成功だったのか、失敗だったのか。
開幕前、今シーズンで「最も読みづらいのがクリッパーズ」だと書いたけれど、終わってみても良いシーズンだったのか、悪いシーズンだったのか評価が分かれるのもクリッパーズとなりました。個人的には今シーズンのクリッパーズは非常によく頑張ったし、近年のクリッパーズにおいて最も成功したシーズンとすらいえる気がします。
PG13、ウエストブルック、タイス、プラムリーが移籍
補強といえるのはデリック・ジョーンズくらい
レナードが45試合欠場
戦力的に昨シーズンよりも苦しかっただけでなく、何かしら成長する要素も感じられなかった中で、なんとかかんとかやりくりしながら、自分たちの中でバランスを見つけ、立派に戦えるチームになりました。
タックスを払うことを惜しまないチームですが、結果的にはポール・ジョージ分のサラリーが減って他の選手へとつぎ込める形になったし、ハーデンとズバッツ(とレナード)以外は使い分けることで戦略の幅も広がりました。
ティロン・ルーの奮闘も称えていいし、ズバッツはDPOYに選ばれてよいだけのプレーを披露していました。クリス・ダンはここ数年の流れに見事に乗っかってスターターの座を確保し、コフィーはテレンス・マンからローテの座を奪い取り、パウエルは局所的にエース性能を発揮していました。
チームの機能性とは何かを示したクリッパーズ
このチームで全局面において威力を発揮するのはレナードくらい。でもレナードは試合に出てこない。ハーデンはゲームメイクのすばらしさに反して確率が低いわけですが、パウエルやコフィーの3P成功率がチーム全体を押し上げ、クリス・ダンやデリック・ジョーンズのマンマークで相手を困らせていったわけです。
レナードとポール・ジョージという全局面で勝つエースを中心にして作ってきた近年のクリッパーズに対して、今シーズンのクリッパーズは各選手がそれぞれの武器を有効的に絡めて戦えるチームとなっており、ビッグネーム補強でどうにかする流れとは異なって・・・なんでベン・シモンズをとったんだっけ・・・いました。
ただ、休みがちのレナードと36歳になるハーデンで来シーズン以降も戦っていけるのか。ここらで思い切った再建に踏み切ってもいいのではないのか。そんな疑問は沸くよね。なお、ハーデンの来シーズンがプレイヤーオプションで、レナードは再来年まで。ってことで来シーズンは継続でしょ。
ロサンゼルス
No. 1センター ズバッツ
No.2センター ユーバンクス
No.3センター? ファニースミス
ですかねぇ
ユーバンクスでいいなら取っておこうぜ!
ティロン・ルーはキャブズ時代もレブロンの周りをどういじろうかってタイミングで手腕を発揮しましたもんね。
リングもすでに持っている事だし「コアメンバーはいるけどどうやって試合に落とし込もうかな………」みたいなステップアップチームに堂々と居続けて欲しいです笑
今シーズンのキングスとか指揮を取ってたら面白そうだったんですけど。
トップチーム向きじゃないんですよね。もちろん優勝するにはトップじゃないといけないけど、そこらへんってHCが優秀であればいいってわけじゃないし