ブーチェのアタックをアイザックが連続で止めたのに対し、フランツコントロールからカッティングのハリス、そしてフランツのドライブで13点リードに戻すマジック。ただワイドオープン3Pを外すハリスと、レイアップを外すフランツで続かず。
苦しいブルズですが、アイザック以外のところから攻め始めます。多分、狙ったわけじゃなくブーチェに渡しにくいからだろうね。そのブーチェが下がるとドラモンドがオフェンスリバウンドで奮闘。ファールされてカウントはされなかったのも含めて、連続でチームを救っていきます。救っているってのは、それだけシュートミスが続いたってことだけど。
するとホワイトからドラモンドへのアリウープが決まれば、ディフェンスリバウンドを抑え続けるドラモンドのパスからラビーンの速攻。本当にチームを救い始めたドラモンド。
で、そのドラモンドが戻るのが遅くなってフランツのマークをすると、きれいにゴール下のビターゼにパスを通されるブルズディフェンス。こんな感じじゃなかったのに、劣化したよね。良い流れを作ったと思ったけど、ベンチに下げられたドラモンド。
今度はシューズが脱げかけているブーチェがプレー中にはきなおそうとしますがチームメイトがブーチェの近くでプレーするので止めるわけにもいかずポストアップ。そこにパスを入れるカルーソ。半分脱げそうな状態でパワームーブした結果、エルボーがサッグスの顔にはいってオフェンスファール。カルーソ、お前もか。
それでもブルズはブーチェが強引な押し込みで追い上げます。カルーソのリバースレイアップも決まって残り2分半で5点差に。なんか、よくわからんことを永遠と繰り返していたのに追い上げちゃった。それくらいオフェンスがどうにもならないマジック。
残り1分。バンケロにパスを出すサッグスですが、これをカルーソにカットされかけます。なんとか自分で取り戻したのですが、今度は信じられないようなハンドリングミスで相手にサービスパスします。どうすりゃいいんだよ。
次のオフェンスはハンドラーをフランツにしますが、ハイポストのアイザックめがけて・・・客席にパス。おいおい。。。
残り40秒で4点差とチャンスがめぐってきたブルズ。タイムアウトからラビーンがドライブで抜け出すとレイアップに行かず、逆サイドのカルーソへキックアウト。この3Pを決められなかったカルーソ。っていうか2Pでよかったんじゃ。
でも残り17秒でタフ3Pを決めるラビーン。なんかよくわからんが、これで2点差にしてファールゲームに。ブラックがフリースローを1本外してくれたので残り13秒で3点差。
スローインからブーチェに持たせると、ラビーンが走ってきてハンドオフ3Pを打つと、これが見事に決まり、まさかの同点に。嘘みたいな展開にして、初めからラビーンに打たせまくっていた方が良かった疑惑も出てきます。
マジックはバンケロvsカルーソのパワープレーをチョイス。強引に押し込んでからのフェイダウェイを見事にヒットし、なんとかかんとか勝ち切ったマジックでした。
良い意味でディフェンスの試合。悪い意味で酷いオフェンスの試合。ブルズはこの流れで勝ち切れないと、どうやって勝てばいいのだろうか。
〇FG
マジック 39%
ブルズ 40%
〇3P
マジック 29%
ブルズ 27%
この数字を見て「思ったよりも決まったなー」という感想になるくらいの試合でした。ブルズのハイプレスは効いていましたが、だからといって・・・というレベルのミスをしていたマジック。ところが、そのハイプレスでファールを25もしてしまったブルズ。
〇フリースロー
マジック 24/30
ブルズ 19/22
最後にファールゲームで4本くらいあったので差し引くとしても、プレッシャーディフェンスでフリースロー与えまくるとメリットがあったのか悩んでしまいます。特にマジックのシュートが決まらなかっただけに、もったいないよね。
マジックはビターゼとアイザックのカバーが効いていましたが、そのビターゼも5ファールなんだよね。ここ以外はディフェンスの強烈さからファールしたわけではありません。速攻を止めるファールは多かったな。
これで勝ち切れるのだからディフェンスって大事。でも、これで勝ち切っていいのか不安になる試合でもありました。