さようならナゲッツ’26

◎キャメロン・ジョンソンとゴール下

今シーズンはキャメロン・ジョンソンがハマっていないところからスタートしました。そのうちワイドオープンになれるからコーナー3Pを決めていくことで、最終的にはTS62.9%を記録し、フィットしたようにも見えます。このチームにおいて12.2点は及第点にも見えます。
しかし、問題は求めていたレベルがそこだったのか、ということです。MPJ+ウエストブルックで抜けた31.5点を埋めてもらうには、もっとキャメロン・ジョンソンを活かすためのプレーコールが必要でした。

特に3Pはネッツ時代の7.2本から4.7本に減っており、もっと打たせるためにどうするのかを考えなければいけなかった。
サンズ時代のオフボールムーブからの強気なシューティングを考えると、キャメロン・ジョンソンはナゲッツにハマると思われました。サラリーダンプも含めてMPJとトレードしたこと自体は理解できるのですが、MPJ用のプレーコールはあったというか、頻繁に実行していたのに普通のスポットシューターみたいな扱いにしたのは何故なのか。
・・・何故っていうか、意図的にカッティングを増やさせるような仕組みがなかったということになります。これがHC交代の影響なのかはわからんぜ。

それ以上にディフェンス面での問題がありました。「MPJは守れない」というレッテルのようなものがあり、そこをキャメロン・ジョンソンで塞ぎに行ったわけですが、プレーオフを見る限り、あまり有効なディフェンダーではありませんでした。ここでポイントなのは「MPJと比べて」ではなく、「エースキラーとして」です。
今シーズンのナゲッツはウイングディフェンダーを揃えた割に抜かれまくる現象が発生しており、良い形でウイングディフェンスを構築できませんでした。それこそキャメロン・ジョンソンにはSGAなんかも守れるディフェンダーであってくれないと困るわけです。

なんせ最大の問題はMPJが抜けたことでゴール下での弱さが際立ってしまったこと。
サイズのあるMPJはゴール下のカバーリングとリバウンドで貢献しており、それをキャメロン・ジョンソンにやって欲しいわけじゃないけど、もう1枚のPFタイプが必要不可欠になっています。ここの補強をしなかったのか、若手が頑張れると思ったのか。

従来はMPJとゴードンによるスモールラインナップという選択があったのに対し、ヨキッチの控えにバランチューナスは用意したけど、柔軟なラインナップ構成とはなりませんでした。そのゴードンも離脱が多かったことで、本当ならば若手を台頭させて良かったのですが・・・。

結局、プレーオフではリバウンドの部分でウルブズにやられてしまいました。リバウンド率が50%を超えたのはゲーム1だけ。特にゲーム4以降はオフェンスリバウンドをとられまくっています。
オフェンス面でもペイント内がヨキッチお任せ状態になっており、ゴードンがいなかったことを差し引いても誰がカバーするのかわからないままなのでした。

MPJが抜けたゴール下を攻守にカバーできなかったけど、その代わりにアウトサイドで守り切るとか、異なる部分で上回るという工夫もなかったぜ。ただ単にキャメロン・ジョンソンとMPJの差が出てしまったことは、トレードの失敗というよりも、チームとしてのプランニングの失敗です。

さようならナゲッツ’26” への3件のフィードバック

  1. ついにティム・コネリーの遺産を食い尽くしてしまった…かはさておき、ご指摘の通り何がしたいのか、プライムのヨキッチを乗せた船でどこへ向かうかよくわからないままでした コート内外でヨキッチの顔色を窺いすぎてる感じがなんとももどかしいです

    1. チームが徐々に劣化していく感じが、フロントの衰退って感じですよね。
      とりあえず船は豪華だから立派な航海が出来るんだけど、どこに進んでいるのかわからないっていう。

  2. 優勝した3年前から主力のヨキッチ、マレー、ゴードンが身体能力や持久力で衰えた印象です。それで、他の選択肢なしでヨキッチ&マレーの負担を増やしたら戦い抜けないのも当然だと思いました。また、ゴードンは昨季プレーオフでも怪我してフルで戦うと持たないことが示されていたのにナジかホームズを代わりとして育てられなかったのが本当に切ないです。

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