イーストファイナル 第3戦

セルティックス 111
キャブス 108
ホームで連敗した上にエースのトーマスが離脱したセルティックス。スイープの空気が漂いまくっている試合は似たような展開となるが、後半に一気に崩壊したキャブスがウォーリアーズとの無敗対決の夢が儚く散らしてしまった。
蹂躙するラブ&キャブス
前2戦と変わらず、またもキャブスがセルティックスをいたぶる展開となる。その中心はレブロンではなくラブ。3Pが決まりすぎる。タイミングもムチャクチャだけど、自分のリズムで放つシュートはセルティックスディフェンスにはノーチャンスだった。なお、決めたのは全部同じサイドだよ。
更にアーヴィングが続いたのは驚き。ラブが生み出した雰囲気はチーム全体に波及するらしい。シャンパートまでが思い切りよく打ち出し決めてしまう。レブロンだとこうはならないので、ラブがチームのバロメーター。
まるでウォーリアーズみたいと言われそうだけど、ウォーリアーズはカリー以外はこんな風には打たないんだよね。あくまでもパス交換されてから打つ。
少し前のバルサのティキタカみたいなもので、世界でマネをされたけど、「あれはバルサの個人能力があるから出来る事」と言われる。このキャブスもチームオフェンスなんだけど、個人能力ありきのオフェンス。普通は崩壊して速攻食らってしまう展開。
その間、セルティックスは何してたの?うん、ちょっと諦めてた。試合を諦めてた訳ではなくて、流れがキャブス側に大きく傾いていて今はどうやっても抗えないと捉えていた。なので、ベンチメンバーを積極活用して目先を変えていく。トーマスいないから総力戦だ作戦。
残念ながらジェイレン・ブラウンが好調を維持出来ず、というか外のシュートを打たされてベンチメンバーは機能しなかったけど、パターンの違うオフェンスは悪くなかったと思う。



おいおい、またも楽勝するのかよ強すぎるぜキャブス!!な展開だけど、16点のリードという結果に対し内容は伴っていなかった。異様に3Pが入っただけだよ。
一方でセルティックスの、特に1Qのオフェンスは非常に良かったよ。こちらは内容は良かったけど結果が伴っていなかった。レイアップ外し過ぎ。ベンチメンバーになって内容変わったので、HCはやれる事はやった感じ。あとはこれは続ける事とキャブスのシュートが外れるのを待つこと。ポジティブに待つか、ネガティヴに待つかは性格出るけど。
そんな前半だった。



第3Qに何が起きたのか?
21点差まで開いた第3Q。そこから一気に5点差まで縮められたキャブス。一体何が起きたのか。
答えは何も起きていない。強いて言えばレブロンがシュートへの積極性を欠いていたくらい。
例えばラブ。ゲームトータルで3Pは54%決めた。後半は3本打って全部外しただけ。それを攻めだしたらみんな怖くて打てなくなる。タッチが悪くなったので自重しただけだ。
アーヴィングやJRスミスもトータルでは高確率だ。3Qが少し悪かっただけ。
そして全員がそんな感じだっただけ。そしてそもそも前半から良いオフェンスをしていた訳ではない。個人が決めてただけだよ〜なオフェンス。
キャブスの問題点はそんなメンバーをレブロンが2分休んだのを除き、ベンチで休ませなかった事。ちなみに4Qに休みをもらい、コートに戻ってからは決めているので、誰か1人くらいはさっさと休ませれば展開が違ったはず。
では、セルティックスがそこまで良かったのか。
オフェンスの流れとしては前半同様に良い流れだったが、やっぱりシュートは入らない。3Qだって49%のFGだった。
その代わりさっさとホーフォードを引っ込めて、ジェレブコやオリニク出して、その2人が決めるという展開はHCの力量差だよ。



そんなこんなで、前半のプレーをお互いに継続した事で流れがセルティックスに移ったのだった。ある意味正当な展開で接戦になって4Qに突入した。
レフリーがキャブスびいきでなければ、トンプソンがいなければ逆転しててもおかしくなかった。レブロンがドリブルミスると全部ファールになるのは何なんだ。NBAレベルのディフェンス相手だとありがちなミスでも、ピーピー鳴る笛。
そしてラブの演技に騙されるレフリーは会場の雰囲気に負けてるよ。



レブロンを抑える。
レブロンは11点しか取れなかった。しかし、この理由を紐解くのはかなり難しい。クラウダーが良いディフェンスをしたのか? いや、彼はずっと良いディフェンスしてるよ。この試合から何が変わったのかを分析するのは難しい。
1つ言えるのはクラウダーは駆け引きには勝ったという事。前半のレブロンは何もしてなかった。それは周りが大活躍してやる事がなかっただけ。後半になって自分の出番がやってきたが、それは周りのシュートが入っていないことを意味する。
その気になれば打てる場面はあったけど、ドライブを選択しパスを出したがるが、セルティックスはあまり寄ってこないからフリーの味方がいない。では自分で打てば良いのだけど、クラウダーはレブロンがミドルレンジから打ってこないと踏んでいるので、最後のゴール下まで踏んばって守りに行けた。ある意味、ドライブとアウトサイドシュートの自由を与える選択が上手くハマった。元々カーメロやデュラントに比べて1on1のスキルが劣るレブロンなのでフィニッシュの選択肢を狭めたクラウダーの駆け引きが成功したと言える。デュラントならドライブからのミドルをガンガン打ってそうなディフェンスでした。
シリーズ前のレビューでレブロンを敢えて止めに行かない作戦を選択すべきとしたけど、まさにそんな展開。ただ、その結果としてレブロンの得点が伸びなかった事は予想外過ぎた。



価値を示したスマート
話をそらすとスマートの置かれている立場は微妙だ。シックスマンだけど実質ベスト5の扱いで、チームをリードし、トーマスを補完し、ディフェンスであらゆる相手にマッチアップする。今のセルティックスにおいてホーフォードと共に役割としては最も重要な存在。
素晴らしい選手だが、レベルの高いPGというポジションにおいてリーグ全体でみれば市場価値は低い。だってスターにはなりそうにないでしょ。
そしてセルティックスはイースト1位でありながら今年のドラフト1位指名権をゲットしており、まず間違いなくフォルツを獲得する。レベルが高いとされる今年のドラフト候補の中でも最高のスターPG候補だ。つまりスマートは来季以降のプレータイムが保証されない状態に突如陥っている。
そんなことは考えていないと思うが、トーマスも不在になり、より自身の存在価値を証明すべきスマート。後半になり、少しアグレッシブさが不足していると踏んだのだろう積極的にシュートを狙い始める。3P決めているのはもちろんドライブやオフェンスリバウンドまで、どこにでも顔を出すようになる。
そんなスマートのところからキャブスのディフェンスは綻びを見せ始める。ある意味、トーマスがいればそこに注力するけど、スマートにやるのは何か違う。そしてフィジカル強過ぎて密着マークは損をする。
後半だけで19点5アシストのスマート。特に素晴らしかったのはアシストの方。ハイライトはラストプレーで、スマートにレブロンをつけてきたキャブス。レブロンとの1on1に入りながら冷静にブラッドリーがフリーになった瞬間のベストタイミングでパスを出し、決勝点をアシストした。正統派PGなお仕事でした。



連勝に加えトーマスの不在、そして前半の大量リードでキャブス側が足元が定まらなくなった感じの試合だった。こんな試合なのにベンチ陣の出場時間が短いのもナゾ。
トーマス不在はキャブスのマークを緩くする事に繋がった。昔のJRスミスはこんな感じ。3P決めてうぇ〜い、オレ仕事したぜ!みたいな。マークが緩いのでプレイオフ平均よりも5本も多くの3Pを打てたセルティックス。必ずボールが回っての3Pなので個人頼みのキャブスに負けるのはシャクだよね。
第5戦のチケットが売れそうな試合でした。

ウエストファイナル 第3戦

ウォーリアーズ 120
スパーズ 108
スパーズの健闘が見えた試合ではあるが、最終的なスタッツをみれば、ウォーリアーズが淡々と120点オーバーになるゲーム運びをみせた試合だった。
レナードは復帰せず、パチュリアもブーイングの場に現れなかったので、異様な会場の空気みたいな現象も起きなかった。
気を使うレフリー
第2戦から時間が空いて最も対策を施して来たのはレフリーだった。接触を許さず早めのコールで試合が荒れるのを防ごうとするレフリー。それはシュートファールをとられるウォーリアーズに不利に働く。元々ファールが少なく、かつマギーのシュートシーンが目立ったためスパーズ側は普通な感じ。フリースローで得点出来たスパーズはラッキー。なお、ホームコートアドバンテージな感じではない。
そして好調だったカリーが早々に3ファール吹かれる。大きくスパーズ側に傾きそうなレフリングだったが、ダニー・グリーンがカリーに突っかける場面でことごとくミス&パスでチャンスを逸してしまった。
そんなレフリーでした。



大丈夫なのか、スパーズ?
スモールラインナップ対抗で臨んだスパーズは激しいディフェンスと人もボールも動くオフェンスで良い入り方をする。ウォーリアーズはオフェンス面ではプレッシャーに対してボールを動かし、マギーでフィニッシュする流れなのでさほど問題はなかった。唯一、困った時のデュラントがターンオーバーを繰り返すという珍しい展開。
スパーズのオフェンスはスペースをもらったオルドリッジが動きを作る。スモールラインナップにしてインサイドが自由を得るというのは最近の流れだよね。
中外繋がると強いのがスパーズの特徴なのでオルドリッジからのシモンズラインは効果的。そして若返ったジノビリが躍動する。ジノビリはダンカン不在でシステム的な活躍出来なかっただけなのかもしれない。
そんなスパーズを見ていて思ったのは、このペースで大丈夫なのか、ということ。ベンチをみると控えにはズラッとビックマンが並ぶ。つまりこのハイペースを続けるには駒不足。しかも中心にいるのはオルドリッジで代役がリーしかいない。
そしてそのリーが大活躍ののち、大怪我の疑いで退場してしまう。うーん、災難に見舞われているようなスパーズ。
素晴らしいオフェンスを展開した反面、明らかにウォーリアーズが希望するペースで接戦に持ち込んだスパーズ。得点差以上にボディブローのように効いてきそうな前半だった。



フラグ回収が始まる。
そして前半のフラグ回収が始まる。はじめに回収されたのはウォーリアーズのマギー。活躍しすぎ&走り過ぎだったマギーは後半に沈黙する。象徴的だったのはアーリーで3Pラインの外でボールをもらったマギーはドライブでディフェンスをかわしながらレイアップ→当然ミスして逆速攻でオルドリッジに決められる。
そして戻るスピードがあからさまに遅くなるマギー。後半開始直後のスパーズの得点はほとんどマギー絡みだったのは偶然ではない。
スパーズで回収されたのは意外にもオルドリッジ。いつからそんなにスタミナなくなったのか、ブレイザーズ時代にはみられなかった気がする。ショットミスが目立ち始め、接戦を展開する機会を逃してしまうオルドリッジ。
スパーズにきて効率は高くなったけど、代償として個人能力を失っていったのかもしれない。タフに決めまくるオルドリッジってもう昔の姿なのかな。
軸が不安定になったせいか、それともオフェンスが重要になったからか不明だけど、スパーズのディフェンス陣はどんどん後手を踏むようになっていく。つまり1個目のアタックは守れるけど連続するアタックは守れない。デュラントについていきボールもらうのを守るが、バックドアに切り替えられると離してしまう。デイビッド・ウエストがアシストを連発したのはそんな感じから。
これまでバックドアを嫌がり守っていたスパーズだけど、インサイドヘルプの人数を減らしたことと、マギーがお疲れでウォーリアーズが更に小さくなった事でバックドアをされまくる後半になった。やり過ぎてミスも増やしてしまったウォーリアーズだったけど。
そうなってくるとデュラントは止められない。前半のミスを取り返すような活躍で3Qに19点を稼ぐ。
3Q自体はベンチの頑張りもあり、なんとかついていったスパーズだったけど、3Q終了時点で100点を取っているのは明らかにウォーリアーズのペースだったよね。
そんなわけでもう4Qになるとスパーズの主力は抵抗する体力が残っていなかった。点差的には可能性がある段階でポポビッチが諦めたのも得点以上にチームが消耗していたのを感じたからだろう。



何が正解だったのか。
表面的にみればスモールラインナップ対抗でチャンスを見出せる得点差に持っていったスパーズ。一方でどう考えてもウォーリアーズペースにならざるを得ないチョイスでもある。
そしてコートでもそれは明確に示されてしまった。単純な話、パーカーとレナードというアウトサイド2人分の人数不足だったともいえる。クオリティ以上にコマが足りない戦い方。
逆に言えば2人いれば最後まで戦えたし、クオリティ的にもレナードで勝率は大きく高まったはず。でも2人がいたらこんなペースにしないけど。
チャンスを見出すという点では成功したスパーズだけど、勝率を高めるという意味では微妙な選択だったと思う。



惜しいようで惜しくないスパーズだった。それでも若手は頑張っていたし、ジノビリも若手だった。ダニー・グリーンがより強気にカリーを攻め立ててファールトラブルに追い込めれば、ウォーリアーズといえどここまで落ち着いて自分達のゲームを続けることはムリだったと思う。
パーカーとレナードがいない中では評価出来るのだけど、なんかもう来年以降のための経験値得よう的な空気すら漂い始めた。
一矢を報いるためにレナードを使うのか、元気な若手を積極活用するのか、そんな事ぐらいしか楽しみがなさそうな第4戦になるのだろうか。

イーストファイナル 第2戦

キャブス 130
セルティックス 86
点差ほど悪くはなかった第1戦を経て、点差並みに悪い第2戦となったセルティックス。流しながら戦えたキャブスは気分良くプレーし過ぎです。
1on1させられるセルティックス
第1戦で活躍したのはジェイレン・ブラウン。それは何故か、個人で仕掛けられるから。キャブスのディフェンスはスクリーンに対して過剰気味にショウする。レブロンなら簡単にパスをふれるが小さいトーマスはディレクションされるとパスを振るのが難しい。スクリーンからのローテーションでチョコチョコフリーは作れるけど、そこはディレクションされたトーマスからは見えない位置になるのでパスを出せない。
出せないとはいえズレてはいくので、2つパスが繋がると誰かは1on1し易くなるのだけど、誰もが勝負できるわけじゃないのがセルティックスの設計。スタメン起用されたグリーンが3P決めたのはそんな空いた時に躊躇しなかったから。
これがバンバンボールが回った先ならみんな勝負するけど、結構あっさりとそんな場面に出くわすと躊躇してしまう。キャブスからすると、そこは個人がガンバレという事はハッキリしているのでそこそこ守れてしまう。なお、そこそこであってあそこまで外したのはセルティックスに問題がある。
ハマり続けたセルティックスは、そうなるなら始めから1on1しように切り替える。まずは強みのホーフォード。トリスタン・トンプソンを攻め立てることにも繋がる。しかし、あれっ?それ外すの?状態に。
次に相手の弱みコーバー狙い。ブラウンは決めたけど、後が続かない。巧みにヘルプとディフェンス任せを使い分けるキャブス。キャブスというかレブロン。



結局のところ、キャブスはセルティックスのボール回しを阻害しに来ていた。それはヘルプが来ない(遅い)わけで、個人がミドルを選択してれば問題はなかったのだけど、それはセルティックスのオフェンスパターンではないという事。
ミドルレンジからゴール下へのパスを何度も繰り返しスティールされたセルティックス。そこに意識がいきすぎて、途中からキックアウト出来なくなっていた。
前半は11アシストと数はそれなりだが、そもそもFGで25点しかとっていないので、逆にいえばアシストなければ得点できなかった証拠でもある。そしてアシスト数字並の10ターンオーバーだよ。



キャブスのオフェンスは驚異だったのか。
結論を言えばイエスだ。見事なまでにコートのあらゆる角度から、様々な選手が決めている。そんなオフェンスは止めようがない。
でもキャブスの場合は明らかにきっかけがある。いうまでもなくレブロン。そしてこの試合はケビン・ラブ。ラブが躍動している時間のキャブスは強い。それはペイサーズ戦のレビューから書いているが、一方でレブロンがラブを躍動させてあげている状態だった。
しかし、この試合のラブはレブロン関係なくタフに3Pを決めてセルティックスディフェンスを崩壊させた。レブロンとラブは対角に構える事が多いので、広げられてしまうセルティックスディフェンス。結果、あらゆる角度から決められることになりました。
トンプソンのオフェンスリバウンドを封じたら、外から決められてしまった。きまっているからリバウンドが少ないのも事実ではあるが。49%も3Pを決められたら勝てるはずがない。まぁそれ以前に勝てる内容ではなかったが。



打開策が見つからない。
当たり前だけど、日本代表がNBAチームと連戦しても対応策って何もないよね。セルティックスもそんな感じ。ちょっとNBAレベルとしてはありえない段階で負けている。
例えばレブロンはスーパーで誰でも嫌がるけど、ポール・ジョージは何も恐れず向かっていき、時にはレブロン側が勝負を避けてしまう。PJタッカーは選手の格としては遥かに劣るけど、ディフェンスで引かないのはもちろんオフェンスでも勝負すべき場面になったらガツガツいくし決めてくることも多い。
セルティックスの面々はどうしても、そんな場面で避けてしまう。相手をリスペクトし過ぎ。
大差で後半になり、トーマスもいなくなってしまった時に、それでも向かっていく姿勢を失わないのはスマート、ブラッドリー、ブラウンの3人だけなんだよな。そしてスマートはそこに持ち味なさすぎて失敗してるし。
ここまで手詰まりならブラウンをスタメンにして始めからガツガツ攻めて先手必勝、あたって砕けろ!!しかないよ。
スイープが現実味を帯びて来た試合でした。セカンドラウンドを楽に突破出来るかは大きいんだな。

オールNBAチーム雑感

オールNBAチームが発表になったので雑感。
http://www.nba.co.jp/nba/2016-17-all-nba-team/18uc86tg3mtqxzbbbnpqddftp
まず、ファーストチーム。ガードとフォワードは誰が予想しても固かったが、センターにアンソニー・デイビス。それありなのか。ありなら順当ではある。1位票が45も入ってるから、多くのメディアがありと判断したのだろう。実際、センターで検索して当てはまるしね。
そしてウエストブルックを1位にしなかった投票者1人だけいて、その票はカリーに流れてる。これはまだ良いが、レブロン1人、レナード4人の1位票がデュラントに3人、ドレモンド・グリーンに4人流れている。
んっ?あれ? 計算が合わない。どうやらグリーンにはセンターとしての1位票が入っているっぽい。2位票以下はわからないけど、得している可能性があるね。
それにしてもデュラントとグリーンに1位票か。うーん、なんかウォーリアーズ得としか思えないな。評価の基準はさておき、デュラントは今季20試合を欠場している。そんな選手がレブロンやレナードより上と判断した理由を知りたい。
まぁでもセカンドチームは納得のメンバーだ。アンデトクンポやゴベールはリーグを沸かせてくれた。
違和感あるのはサードチームだ。個人的にはグリーンよりも活躍した選手は多くいるし、その1人はバトラーだけど、バトラーと同じくらいヘイワードやポール・ジョージはスタッツを残し、ミルサップは攻守に中核を担い、ケビン・ラブは41回のダブルダブルを達成した。トリプルダブルならヨキッチは6回だ。まぁヨキッチはないけど。
アシストの7は立派だけど、FG42%10点、8リバウンドの選手がオールNBAチームは違和感がある。デアンドレ・ジョーダンの票数が少ないことからもセンター票をグリーンに加算しているのでは?という感じ。なお、センターとして選ばれるなら納得。
そのセンターはジョーダンが58ポイントという驚異的な少ない票数でサードチームへ。同じくデローザンも少ないけど、ガードは1位と2位票がほぼ4人確定していて3位票ばかりなだけ。ジョーダンには100人の投票者中28人しか3位までに投票してない。デローザンは54人。
ダブルダブル62回(2位)、25点(12位)、12リバウンド(6位)なのに選ばれないタウンズは可哀想。ジョーダンの成績に文句はないけど比較したらタウンズだと思うけど。
ホークス(ミルサップ)を除いて両カンファレンスの上位6チームから選ばれた。それ以外はデービスとバトラーだけ。チームの注目度が全てだったかもね。
ヘイワードはオールNBAチーム入りしなかったので、オプトアウトしてFAの可能性が高まった。そんな事も関係してくるので、発表が早かったらしい。

ウエストファイナル 第2戦

ウォーリアーズ 136
スパーズ 100
レナード不在もあり、スタートから攻守に積極的に振る舞い大差で連勝したウォーリアーズでした。
ラッシュをかけるウォーリアーズ
第1戦は安全なデュラントからはじめたウォーリアーズだったが、試合勘も戻ってきたよね、という感じでカリー&トンプソンでラッシュをかけたウォーリアーズ。デュラントのアシストからカリーが決め続けた事でリードを奪う。
スパーズはトンプソンには打たせない事を優先しているので密着マーク。フェイクにも反応するので抜かれるし、裏もとられるけど、そこはヘルプでなんとかなる設計。実際にゴール下では潰していた。
ウォーリアーズに本当のリズムが出てきたのは、密着されてるトンプソンにボールを運ばせ始めてから。ほとんど見ない光景。ボールを運びパスを出し、裏を取ってヘルプ集めてアシストするPGみたいなトンプソン。そこからミドル決めてくリビングストンはエグい。
すると今度は外からも打てるようになっていくらしい流れで快調にオフェンスが天界されていった。



対策されたダンカンシステム
何故かマッチアップを変えたウォーリアーズ。オルドリッジにパチュリア。グリーンの方が止めやすいだろ、と思っていたらポストアップに対しダブルチームになっていた。
グリーンなら高さで打たれてしまうが、パチュリアなら抜きにくるからヘルプが間に合うと踏んだのだろう。
本来は空いた選手が飛び込めば良いのだが、ガソルにはグリーンが徹底マーク。ミルズとグリーンは外だ待っているだけ。レナードとパーカーの不在を利用した作戦だった。オルドリッジは良い戦術過ぎてパスを出してしまうんだよね。
なお、点差が離れた2Q途中からダブルチームを辞めたウォーリアーズ。タイムアウトあけからだったので多分辞めた。するとスパーズは4連続得点したので成功していたダブルチーム。



ベンチメンバーを出すのが早い感じのスパーズ。多分、レナード不在もあり機動力とスタミナで対抗しようと考えたのだろう。見事に失敗していた。ミルズはテンポを変えられないのでポポビッチが変化をつけてみたのかな。



イグダラがいないという事
試合は流れが悪いとデュラントを使い、良くなるとラッシュをかけて押し引きはあったけどリードを保ち続けたウォーリアーズが完勝した。
特にデータ確認したい事もないので、イグダラの不在について触れてみよう。
表面的にはマコーが埋めた。フィジカル勝負は苦手だけど、ディフェンスが良いマコー。必要最低限のシュートを完璧に決めてカリーに次ぐ活躍だった。イグダラより確率高いので代役以上の出来。
しかし戦術的には違う。グリーンとイグダラがPG的に振る舞って、カリー&トンプソンにシュートを打たせるのがウォーリアーズの戦術特徴。
それがグリーン1人だとローテーションがキツイ。スモールラインナップが使い難くなっていた。マコーがシュート決めてたからまだ良かったが、怪しい時間帯もあったよ。
というわけで、レナードがいなかった事もありディフェンス面では問題なかったけど、オフェンスとローテーションに歪みがあった。これは接戦になったときにグリーンの暴走という形で影響が出てくると思う。
ドフリーのシュートは外し続けたグリーン。関係ないけど、インサイドでイライラしたときにボール運びでリフレッシュできるって良いよね。



ウォーリアーズらしさを存分に発揮させてしまったスパーズ。テンポコントロール出来てないのがツラい。ウォーリアーズが早いのは止められなくても、自分達のペースは自分達で決めないと。パーカーの不在を大きく感じさせたオフェンスだった。
次戦まで時間も空くので帰ってきそうなレナード。ホームなのでパチュリアには凄まじいブーイングも吹き荒れるだろう。なので心機一転、仕切り直し出来ると思うよ。

ウエストファイナル 第1戦

ウォーリアーズ 113
スパーズ 111
大逆転を果たしたウォーリアーズ。スパーズファンからするとふざけんなパチュリアって感じ。オリニクの事をダーティーとか全くいう必要のない発言をしたグリーンだけど、ウォーリアーズの方がよっぽどダーティー。パチュリアとグリーン、ロケッツのベバリーは相手がケガする事を全く気にしないでプレーするから大嫌い。その中でもパチュリアは不必要なオーバープレーを繰り返す。3年ぐらい出場停止にして欲しい。
デュラントがケガした時も不必要なオーバーアクションして味方を傷つけた。ざまぁみろと思ったけど、何も変わらなかった。



何故、25点も開いたのか。
スパーズが2Q途中までに25点もリードを奪った。その要因をそれぞれのチームの視点から見ていこう。
スパーズ
・ダンカンシステム
スパーズがリードを奪い始めたのは、レナードがベンチに下がってから。オルドリッジを中心にしたダンカンシステムが明確になる。ロケッツとの最終戦と同じ。
試合開始当初は膨らみすぎていたスパーズのオフェンスは機能しなかった。それはレナード中心に外から攻めるのでディフェンスを収縮出来ないのだ。フットワークに優れたウォーリアーズのディフェンス。
レナードが休む時間は一旦オルドリッジに預けるので収縮させてバランスが取りやすくなる。オルドリッジがインサイドプレーでアンドワンをとったシーンは、本来はドリブル中にヘルプが来るのだが動き回るスパーズの面々にウォーリアーズが後手を踏んだ形。
さらにツイていたのが2Qになってレナードオフェンスに戻った際に何故かバーンズがレナードのマーカーになる。ディフェンスに定評のあるバーンズだが、フィジカル系は得意ではないので、あっさりとかわされるシーンが続く。
簡単に得点出来るレナードで流れも良くなったスパーズ。イグダラやデュラントなら違ったよね。実際に交代するとレナードをブロックしたデュラント。
・ハードディフェンスとドレモンドグリーン
スパーズはディフェンスでフェイスガードする事でスイッチの機会を減らす。ウォーリアーズとの対戦ではどのチームもスイッチディフェンスで苦労する。でもフェイスガードしてれば簡単にはスクリーン出来ない。カリー&トンプソンを逃さないスパーズ。
そして予想通りバックドアに最大限の警戒を払う。裏は絶対に空けないのだ。なお、ダンクも絶対ダメなのでファールで止める。結果的にガソルのファールトラブルは痛かった。
でもそんなディフェンスを全員でやったらスカスカに抜かれてしまう。まぁ実際にデュラントにちょこちょこ抜かれてた。なので出口がある。それはドレモンド・グリーン。プレイオフに入り3Pが入っているグリーンだけど、本来はウォーリアーズの中では下手な部類。そしてドフリーにさえしなければ打たない。
そんなわけでグリーンにはボールが渡るものの、駆け引きならお手の物のジノビリが遅れてマークに行く。アシストの多いグリーンだけど、それはウォーリアーズシステムでの話。
微妙にシュートの打てないグリーンの選択肢はパス。フェイスガードしてるから裏狙い。でもそれは最大限の警戒をしているスパーズだからカットされる。カットされたのはまだしも味方が受ける気なかったシーンはグリーンの状況判断が悪すぎる。
というわけで、ディフェンスではスパーズの狙いがヒットし、オフェンスでは偶発的な部分も大きかったリードでした。



ウォーリアーズからみた25点ビハインド
・そもそもデュラントスタート
スイープしたため時間の空いたウォーリアーズ。試合勘に不安があったのだろう。安パイのデュラントからオフェンスをスタートする。大当たりではないが、しっかり仕事は果たすデュラント。
デュラントスタートは確実性は高いが怒涛のシューティングラッシュにはならない。なのである程度得点が伸びないのは折り込み済。デュラントを警戒させてマークが緩んでからボールを回しに行く。この辺りは成功するのだが、レイアップすら外すトンプソンで流れが怪しくなる。
そして2Qにはいり、謎のゼロPGシステムからグリーンがミスを連発する。完全な自滅パターン。
多分、試合勘の問題から多くのプレーヤーを使っておきたかったのだろう。そして試合勘が酷かったメンバーが揃ってしまったのが2Q序盤だった。グリーン、トンプソン、ウエスト、バーンズ。まともなのはイグダラだけ。でもイグダラはケガ持ち。
もちろんカリー&トンプソン&デュラントが全員フリースローを外すなんて事は想像もしなかっただろうが、シュートが入らなくてもテンポアップは狙おうとしていたし、1Qはある程度早い展開になっていて、スパーズディフェンスが後半にバテる感満載だった。
しかしターンオーバーは別物。特にパスミスからの速攻はディフェンスに勇気を与え、スタミナ消費を抑えてくれる。2Qからはスパーズディフェンスは疲れそうになかった。
そんなわけでウォーリアーズからするとシュートが入らない事よりもターンオーバーが引き起こしたトラブルだった。打ってればシュートは入るようになるけど、そもそも打ってないよねー、みたいな。



大量リードがもたらしたもの
前半の終わり頃から流れは完全にウォーリアーズなのだが、スパーズはギリギリでシュートを決める事でリードを保った。
しかし、ここに油断が生じたのか後半開始からディフェンスが甘くなる。特にミルズ。前半はフェイスガードによりスクリーンにかかり難くしていたが、カリーに対しドライブ警戒の間合いにして事で簡単にスクリーンにかかる。フリーでことごとく決めたカリーも凄いが、そもそもなんでそんな簡単にフリーになるのか。
それでもレナードが3分半で8点を荒稼ぎして踏ん張るが、パチュリアのあからさまにケガさせようと足を伸ばしたワナに捕まり退場させられた。そこからウォーリアーズは16ー0のランで点差を一気に詰めた。
ディフェンス面ではレナードの不在はあまり関係ないが、オフェンスではミスマッチが作れなくなったスパーズ。さらにゆっくりと攻める事を重視し過ぎてリズムを失ってしまった。ここは難しいね。
レナードの不在以上に大量リードがもたらした停滞であった。ディフェンスでカリーを自由にしたミルズだけど、オフェンス面でも単に時間を使うだけになる。パーカーなら人もボールも動かしチャンスを探しながら時間を使う。人もボールも動かずにゆっくりしたオフェンスってスパーズではなくてサンダーみたい。でもウエストブルックもレナードもいないよ。
この試合で330回のパスを繋いだがアシストは19。ここまでのプレイオフでは平均280回で20アシストなので、単に回していただけで効率的なボールムーブが出来なかった事がよくわかる。



救われたウォーリアーズ
後半は爆発したようなウォーリアーズだけど、実際にはカリーが爆発してデュラントがいつも通りだっただけ。チームとしての機能性は欠いたままだった。
シーズン平均30のアシストが22に留まった。スパーズに止められたのとシュート外し過ぎてアシストにならなかったのと。
それでも勝てたのは2人の活躍とレフリーに助けられたため。オルドリッジのポジション取りやドリブルに対するウォーリアーズのチェックには全く吹かないけど、スパーズのシュートチェックには異様に厳しかったレフリー。
ガソルのファールトラブルでツインタワーの時間が短く、逆にウォーリアーズがスモールラインナップを使えた事が後半の展開を生み出した。オルドリッジが押し出されたらガソルがゴール下みたいな展開を使えなかったスパーズ。



ウォーリアーズらしさがなかった試合。前半はスパーズがらしさを消した部分もあるけど、基本的には自滅って感じ。それ故に勝ちたかっただろう。
レナード不在でもオフェンスはそこまで苦しくはないと思うけど、ガソルとリーが行方不明になると厳しいな。
ディフェンスではデュラントを止められないので、そこをどうするか。いっそのこと止めない代わりにトンプソンには何もさせずウォーリアーズらしさを消す方向性もあり。
ジノビリが若返っててビビった。ジノビリへはヘルプに行かないウォーリアーズの計算はやり直さないといけない。

バックスの今季を振り返る

バックスの今季を振り返る。シーズン前のレビューは公式サイトから。
http://www.nba.co.jp/nba/2016-17-team-analysis-bucks/6w6xf7m35rlo1jt1vhmzb8koh
昨季33勝→今季42勝
今季の躍進が期待されたチームはそれなりに満足のいく結果を手に入れた。それなり、というのは単に昨季が悪すぎただけで、勝率5割というのは現実的なラインではあったから。
アンデトクンポの躍進
今季のMIP候補アンデトクンポは得点、アシスト、リバウンド、スティール、ブロックの5部門でトップ20位に入った初めての選手となった。20位となると珍しいのはスティールとブロックだから、むしろ今までいなかったのが驚き。
既に昨季の時点でスーパーだったので、そこまで躍進した感はなかったのだけど、全部門で数字をあげたことは素晴らしい。
そしてアンデトクンポからこのチームの変化を推し量る事が出来る。縮図のような選手。そしてキッドHCのイメージとは随分違うチーム。



オフェンス効率を高める。
キッドといえばネッツに移籍した年に前年26勝だったチームを52勝まで引き上げ、イースト優勝しファイナルまで駆け上がった。
それはキッドによるファストブレイクがイーストを席巻した年でもあった。今でいえばウォーリアーズに近いよね。
そんなイメージのキッドだけど、バックスは逆で非常にペースの遅いチームである。リーグで5番目にペースの遅いチームであり、それ故に失点もリーグで9番目に少ない。なお、にも関わらずプレイオフではラプターズに遅いペースに持ち込まれて負けてしまったのは若さ故か。
ちなみに調べてみると当時のネッツはリーグで7番目に早いチームだけど、リーグ全体が遅かったので今のバックスより遅い。
速攻での得点 13位
ペイント内得点 3位
2ndチャンス 26位
リバウンド 29位
3P成功数 22位
遅いペースの割には速攻での得点が多く、ペイント内の得点が多い割にはリバウンドが少なくインサイドが強い訳ではない。また3Pは少ない。アンデトクンポの得点の仕方そのものな気もする。
あのサイズでドライブされたらダンクされてしまう。ただ1on1として抜く能力が高いわけではなく、3Pが得意でもない。
なお、3Pはアテンプトが少ないだけで成功率は高いのでアンデトクンポとチームでは違う。



アシスト 5位
FG成功率 4位
ペースは遅いが速攻やペイントで得点していき、ボールをシェアして得点の確実性を高めるオフェンスを展開した。このオフェンスが安定した事で得点を4.6点伸ばし、勝利数を増やした。
しかし、その割にオフェンスレーティングでは13位とイマイチ振るわないので来年への課題となる。



PG問題
シーズン前からPGに不安を抱えていた。確かにアンデトクンポがリバウンドからそのまま運んでいく形は悪くないが、ハーフコートでの展開力には欠けるし、何より3Pの確率が悪過ぎる。それはマイケルカーターウイリアムスも同様だ。さらにジャバリパーカーやミドルトンがケガをする事でアンデトクンポがウィングの役割をこなす方が大切になってきた。
それが意外にも良い方向に転ぶ。初の2巡目指名での新人王候補となっているブログトンが頭角を現した事だ。流石にここまでフィットするとはフロントも考えていなかったはずた。
PGが確定した事でアンデトクンポはウィングに専念させていける。3Pが突然上手くなることはないので、その方がチームとしても結果を残せるはず。
その点でもブログトンが台頭した事はチームバランスが良くなり、未来への希望が大きく膨らんだ。



チームバスケの徹底
バックスはチームバスケが徹底されており、チームで戦える選手ほど重用されているのは非常に良い流れだ。アンデトクンポは確かに凄いけど、1つひとつの部門では突出した数字ではない。それもチームを表している。
一方で上手くいっていない時間の解決策に乏しい一面もある。それは多彩なアンデトクンポだが1on1では高さに頼る以外にパターンが乏しい面とも一致する。キッドも同じ問題を抱えていたが全ての局面で力を入れる事で対応していた。トリプルダブルしちゃうような活躍。キッドって明らかにチームを勝たせたけど、個人スタッツ低すぎてMVP逃したんだよね。
ケガ人問題をクリア出来れば未来は明るいと誰もが考えているだろうけど、リーダーシップを誰が取るのかもチームの課題だ。ブログトンあたりの方が向いてそうだよね。



来季に向けて
パーカーが健康で戻れるかが最重要課題。あとは個人のレベルアップ前提で考えれば、特に補強ポイントもないチーム。FAでモンローが出ていく可能性は高い。こんなに高いサラリー払う価値のある選手とは思えないが、フィジカル系のFAが少なそうなので。
というわけでFAの狙いはリーダーシップとれるリバウンダー。
ボーガット リーダーキャラではないがリバウンドとってアシストするのでチームコンセプトに合う。プレイオフ経験もあるしモンローと同水準サラリーなら。
デドモン スパーズの控えでディフェンス&リバウンド。リーダーシップはない。
ガソル兄 勝負をかける年にするなら、高いサラリー払ってでも獲得する価値がある。リバウンド、リーダーシップ、アウトサイドショットと欲しい要素だらけ。
ルイス・スコラ ベテランミニマムで契約できそう。ベンチ要員だけど、エネルギッシュなプレーは苦しい時間に合う。
大穴でトレード利用して、シクサーズからオカフォーを取る。誰を出すかは問題だけど、アンデトクンポ、ミドルトン、ブログトン以外なら指名権含めて誰でも出せる交換相手。
一気に期待度高まるけど、トラブルメーカーになる可能性もある博打。
来季の目標を50勝にするにはガソルくらい取らないと厳しい。地道にプレイオフ経験を積んでいくしかないよね。

グリズリーズの今季を振り返る

グリズリーズの今季を振り返る。
シーズン前のレビューは公式サイトから。
http://www.nba.co.jp/nba/2016-17-team-analysis-grizzlies/cr3u1t94456w1h3vuyc3w5fy0
昨季42勝→今季43勝
新人HCが最大のヒット
公式サイトと同じ見解だったグリズリーズ。チームを長く支えているコンリーへの大型契約過ぎる契約はともかく、チャンドラー・パーソンズなんてケガするのが仕事の選手に大金を費やすのは中期的にチームのクオリティを下げる事と等しい。そして今季も34試合にしか出場せず平均6点だ。試合に出る日数よりモデルやってる日数の方が多そうだ。
そんな大金を投じたパーソンズが働かないとすると、このチームには69試合出場のコンリーと74試合出場のガソルしか選手がいないとすら思えるメンバー構成。
しかし、チームはシーズン通して安定してプレイオフ圏内で戦い抜き、スパーズから2つの勝利を手に入れた。
こんなケガ人とお年寄り、無名の若者だけのチームを安定して勝たせたフィッツデイルHCの手腕は賞賛に値する。コンリーいない試合でも5割の成績なんて普通は残せない。



年寄りと若手の融合
プレイオフから触れるとビンス・カーターやザック・ランドルフをスターターにするオールド&ビックラインナップで戦った。
中心のコンリーとガソルは30歳前後と脂が乗っている時期だが、まるで時が止まったようなラインナップだった。それでもスパーズ相手にチームを機能させて戦えたのだから素晴らしい。
しかし、シーズン中は意外にも若手を積極的に使ってきた。グリーン、エニスIII、セルデン、ハリソン、ダニエルズが17分以上のプレータイムを得た。3年目までの選手達が多くの時間出場時間している。ここまで若手にチャンスを与えたチームも珍しい。
表に出てくる名前は10年前からリーグにいたような選手ばかりだが、実は若手の、それも決してスター候補ではない選手に投資したシーズンでもあった。そしてしっかりと勝ち星も稼いでいる。目立った個人成績は残せなくても、勝利に貢献できるプレーをしていく事が重要なのはスパーズが証明している。



ディフェンス、ディフェンス、ディフェンス
チームに好成績をもたらせたのは、チームに根付くディフェンス。
得点 29位 100.5点
失点 3位 100.0点
オフェンスレーティング 19位 104.7点
ディフェンスレーティング 7位 104.5点
相手のFG%を落とす事に長けているグリズリーズ。お年寄りが多い事もあり、ペースもゆっくりでしっかり組み立てるチームになっている。
オフェンス力がないというより、コンリーも含めアーリーオフェンスを得意としていない。若手の台頭次第では来年は変わってくるかも。
ドライブは少なくボールを回すが、アシストは多くない。伝統のインサイドゴリゴリはあるがじっくりと組み立ててのジャンプシュートが多くなる。
実に52%がドリブルしないでのシュートだがキャッチ&シュートは32%なのでポストを利用したオフェンスが多い。
つまりチームの形をしっかり持っている事になる。その点ではガソル&ランドルフに頼る部分は多く、チームとしてはディフェンスの方が大切になりそうだ。



来季に向けて
年寄りへの不安はあるかもしれないが、若手も経験を積めており、誰かが不調でもカバー出来る体制になっている。
しかし、継続路線ならポスト要員を補充したい。1番はサンダーで微妙な立場になったキャンターだろう。珍しくなったローポストアタックの出来る選手だし、ガソルが3P打つなら併用も可能だ。ガソルとキャンターのツインタワーは相手への脅威になりそうだ。
しかし、それ以外ではやはりパターンを増やす補強になる。問題はチャンドラー・パーソンズ。キャンターとトレード出来れば最高だが、高級ガラスすぎて貰ってくれるチームがあるとは思えない。
ではそのポジションを補強するのか、高い金を払っただけにパーソンズに活躍して欲しいので、補強するのも勇気がいる。若手はドラフトで指名すれば良いかな程度に考えてそう。
というわけで、パーソンズ継続でFA市場を考えればシューターとゴリゴリ系のビックマンをベンチに確保したい。でも高いサラリーは払えない。あっでもシューターとるとビンスカーターとの再契約いらなくなるな。再契約しそうなので、ビックマンだけにしよう。
・・・いないな。高ければいるけど。チーム出そうな選手がいない。フィジカル系以外でも妥協しよう。
イリャソバ
勝てないチームの代表格のような選手だがガラスのパーソンズよりは良い。グリズリーズにはハマりそう。
スペイツ
クリッパーズは若手に切り替えそう。
ギブソン
サンダーはグリフィン狙いに行くので、先に手を出せば取れるかも。ランドルフより良い。
デビット・リー
今のサラリーが安いので。タイプは違うけどポストアタックするので。
基本は若手の成長に期待しているはずなので、名前で選手はとらないし、来てもらうのも難しいチームだ。
それでも来年以降も同じ様な成績を残してくれそう。