◎早かった切り替え
継続性が足りないだけならば致命傷なのですが、その代わりに切り替えが早かった。そもそも来オフにサラリーキャップを空けてFAを呼び込む計画も立てていたということで、契約延長しなかったハーデンのトレードに踏み切りました。さすがにトレード後は苦しくなったものの、それでも5割以上勝ったのも驚きだったな。
さらにハーデンに続き、良いオファーが来たことでズバッツまで放出しました。この動きの早さによって厳しいと思っていた再建が現実的に見えてくるのだからNBA。クリッパーズにとって最良の展開は今年のペイサーズの指名権が5位になることだろうね。確率は半々。
開幕前にクリス・ポール、ビール、ブルックとベテランばかり獲得し、コリンズが若手になるオジサンチームで始まったのに、ガーランドとマサリンを獲得し、将来の1巡目も2つ追加。
今オフにはコリンズの契約が切れ、ボグダノビッチ、ブルック・ロペス、バトゥーム、クリス・ダンはチームオプションなので契約終了できます。ビールはプレイヤーオプションです。まぁどうでもいいか。
さらに厳しい戦いの中でジョーダン・ミラーが躍進し、サンダースはロールプレイヤーとして貢献、ニーデンハウザーは有望株であることを示してくれました。別にプレーオフを諦めたわけじゃない後半戦だったのに、急に若手だらけになってくるというダイナミックなシーズンです。どうやったら、ここまで変化するのかってくらい。
その一方で短い期間だったけど、ガーランドとマサリンで「勝てるチーム」を作れるのかという点では疑問が湧いても来ました。ある程度は強いチームを作れるけれど、レナード&ポール・ジョージに比べたら理想論を語るのも難しい。理想的なコンビはケガだらけで継続性がなくて困ったけど、新たな核をどうするかはそれ以上に困るもんだよな。
特にブレイザーズとの8位決定戦ではガーランドのディフェンス問題が強く出ました。フィジカルもサイズもないガードは狙い放題になるのは、スモール戦術を採用しなかったウォリアーズ戦以上に苦しいものがありました。その上でガーランドとマサリンを並べてしまうと細かいミスが多く、プレーを組み立てるのが難しいから個人技アタック次第になっていく。
レナードを残さないとチームとしては迷走してしまいそうだけど、レナードを売って資産を手に入れないと未来はない。
プレーイン終了直後はそんな感想です。今年の5位指名権が手に入るかどうか次第ではありますが、激動のオフというか、早々に判断すべきオフになってきそうです。