クレイinゴールデン・ステイト

クレイ・トンプソンの帰還ということで宣伝されまくっていたので予定を変えてみていきましょう。なんせクレイがいなくなったら、とってもウォリアーズっぽいチームへと戻ったのだから皮肉なもんだ。

試合はクレイがカリー相手のポストアップで始まります。フェイダウェイを打つところでカリーがつまらぬファールをしてしまいましたが、ジェイソン・キッドがエモーショナルなプレーを準備してきたのに、そりゃないぜカリーちゃん。さて、このプレーはエモーショナルなだけでしたが、なんか考えさせられる面もあります。

マブスのスターターにはPJワシントンではなくナジ・マーシャルがいます。基本的にはハードワークのディフェンス担当なわけですが、プレーメイクにも参加できるタイプの万能ウイングです。それはクレイをスターターに混ぜる中ではちょうどバランスを取りやすい存在かもしれません。パス回しに加わってフィニッシャーたちを輝かせるほうが、スポットシューターよりも機能的に思えるじゃん。

それだけマブスのオフェンスはスペースを使いたい人たちで渋滞するように見えます。もう少しパターンが欲しいじゃん。で、冒頭のクレイのポストアップもオフェンスパターンを増やすと同時にポスト起点でのオフェンスをしていくという点でメリットが出る気がします。まぁそれはドンチッチがやった方がいいんだけどね。

ファーストプレー以来、外で回してドライブとパスアウトで攻めていくマブス。うーん、ドンチッチはもっといろんなことやってたイメージだけど、なーんか単調。でも、ドンチッチが下がるとライブリーがボールをもって周りがハンドオフを受けるために動いて、展開して、ドライブして・・・とほぼ同じことを繰り返していたので、ドンチッチいないともっと。

1Q終盤にドンチッチがコートに戻ると、ドライブとみせてステップバック3P。周りを見ながらのドライブでフローター、そしてドライブ途中のミドルエリアでファールドローと守りにくそうなチョイスをしてきます。オフェンスパターンとして豊富になったわけじゃないけど、ドンチッチのジャッジメントだけで予想が難しい内容になっていきました。

そしてドンチッチのパスからクレイのトランジション3Pも生まれます。一気に活性化されたマブスオフェンス。良きも悪きもドンチッチから。33-27でウォリアーズがリードして1Qが終わります。

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