さようならホーバス~偏りが強すぎた男~

◎3Pという偏り

ホーバスがHCになって最もよかったことは、従来の日本と違って「3Pを打ち切る」ようになったことでした。どんなにパスアウトしても打たないんだもん。辟易していたところにホーバスが3Pを積極的に打つように変更し、キックアウト3Pに関するストレスがなくなりました。

ホーバスがHCになって最も悪かったことは、「3P打っていればいい」になったことです。3Pを打つのが正義すぎてオフェンスは単調。さらに「どうやって3Pを打つのか」に乏しく、ロールマンプレーやオフボールスクリーンなどの組みあわせもありませんでした。プレーメイクの重要性が欠如したバスケが常識化されてしまっています。

なお、Bリーグは違うからホーバス戦術とチーム戦術の違いに困る選手も多かったでしょうね。凄まじく偏った戦術を導入したことは、アイコンのようにメディアを沸かせたけれど、現実はそんなに甘くないっていうのをBリーグ側が示していたというね。

3Pをしっかりと打ち切るようになったのはホーバスの成果でしたが、3P打っていればいいと勘違いする協会の問題もあって、気が付けばプレーメイクよりもシューティングの時代になっていきそうなんだもん。ここまでアイコン化されるHCも珍しいよね。

本質的に代表HCというのは、日本のトップ選手を集めて、その選手たちに適した戦術のバランスをとるべき存在です。東京オリンピックの時にアメリカは練習試合をこなしていく中で急転換したしね。でも、ホーバスは「自分がやりたいこと」が最優先なので、シューターばかりが代表に呼ばれ、そのシューターたちが鎬を削る親善試合を経て、富永を呼ぶのでわけがわかりませんでした。

異常に3Pに固執したホーバスと、それ以上に固執した前技術委員長。選手の特徴と連携を重視していたバスケからの急転換はメディア受けが良すぎたねぇ。そして異様にホームに強いというか、ホーム開催のオリンピックとワールドカップに巡り合うというのもね。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA