良いチームに来た」なんて言われていて、その理由はシェングンとアメンの存在が挙げられ、デュラントが決めなくても2人がアタックしてくれるっていう誉められ方だったのに、気が付けばデュラントにどうやってパスを渡すかがロケッツの課題になっていました。
本来であればシェングン中心のオフェンスを作り、そこにオプションでデュラントの個人アタックっていうのがセオリーでしたが、デュラント中心にオプションのシェングンにはならないし、ノンシューターのアメンではもっと難しいぜ。

開幕からとにかく問題なのがこれでした。アシスト数はそれなりにあるけど、基本的にはパスを受けたレシーバーが個人技で決めるからだしね。NBAの標準レベルを大きく下回るパス能力によって、PG役をさせることを諦めたようなウドカ。トップでオフェンスを構築するのがシェングンになっていったわけです。

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