ベン・シモンズを思い出してみた

◎トレンドとセカンドガード

ファーストラウンドで3P35%を下回ったチームは10ありました。半分以上です。昨シーズンは6チームなので4チーム増えたわけです。ちなみに下回ってもシリーズを勝ち抜けはします。
ターンオーバーが13以上のチームは8チームから11チームに増えました。その一方で試合のペースは落ちており、全体的なディフェンス強度が上がっています。サンダーが優勝したトレンドはハッキリ出ているし、近年増加傾向にあったオフェンスリバウンドは12以上取ったチームが3から8に激増しています。まぁシュートミスが多いからってのも一因だよね。

相手のシュートを落とさせるディフェンス力の強化
自分たちのポゼッションを増やすORやスティールの強化

決して今シーズンからのトレンドではありませんが、半分以上のチームが該当するのだからトレンドが定着したとも言えます。これを下位チームはやっていない(やりたくても出来ない)ことが多いので、シーズン中よりも強く感じるトレンドです。

その一方でディフェンス戦術そのものが大きく進化した感じではありません。オフェンスリバウンドについてはハッキリと進化したポイントがあるけれど、ディフェンス全体のインテンシティアップは個人のディフェンス力に依存しています。依存しているっていうといい方が悪いけど、それだけディフェンダーが重用されているってことです。
この点は開幕前の契約延長においてもはっきりと示されていました。カマラやダイソン・ダニエルズが高額契約を手に入れ、コール・アンソニーは放出され、キャム・トーマスに手を挙げるチームはありませんでした。これらは明確なトレンドではなく、少しずつ判断基準が変化しているように感じます。

トレンドといえばプレーメイカータイプのPGが激減している近年の傾向があります。しかし、これだけ1on1プレッシャーが強まり、3Pを打つのが簡単ではないとなればプレーメイクの重要性が高まってきます。
ただし、ハーデンがCMBに完封されてしまったり、9.5アシストを記録したヨキッチなのにナゲッツの3Pは決まらなかったり、特定のプレーメイカーで構築していくのが困難にもみえてきます。ダブルPGのペイサーズ、特定のPGはいないサンダー、プレーメイカー3人構成のスパーズなんかをみると複数のプレーメイカーを並べるか、パス能力の高い選手を多く配置することが重要に見えます。

複数のプレーメイカーを並べること自体は簡単ですが、その場合はディフェンス面のデメリットが出てきがち・・・いや、だったらベン・シモンズをいれればいいじゃないか。キャッスルやダイソン・ダニエルズはこのパターンでハマっている感じです。トンプソン・ツインズも同じなんだけど、プレーメイクは出来ていないだけっていう。アーサーがプレーメイク能力を上げたらピストンズは強くなるのかな。

そんな気がしてきます。従来はベン・シモンズがメインPGで隣にシューターを配置する形だったけど、今はむしろメインのPGがいて隣にセカンドプレーメイカーとしてディフェンス+プレーメイキングが欲しいっていうね。もちろん、3Pも欲しいけど優先順位としては下がってきました。いや、ワイドオープンなら決めろよってのは変わりませんが。

あと実際にはわき役ハードワークを徹底してもらわないといけないので、運動量が減ったベン・シモンズは要らないです。誰よりも走って、誰よりも便利に働いてくれないとさ。

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