10試合
16.3点
9.4リバウンド
7.7アシスト
1.7スティール
18年プレーオフでルーキーのベン・シモンズが記録したスタッツ。今年のルーキーがプレーオフでも活躍していて、シクサーズが1勝3敗からの逆転勝利で進み、エッジコムが大活躍し・・・という中で、ちょっと思い出してみたくなりました。
ただし、本当にベン・シモンズについて語るわけではありません。今年のプレーオフで見られる現象をベン・シモンズに当てはめてみたくなっただけです。特にファーストラウンドで出てきた現象を挙げてみましょう。
・1on1ディフェンスの強度アップ
・3P成功率の低下
・偽センターの躍動
・プレーメイキングガードの重要性UP
そこにはダイソン・ダニエルズ、アメン・トンプソン、アーサー・トンプソン、ステフィン・キャッスルと3Pを期待してはいけない若手ガードが登場し、もちろん問題を抱えながらもチームとして成立しているのが特徴です。この3人はまさにベン・シモンズのようなタイプです。
そこまで似ていなくても、続く選手としてもシェッドのようなシュート力の足りないPGもいるし、サイブルやシソッコを起用してきたブレイザーズもいれば、テレンス・シャノンは3P決まらずにドライブで点を取っています。それはクミンガも似たようなものかな。
要するに3P能力が重視されていた時代は終わりになってきて、それよりもディフェンスにおける優位点を探すチームが増えてきました。誰でも3P30%くらいは決められるから、それよりも相手の3Pを10%落とせる選手を探しているというのが正しいかもしれません。
そして3Pに傾倒しすぎたからか、ペイント内を攻略できないチームが増えてきており、ここのアタックの方が重要になってきました。プレーメイキングガードであれば、自分でペイントアタックしつつ、チームメイトの3Pをイージーにもしてくれます。
・・・なんてことを言いながら、本当にこれ(ベン・シモンズっぽいこと)をやっているのはダイソン・ダニエルズくらいで、苦手だけど3Pを打つし、プレーメイク力は足りないけどリバウンドで取り返すし、ディフェンス力が高いのは大前提としてシュート以外の様々な形で貢献するパターンが増えてきました。これを若手たちがやりまくっているのは意外なのですが、3Pが当たり前の時代にトップを走ってきた選手だからこそハードワーカーなのだろうか。
そしてプレーメイク、ディフェンス、リバウンドと全てを備えているベン・シモンズがコートにいれば大活躍しているプレーオフなのかもしれません。5年前でも特殊な選手であり、主役だからこそ「戦術ベン・シモンズ」として構築するかどうかで成立していたのに、今では普通に多くのチームでこのタイプをハメることが出来そうなわけです。凄いことなんだよね。