さようならサンズ’26

◎イレギュラーな組み合わせ

サンズには違う懸念もありました。ブッカー、デュラント、ビールという似たようなポジションの選手を組み合わせるのが上手くいかなかったのに、ブッカー、ジェイレン・グリーン、さらに打ちまくるディロン・ブルックスというのは昨シーズン以上にバランスが悪い組み合わせに見えました。
それをブッカーにPGしてもらったプレーオフではありましたが、プレーメイク能力が低く、シュート力も安定しないブルックスとグリーンというのは、どうやっても上手くいかないようにみえてきます。

さらにグッドウィンをスターターに置くのだからね。ディフェンス担当であり、コーナー3P担当になりますが、23-24シーズンに3P30%を切っていたグッドウィンだぜ。
シューティング特化の構成ならともかく、みんな3P40%は決まらないタイプです。この並びでオフェンスを構築するってかなり厳しいよね。

実際に並べてみると、このチームが45勝するのってファンキーだよね。安定していたのはギレスピ、オニール、グッドウィンの3人だけ。これでSG・SF系が多いと上手くいかないものですが、そこをディフェンス力とオフェンスリバウンドで補ってきました。

これならばウイング陣のサイズアップ・バージョンアップが出来ると勝てるようになるのが通常ですが、サンズの場合はプレーメイク能力の低さを前述のとおりにミスマッチ活用のアイソでカバーしています。だからこそPF系が増えると戦略の幅が狭まってしまいます。変なチームだぜ。

また3Pアテンプト40.8本はリーグ5位ですが、キャッチ&3P25.2本はリーグの真ん中より少し下です。プルアップの多さが1つの特徴になっており、かつての「タフショットを打つなら3Pを打て」という戦術を思い起こさせます。

サンズの強みはここにあります。決まるか決まらないかよりも、打ち切れるか打ち切れないか。それが出来そうなタイプは揃っているっていうロスターでした。強気なのがサンズですが、強気に見える理由もプルアップ3Pの多さにある気がしています。

なんていう風にもみえるわけです。実際、チームが違えばメンタルが弱く見える選手もいるからさ。
もっと鮮やかにワイドオープンを作ってくる戦術もあるわけですが、鮮やかなチームってオープンを作るためにやっているから強気にはなりにくいよね。正しくやるのが大事。

また、この戦術の中でジェイレン・グリーンが「自分がやるべきプレー」を見出したようにも見えるポストシーズンだったのも印象的です。シーズン中に復帰したときはブッカー不在でアイソをやって失敗だらけだったので、サンズの戦術にはフィットしていなかったのですが、最終的にはオフボールからのシューティングを武器に、それだけ動くことで自分のスピードを活かす形も見出しました。
完全なオンボールプレーは怪しいですが、オフボールから始めれば脅威になれるし、強気に外から打ってOKというのはウドカではありえなかった形です。この組み合わせをしっかりやることで、理想像に近づいていったような。まぁここは来シーズンの内容を見てから評価しましょう。プレーインの2試合で終わらないようにね。

問題はHCオットが選手に合わせて戦術を構築したのかどうかです。更なるアイデアがあって、PGを補強したらブッカーがさらに生きるのか。あるいはPFが加わったらオフェンスパターンが増えるのか。ここがオフのポイントになっていくのでしょう。

さようならサンズ’26” への1件のフィードバック

  1. 選手の元々の得意技を伸ばすっていうのは、今シーズンの若手のプレーで特に強く感じますね。
    指名権の都合上この先安定してルーキーを確保できるかは怪しく、かといってサラリーはビールの分割払いでカツカツ、となると今いる若手を安上がりなルーキー契約の間に戦力化することが狙いだと思ってます。
    新しいことを仕込むとなると時間が掛かりがちですし、それなら2、3年ぐらい安くて若いロールプレイヤーとして働いてくれる方が良いという判断なのかなぁと。
    ルーキーがどっちもビッグマンなのも、イゴダロと合わせてハンドオフ型、ストレッチ型、リムプロテクト型で特化させて使い分けるためかと。
    逆にベテランには1on1ハンドラーをさせてたわけですが、成功したから良いようなものの、ブルックスやアレンにそれをやらせるのは結構な賭けだったように思えます。

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