余裕なセルツでしたが、余裕を見せ過ぎなのか、狙い過ぎのクソパスを連発し始めます。散々1on1オフェンスしていたのに鮮やかにパスで崩そうとするもんだからターンオーバーを連打し、50点目を取ることが出来ません。そしてターンオーバーってことは当然のようにカウンターを食らい、必死で戻っても3Pで打ち抜かれていきます。
さらにセルツはオフェンスファールも連発。大人しく1on1しとけばいいのにさ。ブラウンがスクリーンにいってファールするとか、誉めていいのか何なのか。セルツの狙いはガーランドなのでスイッチ誘導でテイタムやブラウンに狙わせるのですが、弱点狙いもやりすぎるとオフェンスに柔軟性がなくなってしまうというか。
キャブスはシューター系を複数並べるとボールムーブがよくなるんだよね。それはガーランドが悪いとか、ドノバンが悪いとかではなく、1人の方がオフボールで動くスペースがあり、ボールを止める選手が減るので(仕掛けられる選手が減るので)連続で繋がるってことです。
タイムアウトをはさんでディフェンスを変更したセルツ。ちゃんと3Pを追いかけようぜ。3Pラインの1歩外までプレッシャーにいこうぜ。みたいな。これでガーランドが自由を得ます。広くなったスペースはガーランドのアジリティが生きまくる。3Pしかないであろうキャブスに対して、3Pを止めに行って、3P以外のこともやられてしまう。そんな印象です。
気持ちよくなったようなガーランドがディフェンスでも足が動くようになった一方で、気分が悪くなったようなセルツはテイタムが速攻を決めたのにレフリーにクレームしてテクニカル。ファールなんてなかったぞ。
そういやさ。キャブスってあまりレフリーにクレームしないチームなんだよね。若いからかな。ウルブズは文句ダラダラが本領なんだけど、ナゲッツ相手にそれをしていると気が付いたらワンパス速攻喰らうので控えていたし、ここまであからさまにレフリーに食って掛かるシーンを久々に見たぜ。
結局、2Qのラスト8分半で14点しかとれなかったセルツが猛烈な追い上げを食らって前半が終わります。急にパスを繋いでミスが増え、キャブスの流れになったら不満をぶちまけ、自滅な感じが半端なかった。自滅しても5点リードした前半ともいえるかもね。