ウォリアーズは時を巻き戻したようなオフェンスを、全く違うメンバーで展開しているわけですが、とにかく全員が良く動く。スクリーン、ハンドオフ、カットプレーの栗明史なのですが、誰もが全ての役割をするから目の前で何が起きているのか、マッチアップ相手は判断しにくいよね。あとはチームとしてバランスがとれることと、3Pが決まることが大事なわけですが、前者が絡み合い、後者は補強が上手くいったのが今シーズン。
しかし、その3Pの確率が落ちていった2Q序盤はミスショットからカウンターを食らっていきます。諸刃の剣なのはデュラント前のウォリアーズっぽさ。そんでもってランニングスタイルの課題として自分たちが走っているから、相手に走り返されると止めきれない。止めきれないっていうか、そもそもドンチッチを止めるのは難しい。ってことで、マブスが逆転してドンチッチがベンチに下がります。
きれいにバランスも崩れるんだよな。みんながアグレッシブにアタックしているのは良い傾向だけど、全員が同時に攻めたらダメじゃん。トップに人がいなくなることもちらほら。ヒールドが3Pじゃなくてレイアップを決めていくくらいしか点が取れなくなってきました。
さらにカウンターの打ち合いの中でクレイが3Pを連続でヒット。そうさ、同じ様に走りあって、同じようにオープンが増えると、最後にモノをいうのはシュート力なのさ。散々見てきたトランジション3Pでビハインドを背負ってしまったウォリアーズ。
しかし今度はリードしたマブスにアクシデント。戻ってきたドンチッチがルーズボール争いでマーシャルと激突してしまい口の中を切ってしまいます。休ませ・・・ないのかよ。
どうにもシュートが決まっていなかったウォリアーズですが、次第にマブスディフェンスが間に合わなくなっていきました。トランジションでピックアップミスが生まれイージーバスケが出てきたウォリアーズ。最後はカリーがクレイ相手のサーカスショットを決めて追い上げ59-63で前半が終わります。