プレーオフ サンダーvsサンズを振り返ろう

◎それでもスイープはスイープ

サンダーがスイープしたというのに、サンズの良さの方が目立つという珍しいシリーズでした。ゲーム1とゲーム2の途中まではサンダーが良すぎるっていう内容だったのに、そこから・・・っていうのはJ-Dubの重要性を示しているし、連覇における最大の懸念はJ-Dubの健康になっています。

そして長い時間をかけてチームを作ってきたサンダーのチーム力は1枚も2枚も・・・5枚くらいは上手でした。サンズもこのレベルになりたければ3年くらいは時間をかける必要がありますが、それを待つだけの心の余裕と選手の年齢は持つのだろうか。

シリーズを通してイグダロは素晴らしい仕事をしました。スイッチしても守れるペリメーターに、パスフェイクで逆を取るし、ツーメンゲームで見事に合わせていきます。欠かせない戦力だったわけですが、おそらくオフに問題になるのは
・リムプロテクト&リバウンドが足りない
・シュート力が足りない

となることです。じゃあマーク・ウィリアムスやフレミングで解決するのかといえば、そんなはずはなく。イグダロがやっていた堅実かつクレバーなプレーをしたうえで、リムプロやリバウンドに強いか、シューティングに優れたセンターを連れてこなければいけません。そのミッションは非常に難しいし、サラリーを積み上げなければいけない。だからこそ若手を育てた方がベターになってきます。それを待てるのかどうか。

一方でサンダーのツインタワーを見るとポジティブなポイントが少ない一方で、ネガティブな一面も少ないのが特徴です。とにかく余計なことをしないのがサンダーの良さであり、強さでもあります。
無謀な1on1は絶対にしないし、リバウンドはしっかりとキープしているし。ペリメーターは守れなくてもゴール下は守っているわけだ。

J-Dubがいなくなって大勝は難しいけれど、かといって接戦が続く中でサンダーが自ら崩れることもない。正しくは「ワイドオープンの3Pが決まらない」は頻繁に起こるのですが、それがなかったからこそのスイープでもありました。
AJミッチェルが決まらなかったゲーム3だけど、ミッチェルが打ちに行くのは仕事なので周囲もタフショットが外れても困ることもない。ゲーム2でジョーが3Pを5本連続で外したけど、ジョーが持ったら打つのは全員が知っている。全てが上手くいくなんてことはなく、しっかりと失敗しているのに、問題は起きない。

このスイープが「SGAとブッカーの差」だったら、どれだけ楽なことか。
「自分たちが上手く戦えなかった」なら、どれだけ楽なことか。

良く戦ったぜサンズ。他のチームが出来ない柔軟性を持って戦い、チャンピオンチーム相手に複数のゲームプランで臨んで、それなりの結果を残せたのだから誉めるしかない。
だからこそスイープされたことは、チームとしての差を見せつけられたのでした。やるべきことは沢山あるぜ。沢山あるから嫌になって再建するチームも多いんだぜ。

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