ブログを書くようになったと思ったら、引越し先でWiFiが繋がらないというトラブルでした。お高いロボット掃除機も買ったのにWiFi繋がらないから置物になっています。やっとこさ、何かを書く環境になりましたが、何を書くのか思いつかないというブランクの影響もあります。
さて、日本代表は17歳を含む「若すぎるオーストラリア」と、平均24歳の「若手中心の韓国」と強化試合を行い、12人の枠が絞られました。まさかの八村参戦もあり、激しいロスター枠争いとなったはずですが、ホーバスは普通に主力で戦ったので競争感はなく、当然代り映えしないメンバーとなったわけですが、その中に唯一のニューキャラクターとして加わったのがジェイコブス昌。
「普通に主力で戦った」わけなので「主力として数えられた」ってことでもあります。大きなインパクトを残したジェイコブスですが、主力ってことは戦術的にも大事だったってことでもあります。実際、ジェイコブスの存在はホーキンソン・河村と同様に、今回の代表における戦術、それもディフェンス戦術には欠かせないものがありました。
国内のビッグマン&ウイングたちには出来なかった仕事をやってくれたジェイコブス。ただし、それは「渡邊雄太がいればやってくれること」でもあります。まずは、この点から触れていきましょう。
◎ストレッチ4
古い言葉を使えばジェイコブスは「ストレッチ4」でした。オフェンス面で河村が長くボールを持ち、ホーキンソンがコートの中央でプレーメイクに絡むのがホーバスの形ですが、それは相手ビッグマンをアウトサイドに引き出してドライブスペースを構築する狙いもあります。だからこそウイングは3Pラインの外でポジショニングするのが基本です。
今回はホーキンソンとヒューを並べたツービッグにしていましたが、韓国戦では初めの5つのオフェンスのうち2回が
河村のドライブ ⇒ キックアウトで3Pライン外のヒュー
という場面があり、3Pを打たないヒューなので意味がないオフェンスになっていました。見事なキックアウトパスというよりは韓国がヒューをマークしていなかっただけ。言い換えれば3Pを打たないヒューですらスペーシングをしているわけで、ストレッチ4でなければ意味がないのでした。ちなみにヒューは早々に交代したのですが、その交代時点で日本の全得点をヒューが奪っていました。活躍はしているけど、戦術的には困ったってことです。
そこまでしてホーキンソンとヒューを並べた理由は、八村が加わったのでツービッグのテストをしたかったというのもあるでしょうが、主としてディフェンスの問題に見えました。オーストラリア戦でインサイド負けしており、韓国は意外とフレキシブルなポジショニングをしてきたのでホーキンソンがアウトサイドに引き出されているシーンもありました。理由は異なりますが、ビッグ1枚ではヘルプが足りなかった。
ということで、203センチのウイングであり、シュートを特徴にしているジェイコブスの出番ってことになります。ストレッチ4が欲しかったホーバス。でも、本番では八村と渡邊がいるわけで・・・っていうか、どっちかが韓国戦に出ていたらジェイコブスは落選していたかもね。
ジェイコブスほんと伸びましたね。
U18のときは完全に川島のが上でしたが、まさかU19で逆転するとは。
このバスケIQの高さは日本でいる限り身に付かないんですかね。
そして川島はジェイコブスと同じように伸びるのでしょうか。
身体能力とパワーは川島の方が上なので、ロマンはありますが……。
ジェイコブスの動きってインテリジェンスっていうか、基本の動きの繰り返しなので、ここが日本とアメリカ式の求める要素の違いでしょうね。
打ち切るとかも、なーんか日本だと出来ないのって求められる要素の違いなのか