プレーインで負けてしまったものの「当然プレーオフに行くだろう」と思わせるほどのレベルアップがあった今シーズンのホーネッツ。その理由は謎だらけだけど、オフェンスもディフェンスも強固なチームに生まれ回りました。ボレゴ時代にディアバテがいればすでにプレーオフの経験値も溜まっていそうだし、いなかったからこそクヌッペルが加わったわけだし。
◎健康こそ最大の武器
「スターターが揃ったら超強いぜ」というのは叫ばれていたシーズン後半ですが、そんなのは他のチームだって同じさ。ただホーネッツはスターター以上にベンチが強かった。ウイングプレイヤーを多数抱え、ディフェンス力がある上にプレータイムシェアが出来るからインテンシティも保てる。1試合の疲労も抑えられるから次の試合も頑張れる。
これまで負のスパイラルに陥っていたチームが、急に正のスパイラルにハマっていったようなシーズンでした。個人的に「ホーネッツはディフェンスのチーム」と考えていますが、その理由の半分がベンチから出てくるメンバーが
シオン・ジェームス
ジョシュ・グリーン
グラント・ウィリアムス
カルクブレナー
とディフェンス力で並んでいること。特にカルクブレナーのポジショニングは素晴らしく、そしてシオン・ジェームスはマンマーカーとしてもチームディフェンダーとしての優秀なので穴が空いてもカバーしまくってくれます。
ドラフトで2人のロールプレイヤーが大当たりだった
4位指名のクヌッペルが当たりといっても、他のチームだって4位ならクヌッペルだったでしょ。そこはすごくもなんともないというか、これまで負けすぎだったし、ロッタリー強すぎるし。トップ5くらいの指名でスカウティング力があるなんて言えないよ。
しかし、シオン・ジェームスとカルクブレナーを当てたことは今シーズン最大のポイントでした。大成功だったろドラフトといえるし、この2人がいなければ(特にセンターは)選手層に問題を抱えることになりました。層が薄いとケガ人が増えて負のスパイラルに陥りそう。
上位チームが上級生指名で当てることはあるけれど、4位指名権を持っているチームが上級生を連れてきても持て余してしまうことが多いのですが、そこは過去の上位指名選手がたくさんいるチームならではで、このルーキー2人がチームとして完成させてくれた感すらあります。堅実なプレーで貢献する選手がいるからこそ派手なプレーも生きるし、そこに若手ポテンシャルだと粗いままで終わったよね。
〇プレータイム
クヌッペル 31.5
ブリッジス 31.0
ミラー 30.3
ラメロ 28.0
主力のプレータイムが短かった今シーズン。特にラメロはキャリア最低のプレータイムです。BtoBの1試合はベンチスタートだったりと、かなり気を使った管理をしてきました。
ここだけ切り取ると「ホーネッツのプランがよかった」ように聞こえますが、開幕当初のラメロは33~36分のプレータイムになっており早々にケガで離脱。戻ってきてから28分くらいのプレータイム制限で試合をこなし、それが解禁されたのか37分プレーしたところ、次の試合で離脱してしまいました。
プレータイムシェアがプランニングされていたのかは怪しい
健康だからプレータイムシェアが出来たし、健康を保つためにプレータイムシェアが適切になったし、勝っていくからプレータイムシェアが正解になったし。いずれにしてもクヌッペルに加えて優秀なロールプレイヤーも増えたことで、勝てるチームへと変わっていきました。
今シーズン後半の勢い。ラメロとクヌッペルをプレイオフで見たかったです。
チームの急成熟とコーチ陣の想定が、マッチしなくなったんですね…なるほど。
しかし今年のオフ、タンクチームも多かったしホーネッツやバックスみたいに「どう作るんだろう?」ってチームも多いし、移籍市場が楽しみです