プレーイン マジックvsホーネッツ

シーズン中盤から急浮上したホーネッツに勢いがあるのはもちろん、パオロ・バンケロがクラッチに存在感をなくし、ひたすらにディスられる状況のため、もはやホーネッツが勝つのが当然のような流れになっている試合。果たしてバンケロは大一番で奮起し、スーパースターロードへと戻ることが出来るのか。それともサラリーが上がる5年目から不良債権扱いされることになるのか。

ただ、ホーネッツもラメロの低確率乱れ打ちながら、ホワイトとミラーが勝負所での難しいシュートを決めきったことでギリギリで勝ち上がった状態です。ラメロについては奮起という状況ではなく、低確率を改善できるのかが勝負。ある意味でホーネッツにとっては、この1試合に勝つというよりも、プレーオフという舞台を経験できるのかどうかの勝負です。

◎耐えきれなかったディフェンス

しかし、試合は1Qのマジックの猛攻で大勢が決まります。「猛攻」と書いたけど、実際にはシクサーズ戦のマジックと大きな違いはありません。マジックが対処を間違えてしまったというか、耐え忍べなかったという雰囲気でした。

前半なのでバンケロがドライブからフィジカルの強さで押し込んでいくし、フランツも高さを生かしたアタックで決めていき、隙間を縫ってベインのドライブレイアップも決まります。点を取れていなかったこともありホーネッツがタイムアウト。
そこからホーネッツのディフェンスはバンケロに対して引き気味にします。3P打たせておけば外してくれるし、それ以上に3Pを打つのを嫌がって強引さばかりが目立つようになれば理想じゃん。実際に打つのを躊躇うバンケロだったりして失敗したわけではありませんでした。

しかし、ここでドライブキックアウトからWCJが連続3Pをヒット。完全にマジックの流れになったので、もう一度タイムアウトを使ってよかったホーネッツですが、既に1つ使っているのでケチって耐えようとします。するとシュートが決まって調子よくなっていたからか、バンケロまでがキックアウトパスからの3Pをヒット。点差が広がってホーネッツのタイムアウトでした。

中を攻めて収縮させ、外に広げて3Pを決める。極めてオーソドックスな形ですが、マジックのオフェンスがきれいに機能したわけです。ここで大事なことはホーネッツが何を選択するかと言うこと。

①プラン通り、ペイントを固め外のシュートは打たせてガマンする
②ハンドラーへのプレッシャーを強め、やりたいことをやらせない

どっちが正解なんてことはないし、①を選んで外から決められまくるリスクもあるし、②を選んで抜かれまくるリスクもあります。ただ意思統一は必要だよね。特に外から決められても外れるのを信じ、自分たちの流れが来るのを「待つ」には、メンタル面での落着きは必須。

ホーネッツが何を選んだのか、どんな指示だったのかはわかりませんが、コート上で起きたのはビターゼのハンドオフ中心に崩され、そしてビターゼやケインのゴール下合わせに粉砕されたことでした。ハンドラーのところを潰すことも、ペイントを封殺することも出来なかった。シューターを追いかけに行った空気ですが、実際にはWCJがベンチに下がっており、ケインも出ているからシューティングが弱くなっていたマジックなんだよね。

ペイントに侵入されて失点 ⇒ ペイントからのキックアウト3Pで失点 ⇒ ペイントへのカッティングで失点

いずれにしても、きれいな流れで全てを壊されてしまったホーネッツディフェンスでした。ゲームプランはカバーリング重視だったと思うので、少なくともそこを徹底したかった。あれもこれも・・・で混乱というか、1つひとつでガマンできなくなってしまったぜ。

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