さようならサンズ’26

◎得意技の組み合わせ

ジョルディ・フェルナンデスによるクラクストンの改造と並び、大きな謎にみえてくるのがマーク・ウィリアムスの改造でした。開幕の頃は全くスイッチしないマーク・ウィリアムスでは厳しいように思えたのですが、次第にチームディフェンスのルールを全うしはじめ、おバカな空気が薄まっていきました。ディアバテを優先したホーネッツは正しいと思ったのに、改造して使える選手にしてしまったんだもん。

ちなみにニック・リチャーズについてはムリだったので、マーク・ウィリアムスは改造されるのに必要な武器を持っていたといえます。単なるサイズだけでなく、ウイングスパンも生かしたブロック力があるので、アウトサイドに引き出されてもギャンブルしなければ守れたし、ドライブさせてゴール下に引き込む形も使いやすかったといえます。

大きく改善したマーク・ウィリアムスだけど、特殊な武器を増やしたわけではなく、すでに自分が持っている武器の中でプレーを繰り返していく中で改善してしまったのが印象的でした。要するにオットは得意技の組み合わせで成功させたわけだ。クラクストンがハンドオフから少しずつプレーを増やしていったのに対して、あくまでも得意技を活用しつつ、ダメな部分を減らしたオットーってのは対比として面白い。

それはすべての選手に対して行われたであろうプレーの整理でもあります。強気なアタックで打ちまくっていたブルックス、ハードなマンマークを見せたグッドウィン、シューティングとスピードのジェイレン・グリーン、、、驚くような新しいムーブを使ったわけではなく、得意技が上手くチームに組み込まれていきました。

例外がブッカー。ブッカーだけはオンボールハンドラーとしてコントロールしながら、アイソで起点になり、強気なシューティングよりも適切なパッシングが求められた感じです。そのため誰もが活躍したチームにおいてブッカーだけは昨シーズンよりも少しずつスタッツを落としています。

これでチームのオフェンスレーティングは少しですが上がりました。全てが誤差の範囲ですが、エースのスタッツの違いなので無視はできません。それぞれの強みを生かし、バランスをとるためにエースは少しずつガマンしてもらう。
なんていうかさ。昨シーズンの問題点を考えるとさ・・・。真逆を行っているようなシーズンだったよね。よくぞここまで反転したし、ブッカーが従ったことはワガママな言葉ばかりで話題をさらっていったスーパーなスター様に見習ってほしいくらいです。

さようならサンズ’26” への1件のフィードバック

  1. 選手の元々の得意技を伸ばすっていうのは、今シーズンの若手のプレーで特に強く感じますね。
    指名権の都合上この先安定してルーキーを確保できるかは怪しく、かといってサラリーはビールの分割払いでカツカツ、となると今いる若手を安上がりなルーキー契約の間に戦力化することが狙いだと思ってます。
    新しいことを仕込むとなると時間が掛かりがちですし、それなら2、3年ぐらい安くて若いロールプレイヤーとして働いてくれる方が良いという判断なのかなぁと。
    ルーキーがどっちもビッグマンなのも、イゴダロと合わせてハンドオフ型、ストレッチ型、リムプロテクト型で特化させて使い分けるためかと。
    逆にベテランには1on1ハンドラーをさせてたわけですが、成功したから良いようなものの、ブルックスやアレンにそれをやらせるのは結構な賭けだったように思えます。

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