さようならジャズ’25

ラウリ・マルカネンは美しくない

ドンチッチのレイカーズデビュー戦という大注目の試合において、あまりにも酷いプレーを見せたジャズ。怒りモードになるようなゲームであったため、勢いに任せて「さようなら」と書いてしまいましょう。

ドノバン・ミッチェルとゴベアを放出し、再建へと舵を切ったジャズはマルカネンを中心として奮闘しました。しかし、そこから2年が経ち「あっちゃんとタンクしておけばよかった」と言わんばかりに負けるようになりました。2年前といえばウェンビーチャレンジイヤーであったこともあり、遅きに失した感は誰もが感じています。

再建からの3年目というシーズンは一体何だったのか。これが「若手に経験を積ませたシーズン」であれば、負けていても、内容が酷くてもなんてことはないのですが、上位指名権をもたないまま突入したシーズンでもあったため、グッドプレイヤーはいても、誰が今後の核になるのかは不明なままです。

プレータイム上位を見ても若手はキヨンテとケスラー2人だけ。タイラー・ヘンドリクスがケガでシーズンアウトとなってこともあり、ビッグマン側は事情もありますが、ガードはセクストンとクラークソンを積極的に使っており、そこに未来があるのかどうか。

23歳以下の選手は人数として揃っており、みんなそれぞれ、それなりの活躍を見せており、悲観的になるようなものではありません。ただ、チームとしては若手の成長を中心に置いたわけでもなければ、戦術を浸透させて勝ちに行く準備を出来たわけでもない。どっちつかずのままきてしまったわけです。

レイカーズ戦で酷かったのは、まさにそんな部分でした。レイカーズのディフェンスもアレなので、ドライブ突破すれば抜けるのですが、アグレッシブにアタックする若手の姿もなければ、コンビプレーで崩すそぶりもない。
何故かゾーンにしてマンマークのファイトもさせなければ、連動して守らないからロブパス通りまくり。戦術的なアジャストも気合と根性による解決も何もなかったのでした。

「クーパー・フラッグ・チャレンジ」以外の要素は何もない。そんな戦いぶりに辟易してしまったぜ。

そしてジャズにおける最大の問題はマルカネンとの5年238Mの高額契約をしたことです。その前に指名権にかえておけばよかったのに、基本的にこれからのジャズは

ドラフトで手に入れた若手たち + サラリーの高いベテラン陣

という構図で優勝を目指すことになります。マルカネンは2番手としては最高ですが、ファーストオプションではないため、若手側がエースになる必要があります。がんばれクーパー・フラッグだな。

さようならジャズ’25” への1件のフィードバック

  1. 私は前半で観るのをやめてしまいました
    シーズン終盤の風物詩のさよならシリーズがもう始まりましたか

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA