さようならクリッパーズ

◎65試合出場のレナード

今シーズンのレナードは健康を保てており65試合も出場しました。これが何年振りかと思ったら意外にも2年前に68試合出ています。そして2年前のズバッツはメインセンターではあったけど、プレータイムは26.4分と限られており、レーティングも(主役3人に比べると)イマイチでした。
特に当時はポール・ジョージも元気だったし、単にウイングチームというだけでなく、リバウンドなどのデメリットも殆どなかったので、パウエル・ウエストブルック・コフィーなどと共に使い分けられていました。

それが昨シーズンはポール・ジョージがいなくなった上に、レナードが38試合しか出場せず。特に不在だった時期にパウエルのシューティングがさえわたり、ハーデン&ズバッツのチームへと変化しました。テレンス・マンが不要になって放出され、デリック・ジョーンズとクリス・ダンによるチェイスディフェンスが強調されることにもなりました。

誰もがオールラウンドに守るディフェンス
⇒強いリムプロテクターと広い範囲を守れるディフェンダー

これが昨シーズンに起きた変化でした。オフェンスでも似たような変化がありました。

どこからでも1on1で攻めることが可能なウイングチーム
⇒ハーデン&ズバッツのPnR&ムービングシューター

どっちが良いということではなく、ロスターが変わったことによる変化でしかありません。むしろ、戦力的に厳しかったはずの昨シーズンは予想外に戦術とロスターがハマって勝ちまくれたという印象です。そんな上手くいったチームに「レナードを加えれば・・・」という今シーズンでしたが、再び戦術を元に戻すというわけにはいかず、普通に機能不全となりました。

もしもレナードをデリック・ジョーンズの仕事に当てはめてディフェンスとシューティングやハードワークに割り振っていれば、もう少し機能したのかもしれません。でも、そういうわけにはいかないよね。オンボール担当が1枚増えたことで、想像以上の苦しさになったのでした。

あとさオフェンスはともかくディフェンスがね。これが戦術的問題かというと、それよりも昨シーズンの活躍でダンの集中力が低く見えたシーズン前半だったしな。コフィーもいなくなっていたからサンダースのハードワークに賭けるしかなかった。

そして12月末にズバッツが離脱するとストレッチビッグのブルックと、オールラウンドなコリンズになり、レナードがプレーするエリアが大きく空きました。ピストンズ戦での55点をはじめ、見違えるようなレナードに生まれ変わり、快進撃が始まったわけです。

皮肉なことにレナードが元気だったからこそ、直近3シーズンでブレブレなところが示されてしまいました。良い意味では「与えられたロスターで上手くチームを作る」わけですが、エースがいなくて負けたんじゃなくて、エースが戻ってきたから負けたってのがね。
その上で意外とストロングスタイルだったのもね。本来であれば去年のパターンとウイングチームのパターンと、2つを併用していれば・・・というのは理想論だよね。理想論だけど、優勝するためにはそれくらいの準備は必要だよね。せめて理想を追い求めての失敗だったら救われるんだけど。

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