バックスとヤニスの25-26シーズン

◎ディフェンシブビッグ

チーム構築の失敗も響いているオフェンス面に対して、ディフェンス面は戦術的問題が大きくなります。ブーデンの残り香でしかプレーしていないような守備組織になっているし、そこに根本的な狙いがないから何をしたいのかわからなくなる。

バックスは1on1ディフェンスに問題を抱えているのはKPJとAJグリーンくらいで、トレントやハリスといったベテラン陣に、ロリンズが個人レベルでのディフェンスで奮闘しており、ウイングもクズマやコフィー、アンドレ・ジャクソンなどがいるので、複数の守り方が可能です。なにより

があります。ポーティスとシムズという控えも用意されているのだから、正直ディフェンスに関しては、いくらでもどうにでもやりようがあるはずです。これで守れていないのはコーチングスタッフの戦術構築に問題があるし、そもそも構築しているように見えません。好き勝手に守っているもん。

もちろん、戦術遂行能力には疑問のある選手がいるので、サンダーみたいな強固さは作れないでしょうが、タレントに問題があるオフェンスに比べたら、ディフェンスは遥かに整理しやすいはず。それが出来ていないのだから、さっさとHCは交代させるべきです。というか、ディフェンス構築しないと勝ち筋が何も見えてこない。

数字的に言えばターナーとヤニスが同時にコートにいれば、割と守れています。でも、「割と」じゃ困るんだよね。まずは自分たちはディフェンスで勝つんだという意識づけが必要に見えてきます。オフェンスよりもディフェンスに拘れとね。自分がHCになったら、とにかくディフェンスファイトを重視するだろうなと。

そしてバックスはペイント内については割と守れています。足りないのは3Pに対するアプローチと、ボールを奪い取りに行く積極性。

インサイドが強いのだから、もっと誘い込めればいいのに、3Pを打たれすぎています。ただ、別の問題としてファールが多くフリースローを与えすぎです。ペイントを守れているようでいて、ファールで誤魔化している面も強く、ここは気合だけじゃどうにもならない。

そしてターンオーバーを促すことも出来ていません。うーん、これだけ有能なビッグマンがいるのに、中を固めているような守り方なんだよな。外までついていけないブルックはいなくなったのに、何も変えていないかのようだ。グリフィンの改革を嫌がったヤニスによって、ブーデンがいないのにブーデン流をしているのが悪いぜ。

中を固めるディフェンスをしつつ、その先にあるアウトサイドへのチェイスとディフェンスローテーションのルールが明らかに足りないので、パッシングで剥がされてしまうのがバックスです。これらの問題は今に始まったことではなく、グリフィンをクビにしてからずっと続く問題でもあります。

そして問題を解決するために、運動量マックスで働きまくるアンドレ・ジャクソンで解決していたのが2年前でした。今も同じ問題が起きているけれど、アンドレ・ジャクソンは試合に出てきません。同じHCで同じ問題が起きていて、解決してくれた選手がベンチに座っているのは一体全体どういうことなのか。

おかしいな、おかしいぜ。そして問題を解決できるHCを連れてきて、多くの改善を取り込んだらヤニスがクレームするんだろうなぁ・・・って思うとムリな匂いもしてきます。

バックスが改善する道はありそうなのだけど、そのために必要な痛みを伴う改革はヤニスに嫌がられそう。改革を促していたグリフィンをクビにしたことが、ヤニスの意見を尊重する体制がつくられすぎたことが、現状を生み出した原因に見えてくるばかりです。果たしてバックスはヤニスと別れるのか、延命措置をするのか、それとも大きな改革を目指すのか。

やらなければいけないことは山積みに見えるけど、補強にしろ、再建にしろ「トレード」の一言で片づけられてしまうから有耶無耶になっている気もするのでした。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA