22年のドラフト6位でマスリンを指名したペイサーズ。若手に切り替えたペイサーズでスターターの座を掴むのはマスリンであり、その後のトレードでセルツからやってきたニスミスがキープレイヤーになるなんて思いもしませんでした。
〇FG成功率
1年目 43.8%
2年目 39.6%
〇3P成功率
1年目 37.0%
2年目 27.0%
ハードワーク担当としては一定のポテンシャルは見せていたものの、不安定すぎるシューティングは改善するとは思えず、3Pのフォームを見ていても安定したウイングになるとは思えませんでした。ハンドリングスキルも凡庸な198センチがウイングとして大成するのは難しいわけで、しかもシューティングも怪しければ厳しいぜ。
〇FG成功率
3年目 42.7%
4年目 49.6%
〇3P成功率
3年目 36.6%
4年目 41.9%
しかしペイサーズに来ると3Pが思ったよりも決まり、そして昨シーズンは高確率のスポットシューターになっただけでなく、2P成功率も大きく改善したため、トータルでFG成功率が上がりました。
〇TS
1年目 57.3%
2年目 50.7%
3年目 56.6%
4年目 63.1%
それはTSをみれば一目瞭然。4年目にしてオフェンス面でも効率的な選手として結果を残しました。今では「マスリンがニスミスからポジションを奪うのは難しいのでは」とすら思える活躍になっており、リーグ屈指の3&D(死語)へと成長しました。
2年前は典型的な「勝利のためには使いにくい」若手ウイングだったのに、今や「勝利のために必要なタイプのウイング」になったのは驚きでしかありません。派手なプレーをするわけではないものの、堅実なフィニッシュ力にどこにでも顔を出す運動量、ユニット構成に応じて役割を入れ替えられる柔軟性に、時には自ら突破するエマージェンシーアタックも可能な使いやすさ。
ハリバートン&ターナーを中心に、セカンドエースにシアカムを迎え入れ、TJマッコネルとネムハードを使った3PG作戦。トッピン、ジェイレン・スミス、アイザイア・ジャクソンを使い分けてアジャストさせる・・・ペイサーズが躍進した理由は様々ありますが、その躍進を支えたのはニスミスだったのは間違いありません。
プレイオフにて3Pの調子を落としたニスミス。リベンジを果たすのか、
マスリン、ウォーカーが覚醒出来るのか。とりあえず、楽しみにしております。