◎SGAのトレード
今シーズンのクリッパーズはチーム作りの難しさを示しまくってくれました。
ロッカールームで起こる問題、ケガの多いエースで起こる問題、柔軟性不足の問題、スペーシングの問題、シーズンとプレーオフの違い、etc
ここまで多くの問題を露見させたチームは珍しいし、それは問題だけでなく解決法もセットで存在していたからでもあります。全てを解決するのは難しく、現状の中でベストを選んでいくしかない。
そして思い起こせば、ベストを選んだのがSGAのトレードでした。あのトレードを今になって「世紀の大失敗」というのは簡単だけど、じゃあトレードが起きなければポール・ジョージはもちろん、レナードだってクリッパーズには来なかったわけで、仮にSGAが今のSGAになっていたとしても、サンダーみたいなチームを作れたとは言い難いよね。
レナードの獲得で始まった1つの時代だけど、その1つの時代の中でポール・ジョージ、ハーデン、ウエストブルック、クリス・ポールと多くのスターがクリッパーズに集まっては出ていきました。
ケガの多いエースの離脱も多発しながら、常に勝率5割を上回ったけどプレーオフで勝ったのは19-20シーズンと20-21シーズンだけ。強いチームを作れても勝てるチームになるには、乗り越えなければいけない壁がある。
そしてSGAを手に入れたサンダーは長い時間をかけてチームを作り、3年連続のウエスト首位。クリッパーズと入れ替わるような躍進の仕方でもありました。でも、それだって成功例だから語れるだけの話であって、うまくいかない方が多いからね。
レナードというカードをクリッパーズはどのように使うのか。当時のサンダーとは真逆の立場になり「世紀の大成功」トレードを実現できるのか。それともズバッツのトレードで手に入れた資産で、一気に再建を終わらせながら、来オフのFAで大物を手に入れてコンテンダーに戻ってくるのか。
いろいろありすぎた今シーズンでしたが、それ以上にいろいろとやらなければいけないシーズンオフになりそうです。