7位vs10位というカードになった試合。その順位通りの実力差を感じながらも、耐え抜いてワンチャンスを狙うようなウォリアーズになっていきました。クリッパーズ戦と同じような流れなんだけど、決定的に違うのはサンズは「ウォリアーズのペース」には巻き込まれないこと。ハーフコートをしっかりと組み立てていくスローダウンで雑な展開にはしないぜ。
しかし、そんなハーフコートゲームでもガマンして戦えるからウォリアーズ。自分たちの流れにならないなら、それはそれでガマンできるんだから偉いわ。総じてタレント力についてはイースト(ホーネッツとマジック)の方があっても、チーム力についてはウエストの方が高いんだなー、と実感させられるような試合になっていきました。
◎弱点が足りない
ガーランド狙いを中心に置いて展開していけばよかったクリッパーズ戦に対して、全ての1on1局面でハッスルするサンズにオフェンスを作れないウォリアーズ。上手くミスマッチにしてポルジンギスvsブッカーにしても、そのブッカーがフィジカルで押し出すから攻め込めないし、展開してもローテして対処してきます。
何よりエース級の活躍をしていたギィ・サントスが抜けないし、スクリーンからのカッティングでポジションを取ろうとしても即座に対応されてしまいます。サンズは3ガードも使うから穴を作れそうなんだけど、どうしてもうまくいかない。ここで攻略できないのだから、どうすりゃいいんじゃい。
一方でサンズもなかなか起点を作れません。なんだかんだとポジェムスキーを穴にしたくなるけど、ドライブをフィジカルに止められます。両チームに共通するのは少しスピード不足に見えること。派手なプレーの応酬においてはデメリットなんだけど、こうしてワンポゼッションが重要な戦いになると、フィジカルに戦える選手が重要になるというか、チームディフェンスでスペースを作らせなければ身体が強い方が活きるよね。
ただし、サンズには2つの狙いどころがありました。
1つはカリー。基本的にマンマークでファイトしていく戦いならば、カリーのところで押し込むのは大事。そしてサンズはグッドウィンがスクリナーとしても働くからスイッチさせてのミスマッチも作れます。イクダロがカリー相手にポストアップしたときに、非常にスムーズにパスが出てきてダンクまで行ったのは象徴的でした。
そのかわりにウォリアーズはハンドラーに対する早い潰しでプレーそのものを止めてきます。狙いどころがあってもハンドラーが潰されたら関係ないじゃん。問題はこの時にインサイドにスペースが生まれるので、そこへ的確にパスが出来るかどうか。しかもウォリアーズは高速ローテしてくるので、スペースが出来るのは一瞬の話。
で、そのスペースをイグダロが上手く使っていきました。両チームがスモールの戦いもする中で、センターのポジショニングの上手さはサンズに分があったぜ。
しかし、サンズはマーク・ウィリアムスが欠場で、控えビッグにムルアチが出てきました。ここが上手くいかない。高さを生かしたフィニッシュをしたかったけど、ポジショニングがね。
そのためスモールでハイスミスに変更したのですが、ハイスミスの3Pは3本すべて外れてしまった。ディフェンス面のデメリットは何もないといっていいけど、オフェンス面のメリットは出せなかったとさ。
そんなわけでお互いに相手の弱点を使いたいけど、弱点が足りないし、その弱点を明確に突けるような武器も足りませんでした。お互いに平面での速さが目立つからビッグの優位性があるんだけど、そのビッグだって一瞬しか時間は与えてもらえないから、そう簡単じゃないぜ。
あとポルジンギスはやっぱりさ・・・。クリッパーズ戦はハイペースの中で3Pからオフェンスリバウンドまで働いたけど、細かい組み立ての中で正確なポジショニングってわけにはいかなかった。判断の速度というか、単なる慣れみたいなところもあるけどさ。
さようならウォリアーズお待ちしてます。今年は色んなサヨナラが予想されるのでファンとしては転換期。楽しみに記事お待ちしてます!
さよならウォリアーズはプレーイン前に書いちゃいました。
スティーブ・カーが辞めるなら、そこを別途書こうと思っています