プレーオフ サンダーvsサンズを振り返ろう

サンダーのスイープで終わったシリーズ。それは予想通りではあったけど、サンダーとしては嫌なタイプの相手であり、プレーオフでスイープするのが大変なこともあって、予想通りだけど予想通りにいったことのほうがファンキーでもありました。ロケッツがスイープしそうってのとは全く意味が違うのよね。

また、この4試合のサンズは素晴らしい戦い方をしたと思うし、その戦い方は他のチームが出来ない戦い方でもありました。「さようならサンズ」でも触れるにしても、それとは別に書いておこうかな。

◎SGAを巡る戦い

例によってSGA批判というか、ファールコールが緩いorサンダーびいきのNBA批判が強かったシリーズです。正直、ルールはルールであり、「ルールが悪い」とは思うけど、基本的にファールしているじゃんとしか思えません。
ただし、ここのポイントはSGA批判をしてるサンズ(正しくはディロン・ブルックス)の割に、サンズはサンズで「ルールを理解」しており、ファールしないで守ろうと思えばできることも示していました。

ゲーム1は通常通りに厳しいディフェンスをしたサンズ。そのためSGAはシュートを打とうとしてキャンセルしてパスをするシーンが多く、しかもFGも5/18と外しまくりでした。その代わりにフリースローが17本もあったわけです。このゲーム1に関してはサンズのディフェンスが上回ったのでした。

そしてゲーム2とゲーム3は「ノーファール」を徹底したディフェンスへと移ります。この守り方の変更は見事としか言いようがありません。めんどくさいのはビハインドになった後半にインテンシティを高めてファールが増えてしまったことでSGAはフリースローが増えたことです。まぁそんなのはバカが騒いでいるだけだ。
見事なアジャストをしているサンズなのですが、結果的にシューティングに対するプレッシャーが緩くなったことでSGAは決めまくったことです。
ゲーム2 FG13/25
ゲーム3 FG15/18

特にゲーム3はSGAの超高確率マシーンっぷりがなければ、サンズが勝つ可能性は大きく膨れ上がっていただけに残念というか、SGAを誉めるしかない内容となってしまいました。

そしてゲーム4はマッチアップをディロン・ブルックスに戻し、フェイスガードでボールを持たせない形に修正しました。SGAを止めに行って周囲に打たせる形ですが、サンダーがシリーズで最高の3P50%、最多の17本も決めてきたことでハイスコアリングゲームに沈んでしまいます。正直、サンダーにこれをやられたらすべてのチームがノーチャンスです。

ポイントは多くのチームがこれを出来ないことです。サンズからしてもマーク・ウィリアムスとグッドウィンが使えず、出来る事は減らされたわけですが、SGAに対して異なる守り方を実践していったし、それはほぼ狙い通りの成果を得ました。でも、全てにサンダーが回答してしまっただけです。

またゲーム2と3はノーファール徹底だった3Qまでと、ビハインドを弾き返すためのハードな4Qという試合中のインテンシティの変化も見事でした。そこをHCオットも誇っていたしね。自分たちから能動的にインテンシティを変化させられることは、今シーズンのサンズの強さでもありました。

昨シーズンまでのサンズにはなかったハードワーク。デュラントがいてもこれが出来れば強かったのですが、いないからできたって面も大きいしな。サンズは小さいけど、ウイング充実パターンのロスターなので、各マッチアップで異なる対応を出来ることはチームの強さだよね。昨シーズンのサンズが・・・と嘆くよりも、これをやりたくても出来ないチームが多いのだから誇ろうぜ。

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