20171022 ラプターズ vs シクサーズ

出来るだけ1回は全チーム観ようと思っているのですが、早くも2回目のチームが出てきました。相当計画的に観ないと無理ですが、そこまではしません。
観たかったのはラプターズ。初戦はブルズ相手だったので勝利自体には驚きませんが、その中身が凄かった。
ラウリー 12点 9アシスト
デローザン 11点 5アシスト
エース2人で僅に23点。こんなに得点しなくて勝った試合あるのかと昨季を探すとどっちかは得点している感じでした。
ただ、ラウリー欠場でデローザンのみ。でも10点少し、みたいな時に勝つことはありました。なくはない、という事でしょうか。
しかも2人でアテンプト16本のみ。昨季は平均36.2本なので半分以下です。全員でバランス良く打つようになりました。
バランチューナスは17本と多かったけど、それはオフェンスリバウンドを8本もとったからです。
そしてアシストは26。昨季はリーグ最下位のアシスト数だったのですが、26はリーグ2位相当の数字です。
これらはたまたまだったのか、狙っているのか?この日の相手はシクサーズ。ディフェンスが厳しいわけではないので、目の前の得点に拘らずやりたい事を優先してやりそうです。



シクサーズは開幕2連敗。
ウィザーズ、セルティックス、ラプターズとイースト上位と続きます。この後4試合中ロケッツ戦が2つあるという厳しい日程。
しばらくは修行期間です。



エンビートのいないシモンズ
エンビートはお休み。初戦で感じたのはいない方が適切なフロアバランスがとれます。自由なスペースを謳歌するシモンズ。フルスピードじゃないけど常にパスを意識させるので抜ける感じは昨日のロンゾに似ています。あれはディフェンスも酷かったけど。
プレシーズンでは入らなかったショートレンジが面白いように決まるシモンズ。決まるのが普通だけど。慣れてきたのとラプターズのサイズ不足かな。



交代の早いシクサーズはフルツが出てくるとPG役を交代します。試したいのだろうね。
動きは悪くないフルツだけど、ドライブしての決定力が高いかというとまだまだ。
アーヴィングなんてそのシュートスキルの高さで圧倒しているわけで、「ドライブしても決まらない選手なんて怖くないよね。」とばかりに中途半端に守るラプターズにハマってしまったフルツ。
自分で打つときはファールをもらうのも含めて確率が低かったわけではないけど、パスを選択した時にアシストにはならないパスになってしまいました。ラプターズはパスの選択をさせるくらいに守ってキックアウトを警戒します。
1回だけシモンズが綺麗に合わせたけど、フルツの時間は展開に乏しくシモンズも出てるだけになりました。



エンビートが出てるとボールラインが高くなってシューター陣が活きない事でしたが、それはシモンズとフルツがいない時間も同じでした。フルツは良くはないけどドライブでディフェンスを動かしているので。
点を取る意識が高くなったシモンズとシューター陣の相性は良いのですが、足が止まります。
どっちもどっちですが、3試合目にして戦術シモンズ感が増してきました。フルツとシモンズ両方をベンチに置くのはやめた方が良いです。
そんな時間にオフェンスは停滞していました。
なお、シモンズは点はとるけど、イージーなキャッチミスもしていたので多分お疲れです。



ボールを回すよラプターズ
本当にどうしたのか?というくらいボールを回すラプターズ。動いてスペーシングもされるので序盤はバランチューナスが活きる展開に。
ボールを動かしてスキがあれば打っていこうぜ!なのだが、打ちすぎるイバカ。サンダー時代から1Qだけは超積極的だったりします。
回すのの難しい所は打ち所に迷ったり、イバカみたいにやり過ぎが出るところ。そんな傾向が現れ始めるとデローザンが積極的に行くようになる。高確率で沈めるデローザン。
面白かったのはこの時ラウリーはベンチでデローザンPG。スクリーンを使って自分で決めちゃったけど、前のようにガンガン行くのではなく、ハーフスピードで周囲をみながら動いていた。
要は余裕をみせながらも、新しいスタイルの派生バージョンで楽に得点していったラプターズ。シクサーズのディフェンスはサンズやレイカーズほど酷くはないけど、リムプロテクト出来ないのでデローザンは楽そうでした。
そんなわけで点差以上に楽な感じに13点リードして前半を終えたラプターズでした。



どっちが修行中なのか
3Qになるとラプターズが一気にラッシュして102点まで積み上げて試合は終わりました。デローザンがドライブ出来るのに3P打ったり、軽くケガしたバランチューナスの代役ノゲイラやポエルテ(読み方難しい)を積極的に使うなど、実験も兼ねながらのラッシュでした。
◯アシスト
チーム 23
デローザン 3
ラウリー 5
◯3P
チーム 13/44 29.5%
イバカ 5/9 55.6%
ラウリー 4/10 40.0%
ボールを回してた割にはアシストは伸びませんでした。3Pアテンプトが偏っているように、シューターが限られていたからです。何故かイバカがシューターになっています。ラウリーは誰にパスすれば良いのか?
そして結局はドライブが効率良かったよ。
この辺は修行中なわけです。ブルズ、シクサーズと程よいディフェンスはやりたい事を試す機会になりました。次はスパーズ、ウォーリアーズです。そんな強豪に勝つためのスタイルチェンジなので、ある意味本番です。
ぶち当たって反省して調整するには良い試合順でしょう。
ラプターズの方が実入りのあった試合でした。
◯ノゲイラ
16分 10点 9リバウンド
もっと使えよ!って感じですがオフェンスでボール回すようになったから厳しいのかな。



欲張りすぎなシクサーズ
3試合目で最悪の出来になったシクサーズ。エンビートがいないからと勘違いしそうな内容でもありました。
エンビートの不在はディフェンス面では響いています。でもオフェンスは単にブラウンHCが欲張りすぎただけ。
◯シモンズ
18点 8アシスト 10リバウンド
この試合のシモンズなら30点でトリプルダブルも出来たでしょう。しかしフルツにプレーメイクさせたり、2人ともベンチに置いたり、シューター減らしたりと試し過ぎな印象。
そこまで個人が守れないわけでもないのにディフェンスが崩壊したのはメンバー構成が安定しなかった事も関係してそう。振り回したラプターズだけど、それにしても振り回され過ぎです。
◯オカフォー
22分 10点 FG57.1%
9リバウンド
ファールトラブルもあったけど、使わない理由はよくわからない。滑らかなポストムーブとシュート力は見せています。ディフェンスは本人の力不足とチームの約束不足。



シクサーズは起用法がチグハグ。集めたメンバー構成は悪くないと思うけど、ポジションレスなのか、固定スペーシングなのか。
そんななので3試合目で早くもシモンズ頼みになっていて、足が止まるのでシモンズがドライブしないと何も始まりません。レブロンシステムより酷いよ。
シモンズメインでベンチからフルツに代役させるか、ダブルPGでベンチはTJマッカナムによる人とボールが動くシステムにするか。ある程度方向性決めないとプレーオフは遠い。



ここまでのところ、フルツを指名した理由が謎です。「フルツがダメだった」なら仕方ないけど、シモンズにあのプレーさせるならテイタムかジョシュ・ジャクソンで良かったよね。そんな事を1年間言い続けそうな雰囲気。
シモンズ、フルツ、マッカナムと3Pないガードだらけ。どこのデローザンだよ。

20171020 サンズvsレイカーズ

あまり興味はなかったけれど、同じ時間にやっている試合がなかったのと、両方弱いから違う姿がみれそうだったので。両チームとももう観ないかもしれないし。
でも退屈で1Qの終わりから3Q終盤まで寝てました。中抜けの適当な感想です。



スタイルが噛み合い過ぎる両チーム
「ショータイムしたいから早い展開するよ」のレイカーズに「先ずは個人が頑張って成長しようぜ」のサンズは噛み合い過ぎました。
オープンコートでコーナーまでワイドに使いシュートチャンスがあればガンガン打っていく。ストリートの草バスケ見せられている気分で飽きました。
そんな試合はスタッツが高くなるわけなので、他の試合と同じ基準ではみれません。同じような試合でも開幕のウォーリアーズvsロケッツとは雲泥の差があります。



◯ロンゾ・ボール
29点 9アシスト 11リバウンド
もう少しでトリプルダブル。相手が相手だから大した事ないと書こうと思いましたが、レブロン以来の若さで達成した記録だとか。
まぁ流石にここまでの数字を残すのは簡単ではないので、よく考えたら凄いなと思いました。
かなりブロックされてたし、アレックス・レンやベンダーなどのビッグマンを抜けない場面もあったのですが、1人かわすとフィニッシュまでいけました。さらにアシストも素晴らしいパスというわけではなく、周囲が簡単に決めてくれました。
◯FG
レイカーズ 51.1%(40.7%)
サンズ 48.9%(31.5%)
()内はどちらも一蹴された開幕戦の数字です。要はこの試合はどちらもディフェンスしていませんでした。チームで守る意識も希薄なら個人も大して守れない。
ロンゾが良かった以上にサンズが酷い。
ただ29点という数字は評価出来ます。パスが持ち味のロンゾですが、殆どはゲームメイクというより球離れを早くしているだけで、その後の展開に繋がりませんでした。
しかし起きた時からは積極的に自分で仕掛ける事で得点を生み出していました。ヘルプがくればパスしたはずですが、ヘルプが来ないんだもん。



そんな状態なのでロンゾよりもイキイキと仕掛けていたイングラム。明らかに自分よりも弱い相手さ!
◯イングラム
25点 FG64.3%
ロンゾよりも遥かに信用出来ないスタッツです。
レイカーズの問題はこのバスケが実際にやりたいバスケだという事。ある意味理想形がこの試合です。それには相手がサンズでなくても同じだけ高い確率で決めなければいけません。ロンゾとイングラムが相手に寄らずこのスタッツを残せるまで成長待ちです。



やりたい事ではないサンズ
一方でサンズは違います。ブッカーしか中心になりそうな選手がいないので,個人のレベルアップのためにやっています。
◯ブレッドソー
28点 FG55.6% 2アシスト
しかし、問題はPGがブレッドソーだという事。アシスト数が示すように基本的に自分がアタックするPGです。
サンズは高い指名順位でビッグマンを指名しては外していますが、ワイドに広がってオープンコートで攻めるので、ボールハンドラーしか育たないのは当然です。
ブレッドソーにピックに行っても、全速力でリングにアタックして困ったらパスなので、スクリナーもタイミングバラバラ。レンやベンダーに可能性があるとか以前に、合わせようがないから困ります。ユーロでのベンダーはもっと輝いていたよ。



◯TJウォーレン
24点 FG50%
8リバウンド 4アシスト
そんな中でも頑張っていたのはTJウォーレン。この数字だけど、まともにパス貰わずに合わせと自分のリバウンドだけで稼いだので大したものです。同点になるフリースローを外してトリプルダブルを阻止しました。笑えない。
◯デバン・ブッカー
25点 47.4%
8アシスト 11リバウンド
6ターンオーバー
そしてエース(のはず)のブッカーも仕事します。こちらももう少しでトリプルダブル。
でも6ターンオーバーはマズイ。
何がマズイって本来はシュータータイプのブッカーだから、キャッチ&シュートのシチュエーションを増やせば、そもそもターンオーバーしないはず。PGが突っ込むだけだから、プレーメーカーをやらされています。
そんな感じで今季も負ける気満々のサンズ。問題は育てたいならブレッドソーはマズいという事。でも弱いチームは同じく要らないし、強いチームはブレッドソーレベルに高額サラリーは払いたくない。だからトレード出来ない。



誰だ?お前は?
PGの控えで出てきたマイク・ジェームス。ドラフト外のGリーグ育ちの苦労人。
彼が出てくると状況は一変しました。スクリーンを使いビッグマンへのパスを匂わせながら、ディフェンスの状況に合わせてシュートを決めました。1アシストしかなかったけど、それはヘルプが来ないから自分で打った結果です。
こっちのPGの方が遥かに良いです。ピック&ロールのトレーニングにもなれば、ウイングのオフボールムーブに合わせるパスもします。
しかもディフェンスはブレッドソーより良かったし。



サンズはブッカーにオフボールムーブさせて、そこに合わせる形とピックからレンやベンダーを活用する形をメインに据えていかないと、何の価値もないシーズンになりそうです。TJウォーレンとジョシュ・ジャクソンはウイングで働いてくれそうなので、そろそろちゃんとやりましょう。
それでも勝てないだろうから上位指名権は得られるよ。



レイカーズに戻るとそんなサンズの攻撃を止められないのだから厳しい。しかもレイカーズの場合はロペス、ナンス、ランドル、ボーガットとインサイドはそれなりに人がいるので、どうやって守るか次第で機能するはず。
ブレッドソーにあまりにも簡単に抜かれすぎ。
なお、ウォーリアーズのディフェンスはスティーブ・カーではなく前任のマーク・ジャクソンに鍛えられたものだから、ウォルトンが理解しているかは怪しいよ。



この形で育てたいけど育つのか不安なレイカーズ。
この形では育つわけないよのサンズ。
レイカーズの方が遥かにマシに映った試合でした。
観客は半分くらいレイカーズファンなんじゃないかと思った。



ウォーリアーズvsペリカンズ
一瞬だけ見た時にカズンズがボールを運びデイビスにフィニッシュさせるというとんでもない速攻をしていた。そのあとカズンズが自分で打ちにいきブロックされた速攻もあった。
あんなの続けられたら止められないわ。
その時点では大量リードしていたけど、多分、続くわけないから負けた。

20171020 ペイサーズvsブレイザーズ

面白そうな対戦が目白押しだったけど、迷わず選んだカード。サンズをズタボロにしたブレイザーズとネッツとのハイスコアリングゲームを制してきたペイサーズ。
ペイサーズはスターはいないけど、全員が打てて、ドライブして、パスをするオールラウンダーな選手を10人揃えた様なチーム。
機会均等のチームオフェンス徹底を常にやり続けるチームがブレイザーズのような強いチームにどこまで通じるのか試されます。



観たかったこと
始まって7/8なんてふざけた確率のペイサーズ。パスとスクリーンを効果的に使い全て崩して決めています。それでも点差は互角だったのは新たなブレイザーズがディフェンスをする事。かなり手が出てくるので、1Qだけで4つのスティール。
どちらも期待していた新スタイルをみせてくれたスタートでした。
これはどちらにもストレスな展開でもあって、ペイサーズからすると超高確率なのにリード出来ないし、ブレイザーズからするとディフェンス効いているのに決められる。
そんな展開はやはり超高確率は続かないという事でブレイザーズリードで1Qを終えます。



ルーキーマッチアップ
困ったペイサーズなのだけど、救ったのはルーキーのTJリーフ。この試合のマッチアップは同じくルーキーのスワニゲン。ドライブに3Pにと気持ちよく決めていきます。
やっぱり何か違うのかルーキー相手なら楽勝とばかりに圧倒するので、スワニゲンは後半は外され、同じくルーキーのコリンズがマッチアップしますが、こちらもドライブに3Pにと完敗してました。
ドラフトはもっと良い選手いたのでは?とも思うけど、このペイサーズバスケにはフィットしている選手です。
欠点はディフェンス。非常に可哀想なのだが、今のNBAは1人でインサイド出来ないPFはガード相手でもついていけるくらいのフットワークを要求されます。
CJマカラムに振り回されてたけど、ある程度はついていけないと厳しいです。



この問題への対応のためにダイエットしたブレイザーズのヌルキッチ。動きの良さは随所に出ていて素晴らしいのだけど、完全にインサイドで押し負けてシュートが入りません。
◯ヌルキッチ
11点 FG30.8%
2リバウンド 6ターンオーバー
スタッツだけみたらお荷物センターなのだけど、動きの質で中心的な役割を果たしているんだよね。
シャープな動きでプレーは良くなっているので、自分の体格に慣れるかどうかです。これが改善しないとトップセンターのチームには勝てません。
今のところはサボニスに負けるレベル。



ペイサーズを支えていたもの
ペイサーズのオフェンスはベーシックなツーメンゲームとオフボールムーブで成り立ちます。大切な事はエクストラパスが出る事。崩しても厳しい体勢でのシュートが決まるわけではないので、タイミングよくポップした味方へのパスが重要になります。ヘルプがくればさらにエクストラ。
これが意外にも上手いのはランス・スティーブンソン。ペイサーズ慣れしていてタイミングが合っているとも言えます。
ベンチメンバーで43点とったように、スターターと変わらないベンチは大きな強みなのですが、一般的なローテーションでしか使われませんでした。もっと工夫して常にフレッシュな選手を使いたいところです。



走りたいけど、走るシステムはないよ
開幕のネッツ戦ではお互いの希望もあり早い展開で140点を奪ったペイサーズ。
オラディポとスティーブンソンは速攻のミドルラインを駆け抜けるのが上手いです。「ウエストブルックからパスがこなかったから活躍出来なかった」というより得意なプレーが被っていたのね。
層は厚いし、全員が走れて、外からも狙えるので走りたいのだけど、ブレイザーズのリバウンドはしつこいので、なかなかリバウンドからの速攻を作れません。
得意なプレー、狙いたい戦術として速攻はあるけど、それを誘発する仕組みは欠けていました。



そんなわけで惜しいペイサーズ。個の強さに欠けるので、終盤の接戦になると力負けします。そのため厚い戦力を活かしてフレッシュな選手をどんどん投入していきリードした状態で終盤を迎えたいです。
まだ2試合目なので、この先にどんな調整をしてくるでしょうか。



ディフェンスのブレイザーズ
ゲーム開始から激しいマークをみせたブレイザーズですが、そこから少しプレッシャーをかけるのをやめました。ペイサーズに崩されていた事もあり、外までチェイスするよりもドライブを防ぐ事を優先した感じです。
昨季後半から1Qに頑張る傾向があったのでスタミナ的な問題なのか、狙ったのかはわかりません。1Qだけで4つあったスティールは2Q以降は2つしか記録しませんでした。
◯ペイサーズのFG%
1Q 52.8%
トータル 44.9%
その代わりシュートに繋がるパスを防ぐようになり、難しいシュートを選択させることでFG%を下げることに成功しました。エクストラパスはさせないよ。
◯ペイサーズの3P 22.2%
ペイサーズとしては強みにしたい部分で、ブレイザーズとしては昨季後半から強みにしていた3Pへのディフェンス。
インサイドへの信頼があるので、プレッシャーはかけないけど、引き過ぎないディフェンスが効いていました。フリーでは打たせない形。ストレッチ4は空くかもしれない。



個の力とはなんなのか?
そんなわけで基本的にはペイサーズの強みを出させなかったブレイザーズディフェンスという内容でした。
ターナーがいなかったし、連携も微妙だったし、10人ローテの強みも活かせてないのでペイサーズには改善の余地が沢山あります。まだシーズンも2試合目なので、これからに期待したいところです。
個の力なんてなくても勝ってやるぜ!
そんなペイサーズスタイルは全員が機能する必要があるので、完成すれば強いけど、そう簡単に形になりません。しばらく時間をおいてから観たいと思います。



ブレイザーズはチームで崩します。しかし、そこには個の力が集まっています。
◯CJマカラム
28点 FG66.7%
非常に難しいジャンプシュートを高確率で決めるマカラム。例えば右45°から大きくスイングして左45°まで動き、そこにリラードからロブの裏パスが出ます。ボールを持ったマカラムはリングにドライブしペイント外から跳んでフローターを決めます。
長い距離を速く動きながら難しいフローターをいとも簡単に決めてしまいます。
このプレーでマカラムはコートを横断しているのにブレイザーズは誰も邪魔していません。タイミングを合わせて邪魔にならないように動きます。(実際にはオフスクリーンやリラードへのピックなどをしてます)
まぁ極論言えばマカラムの個人技に任せて他の選手は邪魔しないというデザインなわけでペイサーズにはマネ出来ません。
邪魔さえしなければ良いので、新加入でも合わせやすいです。もちろん強豪になるためには、それだけじゃダメですが。



そんな強豪を目指しているブレイザーズなので、サポートキャストもしっかり働きます。クラブを放出しましたが、エバン・ターナーを6thマンにして攻撃力をキープしました。
エネルギーに満ち溢れたフォワード陣と、爆発力あるガード陣。あとはヌルキッチがしっかりとフィニッシュ出来れば、勝率を上げられるはずです。
◯リバウンド
ブレイザーズ 51
ペイサーズ 39
アミヌ 16
エド・デイビス 9
役割分担も分かりやすく、とてもバランスの良いブレイザーズでした。



ウィザーズvsピストンズ
最後ちょっとだけ観た。
◯FG
ウィザーズ 53.3%
ピストンズ 49.4%
◯レーティング
ウィザーズ 114.5
ピストンズ 105.9
またも統計泣かせのレーティング。
オフェンスのウィザーズに対してオフェンス面で踏ん張って健闘したピストンズ。ドラモンドがオフェンスリバウンド6もとってるし。
しかし、最後はまたもポーターがピストンズの速攻を1人で止めたり、ウォールがヘルプで跳んできてブロックしたりとディフェンスで勝負を決めていました。
高いオフェンスレーティングで上回る基本ラインはそのままに、接戦でのディフェンス力で勝ち切る試合を続けています。ブルックス体制2年目で進化しています。
まぁディフェンス良い割に失点は多過ぎるのですが・・・

20171019 ウィザーズ vs シクサーズ

開幕2日目は2試合です。試合数も多く開幕戦ほどゆっくり観てないので、それぞれ簡単に。
ウィザーズvsシクサーズ
両チームがらしいプレーを繰り広げてスタートした試合だけど、オフェンスのウィザーズがディフェンスの集中力をみせていました。
◯スティール
ウィザーズ 8
シクサーズ 6
◯ブロック
ウィザーズ 10
シクサーズ 6
ブロックが示すようにインサイドへの収縮の速さはこれまでになかったものでした。



シクサーズが上回れるのはベンチ力なのだけど、出てくるの早いからウィザーズのスターターにボコられてたな。でもウィザーズがベンチになるとシクサーズのスターターが出てきて追いつくという展開。
フルツが初めてのフリースローの時震えてました。2本とも外したし。



◯オフェンスレーティング
チーム 106.1
エンビート 102.0
シクサーズはエンビートがいない方が良い感じ。このチームは3P打ちたがりが多いけど、エンビートがいるとボールラインが高くなり過ぎて良いシュートセレクトになりません。
シモンズの広い視野もコートのど真ん中にエンビートがいてパスコースがありませんでした。。アミール・ジョンソンの時間の方がスペーシングに優れ、フルツが良いカットプレーやドライブをしました。
もちろんエンビートの方が決定力あるし、何よりリムプロテクターとして機能しています。もっとリングに近い位置でプレーさせるべきです。
◯ペイント内得点
シモンズ 14
フルツ 10
エンビート 6
パッシングし過ぎていたプレシーズンを経て、シモンズがより得点を意識していたのが良い傾向でした。フルツも積極的にリングに飛び込むことでリズムを作り始めています。結局、シューターを揃えたところで収縮させなきゃ非効率です。
器用なビッグマンが多い反面、ビッグマンがインサイドを攻められません。ここがシクサーズの課題です。まぁエンビートもサリッチも3Pも全部外しましたが。



ウィザーズはよくわかりません。
◯ウィザーズのFG
FG 43.3%
3P 27.3%
ウォール 35.7%
ビール 35.3%
ウォールに至ってはペイント外は1/12と散々でした。得意の速攻もブロックされるなど、速攻は19ー4と圧倒されました。
1Qは明らかに良かったけど、ジェイソン・スミスがいなくなるとスクリナー不足なのか自慢のシューター陣がフリーになれませんでした。
ゲーム全体をみると良い時間と悪い時間がハッキリしていて何だか不安定でした。しかし4Qのウォールによるプレーメイクは流石の一言で、終わってみればレーティング110の120点ゲームなので自分達の試合に持ち込んだわけです。
酷いFG%でもレーティング110にしたのは16本のオフェンスリバウンドと38本のフリースローでした。シュートは不調でも崩しているから大丈夫!サンダーみたいな戦い方です。
昨季の自信が「最後はオフェンスで勝てるぜ!」という空気を醸し出してました。それでいてラスト数プレーはディフェンスでも止めたので、小さいようで大きな差をシクサーズに、そしてシモンズに見せつけたような試合でした。



◯3P
コビントン 7/11
JJレディック 4/8
ベイレス 3/7
総じて好調だったシクサーズのアウトサイド。アシスト25とボールを回した結果なので、コビントンは出来過ぎにしても、それなりに継続されそうです。
問題なのは3人ともスターター。誰かをベンチに回して得点力確保した方が良いです。ローテーションのバランスが悪過ぎました。
プレシーズンみてても思ったけど、エンビートが外に出過ぎ問題も含めて、サリッチ要らなくない?



シクサーズが検討した試合ではありますが、ウィザーズが不調の試合でもあります。シューターチームのウィザーズはシクサーズの高さに苦労した面もあります。
シモンズがPGしているようにサイズで有利なシクサーズはディフェンス強化した方が勝率上がりそうです。エンビートをオフェンスよりもディフェンスの視点で活用したいところです。



ホーム開幕戦なのに空席あるし、シクサーズファン多いし。勝っているチームなのにウィザーズはこっちの方が問題かも。

20171019 スパーズ vs ティンバーウルブズ

ウルブズ vs スパーズ
展開の早さが注目された両チームはちゃんとコントロールしたゲームになりました。ウルブズのプレシーズンは何だったんだ?



◯オルドリッジ
25点 10リバウンド 4アシスト
スパーズはオルドリッジをダンカンにしようとして失敗だったと反省し、オルドリッジのプレーをさせる事にしたそうです。ダンカンシステムは変わらないけど、迷いなく打っているオルドリッジ。やる事は同じだけどニュアンスが違います。
◯カイル・アンダーソン
12点 9リバウンド
◯ルディ・ゲイ
14点 5リバウンド
レナードはいないけど、代役のアンダーソン、新加入のルディ・ゲイは攻守に効いてました。特にゲイはレナードが戻ってきたら強力なウイングコンビになりそうです。
展開を早くすることもなく、いつも通りコントロールされたオフェンスはレナードがいないので爆発力には欠けますが堅実でした。
◯試合のペース
マレー 95.4
ミルズ 97.9
特にマレーはFG7/8とパーカーが戻ってもスターターで使われるかもしれません。自分で頑張るタイプではないので、無理のないプレーは両ウイングとの相性は良いはずです。
さすがにレナード不在でベンチまでは人材が回らなかった感はありました。ウルブズなら大丈夫だけど、もう1レベル上のチームだと危ないかもしれません。月末から層の厚さで勝負するペイサーズ、セルティックス、ウォーリアーズと続く3試合あたりが見所です。



スパーズと比べるとウルブズの未熟さは際立ちます。早い展開をしなかった事は評価出来ますが、その名残が悪い意味で残っていました。
◯前半のFG
ギブソン 3/9
ジェン 1/5
前半に最も多く打ったのがギブソンで、ジェンは8分出場でこれだけ打ち、そして外しました。しかもリングから離れた位置のシュートが多くを占めます。早い展開でエクストラパスの結果ならともかく、あっさりと打たせ過ぎだし、そんなポジショニングをさせ過ぎです。
実際に4Qになるとインサイドをタウンズのみにしました。誰でもどこからでも狙えるユニットです。全員均等オフェンスしたいならば獲得する選手を間違えました。



◯ティーグ
11点 FG50%
6アシスト 1ターンオーバー
ティーグはスタッツ的には悪くないのですが、誰にどうプレーさせるのかという点で間違えていました。オープンサイドに展開させなかったため3Qだけでチームは6ターンオーバーしました。そして4Qは全てタイアス・ジョーンズがプレーしました。
ジョーンズは良かったわけではありませんが、タウンズを活用する意識が高くチームは効率的でした。タウンズとジョーンズが絡むオフェンスが最もチームとしてのバランスが良かったです。まぁそれもジャマール・クロフォードに妨害されましたが。
ところが勝負のかかった4Q終盤になるとジョーンズも失速します。理由は簡単でクロフォードと共に15分以上出ずっぱりで疲れてました。最後に使いたいならば途中でティーグを挟めば良かった話です。
そんなわけで、PFの役割、オフェンスの方向性、選手起用と迷走しまくっているウルブズでした。



それでも接戦に持ち込めたのは、タウンズ&ウィギンズの力でした。
◯タウンズ
18点 FG53.3%
13リバウンド
スターターで唯一得失点0です。チームとして最も機能していたのは、タウンズ+ベンチ4人の時間です。センターラインのタウンズを活かす意識が強くコートをワイドに使えていました。
◯ウィギンズ
26点 FG64.3%
3P 4/6
個人ではウィギンズが上回りました。ボールが回ってくる事は少なかったのですが、スペーシングしながら3Pを決め、オフボールで裏に走りこむなど、クレイ・トンプソンのような得点。そんなプレーヤーじゃなかっただろ!



ウルブズの問題点はオンボールサイドでの停滞です。ギブソンとジェンのシュートが多かった理由もこれが原因です。しかもそれを引き起こしたのが、ティーグ、バトラー、クロフォードのベテラン陣だから厄介です。連携の問題ならば時間が解決しますが、これはプレーモデルとして示されていない事になります。
一方でウィギンズ&タウンズはスペースを使ったオフェンスが出来ています。ボールサイドに寄り過ぎることなく、多様な選択肢を保ってプレーしていました。ルビオの名残かもしれません。
懸念されていた若手酷使はしなかったものの、オフェンスの構成、選手起用と迷走しているように映りました。
ディフェンスはゲーム開始直後は酷かった、かなり酷かったですが、次第に改善していったので、こちらは時間と共に向上しそうです。



いつも通りでありつつニュアンスを変えてきたスパーズ。プレシーズンとは違う印象のウルブズ。それは当然、準備に大きな差があるのでスパーズが勝ったわけです。
ウルブズの早い展開を否定していますが、選手を酷使しないなら話は別です。あそこまで選手を活かせないならどちらでも良い気もします。
シューター不足を全員が打てることで解決しようとしたウルブズですが、結局はバトラーとクロフォードがボールに寄ってしまい、ドライブばかりになるのでシューターが欲しくなりました。ティーグにはその役割も期待されたはずがドライブ選択が多かったです。
これが異様に外まで追いかけてくるスパーズだから起きた現象なのかは経過観察しましょう。
◯3P
スパーズ 38.1% 8/21
ウルブズ 42.1% 8/19
バトラーとウィギンズが決めてくれたので助かりましたが、インサイドドライブしたいチームにしてはアテンプトが少なく、ディフェンスの収縮を許しました。
スパーズはこれが普通。
◯ブロック
スパーズ 11
ウルブズ 4
ディレクションされてシュートは読まれてブロックされました。スパーズの得意技なので他のチーム相手ならここまでにはならないでしょう。全くアウトサイドにキックアウトしないからスパーズは楽そうでした。



注目されているウルブズの開幕戦は選手にもHCにも課題を突きつけてきました。このままガタガタ崩れるのが、これまでのウルブズだったわけで、いきなりメンタル面の変化を問われる事になりそうです。
スパーズはミルズのハイペースは避けたようなので、時代に乗るのは辞めたのかもしれません。ベンチの人数不足だから走りたくないでしょう。



観ようか迷って辞めたのはブレイザーズvsサンズ。かなり凄い試合だったようで・・・
プレシーズン好調だったブレイザーズと当たったのも運が悪かったなぁ。

NBA開幕戦 キャブスvsセルティックス

因縁渦巻くキャブスvsセルティックスの開幕戦。そんな高揚感とは裏腹に両チーム共新加入が多過ぎて酷い試合になることが予想されていましたが、それは違う意味で現実に。
ヘイワードの事故により異様な雰囲気になってしまったので、あまり正当な評価はできない気がします。セルティックスが悪かった部分は個々人のメンタルの面も大きいので。
ケガに繋がったアリウープも含めてアーヴィングの判断は悪かったです。それはスマートが出てくると違いがハッキリしました。
スマートはディフェンスはもちろん、PGとして良い判断をしていましたが、シュート力でアーヴィングと差がありすぎます。
そしてジェイレン・ブラウンはレブロンですらファールでしか止められないなと、セルティックスで最も優れたプレーをしそうなのですが、3Pが入らなすぎ。入らないからフリーにされてた面も。
ちなみにここまで書いているのは2Qのタイムアウト中です。それで十分というくらいのセルティックスでした。
そんなわけでセルティックスの評価は先延ばしにしましょう。まぁ借りてきたネコみたいな選手が割といましたよと。



これってキャブスか?
ローズ&ウェイドのリーグで最もサラリーが安いかもしれないガードコンビは共に良かったです。特にローズは昨季のアーヴィングよりも遥かに効率的なプレーをしていました。
ボールが停滞しないので、周囲もやり易そうでした。何故かレブロンも停滞させないし。
ただし、ローズもまたシュート力でアーヴィングには遠く及びません。そしてティロン・ルーの謎はレブロンシステムのシューターで勝ってきたチームからシューターを全員取り除いた事です。
◯3P
前半 2/8
後半 3/14
昨季はアテンプト33.9本、38.4%で共にリーグ2位だったのが極端に減りました。
センターになったラブはインサイドにポジションとるわけで、ローズに決めろは無茶な話。ウェイドとクワウダーは打てるけどシュートをファーストチョイスにはしない。レブロンシステムは消えて無くなりました。
個人としては悪くないけど、チームとしてそのユニットはどうなの?って感じです。JRスミスがベンチから出てくるとスペーシングしてくれるので、チームとしては明確に良くなりました。
ラブをセンターに置くスモールラインナップを採用するならクラウダーかグリーンは使いたい。そしてシューターは1人は入れたい。
だからウェイドは諦めるべきだと思います。
まぁシーズンは始まったばかり。



走るキャブス
ローズ&ウェイドコンビの良かったのは、トランジションで走る事。クラウダーは当たり前のように走ります。
アーヴィング、JRスミス、レブロンと誰も走らないチームだったのに。つられてレブロンも走る場面があったのは面白かったです。
ただし、これも偶然かもしれないし、セルティックスはハリーバックするので結果には繋がっていません。経過観察。
ハーフコートでもレブロンからゴール下のクラウダーへ、続いてウェイドへのナイスパスが出ましたが、ナイスパスよりもそこに走りこむ選手がいるのは昨季とは大違いです。
◯オフェンス平均移動速度
16ー17シーズン 4.25(30位)
トラッキングデータは後日出るので確認してみましょう。後半に得点差詰められているけど、多分走ってないよ。



接戦になったのは何故か?
セルティックスからすると全くダメなのは変わりませんが、それをスマート&ブラウンがなんとかした形です。
シュート精度に問題があった2人だけど、正しくプレーし続ければ何とかなるというお手本のような展開でした。
◯ブラウン
25点 FG47.8%
スマートはキャブスの弱いところをついていましたが、レブロンと攻守に勝負出来たブラウンは特に良かったです。まぁレブロン自身もコンディション整え中ですが。



キャブスからすると後半になると新加入組と在籍組との温度差で急激に非効率になりました。酷かったシーンだと、ウェイドがドライブしたらトンプソン、JRスミス、シャンパートがインサイド詰めして動かないからパスの出しどころも失いました。
動きのあるプレーは合わなくなるとどうしようもありません。レブロンシステムに戻せば良かったけど、その選択もしないという中途半端さはティロン・ルーらしい。



◯FG%
キャブス 45.8%
セルティ 41.4%
アーヴィングのシュートセレクトは酷かったけど無理やり決めてしまったな。それがローズとの差でもあるわけです。どっちもどっち。
異様な試合を見事に修正してきたのはキャブスが悪いだけなのか、スティーブンスの力なのか。少なくともあんなシュート打たせるようなHCではないと思うんだよね。
ディフェンスの修正は見事でした。最後のレブロンにスマートではなくブラウンに担当させたのは成長しろって事なのかな。



キャブスはレブロンからの脱却が見えてきた開幕戦でした。一方でコーバー使っていれば、もっと楽な展開だったはずなので選手起用の怪しさは継続です。FG41%のチームに苦戦しちゃダメよ。
もう少しでトリプルダブルだったレブロンだけど、目立っていた後半の方がチームはダメだったのは、まぁそういう事でしょう。
最後にラブが3P決めたけど、シューターいないとやり辛いだろうな。
セルティックスはこんな試合のこんな展開でもちゃんとやれた事は収穫。でも練り直す内容が多すぎで。ブラウンとテイタムが相当頑張らないと。
レブロンとウェイドの連続ブロック凄かったな。あれが勝負を決めたプレーでした。

NBA開幕戦2 ウォーリアーズvsロケッツ

チームの骨格が変わっていない両チームの対戦。こちらは予想通り派手な第1Qでした。
得点 35ー34
FG 58%ー50%
アシスト 11ー5
アシストの差で優勢なのはウォーリアーズです。それはベンチメンバーを長時間使う事に繋がりました。トンプソンの爆発の後はニック・ヤングの爆発。懸念事項だったベンチのシューターが活躍した事は大きいです。
デュラント酷かったな。
ロケッツの反撃の時間は食事していて見逃しました。リーグパスって追っかけ再生出来ないのか!



新しい要素
そんなロケッツは1Qから早速ノーインサイドを試していました。ウイングを強化したから出来るラインナップです。
CP3、ハーデン、ゴードン、タッカー、バーアムーテ
試すにはウォーリアーズはうってつけの相手だし。
シューター陣の爆発で度々離されるロケッツだけど、タイムアウトはとらないし、メンバーもそのままにしたり。「10点なんて大したビハインドじゃないぜ!」というロケッツクオリティと、開幕だからローテーション試している感じです。
やっぱりCP3が合いません。合ってないのは多分仕掛けるタイミング。複数の選手が同時に動き出してシューターポジションとるので、タイミング遅れると自力で崩さなければいけません。ハーデンは何度も個人で決めてしまいますが、CP3はそれが出来ませんでした。出来ないのが普通。
ウォーリアーズはディフェンスがよく、ピックアップ早いので、タイミングのズレでパスが通りません。
しかもCP3が個人でマークを外しても誰もヘルプに来てくれないのでパスの出しどころがないです。ハーデンが個人技で決めるシーンが多かったのもそんな理由からです。



前半はそんな感じでした。ロケッツには改善すべき部分があるよ。
でもそもそも11/17の65%も3P決められたらどうしようもないです。ロケッツも62点とっているので、ダントーニの言う通り、「ウォーリアーズは止められない。でもロケッツも止められない。」
ただそれだけです。



ウォーリアーズの恐ろしい実験
3Qも同じように推移します。ウォーリアーズがリードすれば、ロケッツは3連続3Pで斬り返す、みたいな。
しかし3Q途中からウォーリアーズが新しいスタイルをみせます。元々前半から「ディフェンスで変な事してないか?」と思ったのですが、検証する前に選手交代で元に戻ってしまいました。狙ったのかわからないので、中身はそのうち。
なんかマッチアップ変じゃないか、と感じ始めた3Qのある時間帯に現れたラインナップはこれ。
トンプソン
マコー
デュラント
ジョーダン・ベル
グリーン
なんだこのラインナップは?
これはロケッツを苦しめました。ベルがポジションミスするので崩される場面もありましたが、サイズとポジションレスを推し進めたスタイル。
ウォーリアーズ側にはロケッツをとめる手段があるよ、って感じでした。僅かな時間でしたが、イグダラも含めて今後も試されそうなユニットでした。
なお、デュラントがヤングに代わるとオフェンスは崩壊しました。物凄く繊細なバランスみたいです。



再び点の取り合いに
グリーンがケガした事もあり再び点の取り合いになった4Qは見応えがありました。キャブスvsセルティックスが完成度の低いチームの戦い(よく言えば守り合い)だったのに対し、個人で無理矢理決めるパターンがほとんどありません。
カリーとハーデンが個人技ドライブのようで周囲が連動してるし、そこからPJタッカーやマコーにボールが回っても決めて来ます。
残り7分を切ってから、お互いにハーフコートゲームで時間を使っても確率の高い選択肢を選び続けます。リバウンド争いも激しかった。



勝負を分けたのはデュラント。
「ラストショットが時間内だったら」ということではなく、その前にアイソレーション気味からスティールされました。終始酷かったデュラントですが、8ターンオーバーはマズイです。
また終盤の勝負所はデュラントのはずが、動きが悪く、殆どカリーになっていました。カリー自身はよく決めましたが、ハーデン対カリーの効率合戦ならばハーデンが勝ちます。
ロケッツからみると、お互いにオフェンスを止めることが出来ない戦いで、最後の最後にゴードンとアリーザのスティールが飛び出して逆転勝ちでした。タッカーのオフェンスリバウンドも見逃せません。
それも今季の課題の1つであり、補強が成功したわけです。
終始リードしていたので、グリーンのケガがなければウォーリアーズが勝っていたでしょう。



開幕戦という事でお互いにいくつか新しい要素を入れ込みましたが、その一方で試合に使わなかった選手がいるなど勝敗にも拘っています。お互いにインサイドを使えませんでした。
トンプソンと共にウォーリアーズの主役となったニック・ヤングに、スモールラインナップのインサイドになれるジョーダン・ベルはマコーと合わせてウォーリアーズに新しい風を吹き込みそうです。
ロケッツもPJタッカーが3Pにインサイドにと適合すれば、バーアムーテもフリーでしっかり3Pを決めて戦力になっています。ウイングの強化はラインナップに幅をもたらしました。
一方でCP3は連携面で全然でした。ただ、残り5分までターンオーバー0とミスを許容していたロケッツでは貴重な能力です。
アシストも11を記録し、ハーデン10と合わせてダブルPGは悪くない滑り出しではあります。問題はシュートへの戸惑い。ここの判断がロケッツの肝なので、慣れるのを待ちましょう。
11アシスト1ターンオーバーで全然ダメというのはCP3だからです。ベバリーなら賞賛されてました。ディフェンスはベバリーより良かったです。個人を守りながら早いカバーリングをしました。



見所たっぷり。
高度な戦術と個人技。
適度に盛り込まれる新要素。
点差でブレない完成度。
これぞ開幕戦!という充実の両チームでした。
ボックススコアが変な感じなので、更新されたら追記します。



追記するよ
デュラントのターンオーバーが消されたり、チームの集計が合わなかったり、日本語サイトだと試合後しばらくはウォーリアーズの勝利になっていたりと、試合直後のスタッツを信用できなかったので追記です。
上の内容は試合みて感じたことをそのまま書いていますが、ここからはスタッツ使います。データ検証とも言います。



統計泣かせ
◯レーティング
ロケッツ 112.6
ウォーリ 120.7
8も差があります。物凄い差です。そんなわけありません。レーティングは「100回の攻撃機会で何点とれるか?」という指標です。
1試合でみると両チームの攻撃機会は同じ回数ですから、得点が多い方が高くなります。
例外は4つのQ全てでラストシュートを片方が打った場合で、2回オフェンス機会が増えます。ちなみに3Qでロケッツが打ちました。なので1回オフェンスが多かった。
ただし統計的な指標なのでフリースロー1本を0.44回の攻撃機会と計算します。マクロでみたら現実と近しい数字になるからです。
この試合では現実の攻撃機会と統計的な攻撃機会に大きく差が出ました。理由はよくわかりませんが、両チームのスタイルがリーグの平均的な試合と異なっているという事です。



◯FG数
ロケッツ 97
ウォーリ 80
◯フリースロー数
ロケッツ 19
ウォーリ 21
フリースロー数はほぼ同じですが、FG数が大きく違います。FG数の大きな違いはオフェンスリバウンドとターンオーバーの違いです。()内は昨季の数字
◯オフェンスリバウンド
ロケッツ 10 (10.9)
ウォーリ 6 (9.4)
◯ターンオーバー
ロケッツ 12 (15.1)
ウォーリ 17 (14.8)
キーになったのはターンオーバーでしょう。
ロケッツは3.1減らしましたが、ハーデン+CP3で4つだけでした。昨季はハーデン+ベバリーで7.2ですから、まさにダブルPG効果でした。
連携は今ひとつと評したCP3ですが、ミスの少ないプレーがロケッツを引き上げた事になります。ハーデンが持つ時間が減り、グレートなパスは少なくても酷いパスはしなかったわけです。アシスト/ターンオーバー率2.15は昨季のウォーリアーズ並です。
ウォーリアーズはデュラントの8が全てです。アシスト7だった事は付け加えておきます。ブロック4も凄い。



4Qの攻防
両チームらしいハイペースの試合となりました。そして4Qになるとプレーオフのような息詰まる攻防が繰り広げられました。
◯試合のペース
全体 104.3
4Q 91.1
ハイペースの戦いがジャズ並に落ちています。お互いに何度もスクリーンをかけて有利なマッチアップを見出していました。昨季までならロケッツ側に穴があったのですが、ウイングを強化した事で接戦のディフェンスに強くなりました。
◯試合全体のEFG%
ロケッツ 56.2%
ウォーリ 63.8%
◯4QのEFG%
ロケッツ 62.0%
ウォーリ 52.8%
まぁどちらも素晴らしい確率です。しかし4Qの確率差に繋がったのはロケッツが全員が満遍なく打ったのに対し、ウォーリアーズは18本中10本をカリーが打ちました。
カリーの確率に文句は言えませんが、ハーデン+CP3が8アシストするなどバランスアタックをし続けたロケッツ。
これまでの印象と逆のスタッツを残した両チームでした。



そんなわけで印象としてウイングディフェンダー増によるディフェンス強化が効いて、データ的にはCP3による効率化が効いたロケッツの勝利でした。
補強がハマりすぎた勝利にダントーニは心の中で笑いが止まらないはず。
そしてオフェンス回数が1回多かったのは運ですが、それが勝利に繋がったわけです。
お互いに相手が強いから生じた戦いなので、次の試合は違う印象を与えてくれると思います。こちらは単なる1試合ではない1試合でした。