ウォーリアーズで振り返る前半戦

今回はウォーリアーズの敗戦から今季の特徴を振り返ります。負けだけをフューチャーした記事を書くとウォーリアーズファンに怒られるかもしれません。



◉ウォーリアーズへのリスペクト

 

しかし、この記事の前提はウォーリアーズへの多大なるリスペクトです。単なるディフェンディングチャンピオンという理由ではなく、歴史的な2年前と圧倒的な昨季があったからこそ、その敗戦から今季の特徴を読み取れるようになるわけです。

そして勝っている試合で振り返るには勝ちすぎているし。負け試合を全て振り返れるくらいしか負けていないわけです。

前提として管理人は全ての負け試合を観たわけではありません。そこはスタッツに頼りますが、点ではなく線で見るのが目的なので大きな問題ではないと思います。

なお、14敗していますが9試合を観ています。そのうち負けたから理由を知るために観たのは3試合だけなので、ゲームレポートで負け試合が多いのも頷けます。
これも1つのポイントで『注目すべき対戦相手に負ける』事が割とあったわけです。もちろんキャブスやスパーズ、ラプターズには全勝なので勝率は高いです。

強い相手に負けるわけですから、当たり前といえば当たり前。その前に注目したい強い相手が増えたのが今季の特徴です。



◉10/17 ロケッツ戦

121-122

開幕戦の敗北ですが、攻守に高いレベルでせめぎ合いお互いにディフェンスを打ち破る好ゲームを披露しました。負けたとはいえ相手はロケッツ。ウォーリアーズの評価が落ちるわけでもなければ、驚きの結果でもありません。

しかし、数字で見ると驚きの内容です。

◯vsロケッツ
FG54%
3P53%
アシスト34

どうみても負けたチームのスタッツではありません。そしてウォーリアーズがFG50%で負けたのは2016年4月のウルブズ戦、3P40%を超えて負けたのは同じく2016年4月のセルティックス戦まで遡ります。

その両方となると2014年1月まで遡ります。この時もウルブズ相手でFG55%、3P41%です。

 

◯オフェンスレーティング 120

ウォーリアーズに限らず120で負けるなんてあり得ない感覚です。110以上で負けたのは2015年3月のネッツ戦以来です。

つまりウォーリアーズはオフェンスが好調ならば、まず負けることのないディフェンスのチームでした。それを上回るオフェンスチームが現れたのは衝撃的な出来事になります。

3Pが半分以上決まるのに負けるなんて尋常じゃないです。



ペリカンズに勝利しますが、走りについてくる上に高さに苦しめられました。ペリカンズが非常にレアなチーム構成なので各チームが苦しむ事になるのを示す試合でしたが、オフェンスで上回ります。

 

◉10/21 グリズリーズ戦

101-111

今でこそグリズリーズに負けたとなると驚きですが開幕はコンリーがいて絶好調でした。そして当時はチャルマーズがダーティーなディフェンスをしまくっていました。特にハーデンへのプレーは危険でした。

この試合でもチャルマーズのダーティーさに苛立ったカリーがレフリーにマウスピースを投げつけ退場しています。なお、退場したのは試合が決まった終了間際です。

問題はカリーに便乗してレフリーに暴言を吐いて退場したデュラント。オフの間から裏アカ使ったり発言のおかしなデュラント。圧倒的な実力がなければ叩かれまくっているはず。

基本的に相手からするとウォーリアーズはレフリーに有利に扱われていると感じているでしょうが、デュラントは被害妄想が大きく、それを発言しすぎてレフリーからリスペクトされなくなってきた印象があります。

 

◯vsグリズリーズ
FG39%
3P32%
アシスト20

試合そのものは元々苦手だったグリズリーズにまたも抑えられた感じです。ポイントはアシストの少なさ。ファールで止めるグリズリーズです。

ハイスコアゲームを続けた後ですこし疲れた程度の解釈で良いかもしれません。



3連勝。しかし内容は苦しくラプターズ戦は残り2分で5点ビハインドでした。そこからディフェンスでシャットアウトし、デュラントとカリーで逆転勝ちしました。
翌ウィザーズ戦は18点のビハインドとなりますが、自分達を取り戻すかのようにアウトサイドに引きつけてカスピやルーニーがフィニッシュするらしさを感じさせる逆転勝ちでした。ウォーリアーズ感満載でしたが最近はそうでもなかったり。

 

◉10/29 ピストンズ

107-115

シーズン序盤のピストンズが勢いを得られたといえる試合。内容的にはウォーリアーズがリードを得ていましたが、終盤に懐かしのカリー潰しを実行したピストンズが一気にラッシュをかけて勝利した試合です。

 

◯vsピストンズ
FG57%
3P37%
アシスト29
ターンオーバー26

57%とはいえターンオーバーが酷すぎるというか、カリー狙いから乱れたパスをスティール連発したのでオフェンス機会を削られました。一か八かみたいなピストンズのディフェンス。

最もターンオーバーしたのがグリーンの6で、最もスティールしたのがドラモンドの5つというのも面白い。

なお、この段階とはいえ4勝3敗と苦しいシーズンスタートとなりました。



7連勝。全て二桁点差で飾り一気に勝率を上げて調子を取り戻し、あくまでも開幕の躓きに過ぎなかったと示すような内容になりました。ヒートのディフェンスには苦しみますが、それ以外は攻守に順当な例年の姿となります。特にライバルと予想されたスパーズとウルブズに20点以上の大差をつけました。

 

◉11/16 セルティックス

88-92

長い連勝を挟んでセルティックスとのトップ対決に負けました。まぁこの試合はアーヴィングが凄すぎました。勢いに乗って強すぎたセルティックスです。

しかし実際にはアーヴィングはFG4/16なので、カリーFG3/14を含めてディフェンスの戦いに持ち込まれました。記憶に新しい第2戦はカリーとアーヴィングのオフェンス対決になったので、この2人の出来だけで左右している両者の対戦と言えます。

 

◯vsセルティックス
FG40%
3P31%
アシスト22

見事なセルティックスワールドで、特にデュラントを抑えるジェイレン・ブラウンは衝撃でした。デュラント抑える個人はなかなかいません。

その点ではセルティックスの脅威を強く感じる試合であり、ディフェンスでウォーリアーズに対抗する、それもスモールラインナップで対抗するパターンは新しかったと思います。

なお、最後にウォーリアーズには勝つチャンスがありましたが、何故かグリーンが3Pを打って負けました。グリーンがこのブログで度々罵られる事を決定づけた試合でもありました。



2連勝。シクサーズとネッツにFG50%オーバーで勝利します。シクサーズ戦は24点リードされるなど負けていれば引き立て役として話題になったでしょうが、走り過ぎてバテバテになったシクサーズに助けられた面もあるし、ビハインドにも変わらず戦った王者でもありました。

 

◉11/22 サンダー

91-107

オフェンスで上回ったのがロケッツ
ディフェンスで上回ったのがセルティックス
両方で上回ったのがサンダー。

そんな試合になりました。ロバーソンがいたこの試合ではポール・ジョージがデュラントを上回った事で、ウォーリアーズは打開するポイントを見つけられませんでした。

 

◯vsサンダー
FG41%
3P32%
アシスト22
ターンオーバー22

3Qまでて勝負が決したので参考になりませんが、アシストがターンオーバー同じというのは2015年11月のグリズリーズ戦以来です。その時は勝利しています。

まぁなかなかない負け方ではありますが、シーズンにはそんな試合もあるよね。



2連勝。ブルズに49点差です。この頃のブルズは話にならなかった。苦労しそうなペリカンズも一蹴しています。

 

◉11/27 キングス戦

106-110

ウォーリアーズといえども毎年弱小チームに取りこぼしています。これもそんなレベルの結果です。しかもカリー&デュラントが欠場でした。

◯vsキングス
FG50%
3P43%
アシスト31

ところが取りこぼしというには見事なオフェンススタッツでした。問題は守れなくなっているディフェンス。特にインサイドが大問題でした。コーリーステインにFG8/9です。開幕はロケッツだったけどキングスにまでオフェンスで押し切られたわけです。

オフェンスもFG4/15と攻守にグリーンが効かない展開でした。高さ不足で負けるというフタをしていた問題が再燃しています。



11連勝。1ヶ月近く続く連勝になります。カリーの離脱もあって必ずしもチームとして良い状態ではありませんでしたが、オフェンスで圧倒した勝利もあれば、苦しくなったけどディフェンス力で勝ち切る試合もあり、ウォーリアーズらしくなります。攻守両面で勝てるパターンがあるからこそ長きに渡って高い勝率を残しています。
少し相手に恵まれた期間でしたが、負ける年も多いレイカーズにFG40%でもオーバータイムで勝ちきりました。

 

◉12/23 ナゲッツ

81-96

クリスマスゲームを前にして連勝が止まったカリーのいないナゲッツ戦。まぁしかし、この試合に関してはトンプソンが3P1/10と絶不調。ナゲッツのディフェンスが良すぎたとは考えにくいので、完全にチームとして不調でした。

 

◯vsナゲッツ
FG38%
3P11%
アシスト25

どうしようもないさ。
そんな日もあるさ。

そうとしか言えない試合。ホームではありますが連戦だった事が影響したともいえます。



2連勝。キャブスとのクリスマスゲームを制します。カリー不在でディフェンス強化の傾向がはっきりと出てきました。本来と違う勝ち方をしてしまうのでキャブスとの間には差があると感じます。

 

◉12/29 ホーネッツ

100-111

チーム全体として良かったとは言い難いホーネッツですが、ハワード無双により打ち勝ちました。カリー不在で得点は落ちるけどディフェンスは強くなると言いつつ、インサイドの圧力に抗えないディフェンスが浮き彫りになります。高さに対して走る形を取れなかったとも言えます。

 

◯vsホーネッツ
FG46%
3P36%
アシスト32

それなりにウォーリアーズらしさを保っていますが、それだけでは確実に勝てるわけではないという事に。アシスト32ありながら100点止まりというのもかなり気になる数字です。

普通のチームはこのFG%でアシスト32あれば高得点が期待できるのですが、オフェンスの強いチームが逆に得点数が伸びないという不思議



5連勝。ハーデンとデュラント抜きのロケッツ戦を制しました。それでも終盤で追い縋られる展開をカリー&トンプソンの好調なシュートで制しました。クリッパーズ戦ではFG42%なんて酷い出来なのに120点を奪い勝っています。

 

◉1/10 クリッパーズ

106-125

再び迎えたクリッパーズ戦では得点が伸びなかったウォーリアーズ。そしてディフェンスも機能しない事に。ルー・ウイリアムスの50点というハイパフォーマンスになすすべなく敗れます。

 

◯vsクリッパーズ
FG48%
3P35%
アシスト26

カリーに加えてトンプソンも欠場でしたがデュラントはFG14/18とやはりハイパフォーマンスでした。

負けたことは致し方ないとはいえ、エースは得点できているわけなのでセカンドユニットがどうしたのか、という疑問が出てきます。
相手もケガ人だらけでベンチのロールプレーヤーで構成していただけに力負けした内容は、最近気になるベンチ問題が出てきています。



4連勝。キャブスをシーズンスイープしますが前回よりも点差は楽で内容は苦しい試合でした。まぁ結局キャブスは解体するのでなんの意味もありませんでしたが。
ラプターズ戦は楽勝の試合で大逆転を喰らいます。ラプターズが勝っていれば記録的な逆転だったかもしれませんが、終盤の1ポゼッション勝負では相変わらずのデュラントの強さが出てきました。強いけど勝てないラプターズ。

 

◉1/20 ロケッツ

108-116

シーズン負け越しが決まった試合。それはスパーズ以外だと13-14シーズンのボブキャッツまで遡ります。圧倒的に強かった中でスパーズのみが対抗していた近年のウォーリアーズに、結果として上回ったロケッツ。

もはやどちらが強いのかという論争を生み出すところまで並ばれました。結論はプレーオフです。

 

◯vsロケッツ
FG49%
3P47%
アシスト31

FG50%にはならなかったものの、3P47%とやはり好調ながらもオフェンスで上回られた形です。ロケッツはディフェンスも良いチームですが、総合的にみればお互いのディフェンスは突破出来るみたいです。

クリス・ポール、ハーデン、カペラが揃うと負けなしというロケッツにウォーリアーズも飲み込まれる事に。

3Pとオフェンスで上回るチームが現れるとは2年前には想像もつきませんでした。



3連勝。ニックス、ウルブズ、セルティックスをホームで倒します。セルティックスとの試合はカリーvsアーヴィングの凄まじいオフェンス対決になり、記憶に残る名勝負となりました。

 

◉1/30 ジャズ

99-129

衝撃的な敗戦となったジャズ戦。その内容はデュラントが好調すぎるイングルスから目を離せなくなりアウトサイドに引っ張られると、インサイドをフェイバーズ&ゴベールに荒らされ回る事になり、ドノバン・ミッチェルにトドメを刺されました。

 

◯vsジャズ
FG46%
3P20%
アシスト26

シュートが決まらなかったのでディフェンスを広げることが出来ず、インサイドでは高さ負けしています。

勝敗的にはジャズが強すぎて手に負えませんでした。上位チームでなくても、1番のスターがルーキーなんてチームでも、こんなに強いチームが現れるのも今季の特徴な気がします。

ウォーリアーズが負けたことを責めることは出来ないジャズの強さは勝てるとしたらロケッツくらい。そう思わせるチームがいる事も驚きです。



キングスを15点差で一蹴します。

 

◉2/3 ナゲッツ

108-115

しかし直ぐにナゲッツに今シーズン2敗目を喫します。前回は単なる不調ですが、この試合ではウォーリアーズ優勢で進むも最後はナゲッツのオフェンス力に押し負けました。

 

◯vsナゲッツ
FG50%
3P26%
アシスト28

またもFG50%で負けていますが、3Pは決まりませんでした。アシスト数はナゲッツと同じですが3Pとオフェンスリバウンドで負けました。

思えばこんな負け方が少ない時点でかなり珍しいチームです。そのためウォーリアーズよりも、若いナゲッツが勢いと共に力をつけてきた印象の方が強く残りました。デュラントへの徹底マーク以外は自分達の良さを優先したようなナゲッツでした。



今季初の連敗となります。

 

◉2/6 サンダー

105-125

サンダーとの2戦目も大敗する事に。ロバーソンに加えカーメロもいなくなったサンダーですが、前半はウエストブルックが、後半はポール・ジョージにより粉砕しました。

 

◯vsサンダー
FG48%
3P29%
アシスト27
ターンオーバー25

第1戦ほどに抑え込まれたわけではありませんが、やはりアシストと同じくらいのターンオーバーをしています。攻守にサンダーが上回る構図は同じでした。
強力なサンダーではありますが、為すすべなく連敗というのは苦しいところです。サンダーの方も相手によって強さを変えすぎです。最大値はウォーリアーズを上回るけど最低値がね。

これでロケッツ、ナゲッツ、サンダーがシーズン2勝になりました。この3年間で2勝したのはスパーズとグリズリーズのみでした。3チームになるのは31敗している13-14シーズン以来です。



3連勝を全て120点オーバーで快勝しました。今季はスパーズに苦労しないのも特徴です。サンズには46点差をつけました。

 

◉2/14 ブレイザーズ

117-123

開幕のロケッツ戦以来の110点以上の得点を取りながら負けました。デュラントが50点とりますが、リラードに44点を取られました。好調のオフェンスはそのままでしたが、守れない構図が出てきました。

 

◯vsブレイザーズ
FG48%
3P35%
アシスト24

デュラントが個人で得点したからか得点の割にアシストが少なくなりました。元々ブレイザーズがボールマンにはパスをさせるよりもシュートを打たせる守り方をする事も関係しています。

ジャズ、ナゲッツ、ブレイザーズと勢いに乗っていて、プレーオフ争いが激しい中位チームにウォーリアーズも飲み込まれた形です。



◉ウォーリアーズをどう見るか

 

ここまでのペースだと62勝20敗くらいが着地点です。残り18勝6敗は問題なく達成しそうですし、ここまでの欠場者の多さを考えれば納得できるものです。

◯欠場数
カリー 15
デュラント 8
グリーン 8
イグダラ 9

試合の感想では問題点は多くあるのですが、全体像ではそこまで大幅なブレはない気がしてきます。昨季からの強さを維持しながらもカリーとデュラントが欠場すれば概ね納得できる成績でしょう。

 

◯昨季とのレーティング比較
オフェンス 113→114
ディフェンス 101→104

数字でもそれは示されますが、ディフェンスレーティングの悪化については、ウォーリアーズの低下なのか、他のチームのオフェンス力アップなのか。これは後者と捉えています。

ウォーリアーズよりもディフェンスレーティングが良いチームは4つありますが、3つはイーストなので東西格差に過ぎないと捉えています。特にウエストの他のチームのオフェンスが上がっています。

 

◯成績
vsイースト 19勝3敗
vsウエスト 25勝11敗

ウエストでの勝率は6割9分ですが、ここ3年は両カンファレンス相手に8割を超えていました。今季はイーストが躍進していますが、ウエスト内部での争いはよりハイレベルになっていて、ウォーリアーズでさえも勝率を大きく落とす事になっています。ウォーリアーズが弱くなったよりも周囲が強くなりました。

 



◉主観で分類する

 

14の負け試合を主観で分類するとこんな感じです。

◯相手のオフェンス力に打ち負ける 5
ロケッツ×2 クリッパーズ ナゲッツ ブレイザーズ

クリッパーズはともかく他は個人の大爆発というよりもチームとして計算されたオフェンスで上回っています。毎回出来るかは別にしてそれなりに出来るチームです。ロケッツはほぼ出来てしまいます。

 

◯相手のディフェンス力に抑え込まれる 6
サンダー×2 グリズリーズ セルティックス ジャズ ピストンズ

サンダーとピストンズは抑え込むというよりもプレッシャーからスティールされ速攻で負けています。FGを抑えるタイプとスティールするタイプ。両方にやられました。

 

◯自滅する 3
ナゲッツ キングス ホーネッツ

どれも自滅といえるかは怪しいし、相手チームからすると会心の出来かもしれません。しかし、さすがに内容として問題があり過ぎた気がする3試合です。

 

総合的にみて自分たちの強さを全面に出せるとウォーリアーズに勝てるチームが増えました。以前はウォーリアーズの不調に自分たちの好調が合わさって勝てるイメージでした。ロケッツ、サンダーは言うまでもなく、セルティックス、ナゲッツ、ブレイザーズの勝ち方がそこに当てはまります。

 

 



 

弱点はなんなのか。そんな質問もありそうですが、ウォーリアーズとはいえ弱点は結構あります。挙げだしたらキリがないけど、その弱点を突けたところで違う対応策に持ち込まれるので、しっかりと弱点を突けるチームは珍しいです。

例えばセンターは弱点ですが、クリッパーズがジョーダンで押してきたならば、より走れるユニットにして走れないジョーダンを置いていく作戦をとります。しかし同じことをジャズがやると、フェイバーズは走れるし、ゴベールが戻れなくても他の4人がトランジションに戻るのが早いです。それでいてウイングを広く使って攻めるのでインサイドへのヘルプも遅くなります。

 

この点は共通する弱点になっていて、ヌルキッチやヨキッチ、カペラに悩まされますが彼らはファーストオプションではないので、より止めにくくなっています。単独で決めてしまえたのはハワードくらいかな。

面白かったのは2戦目のサンダーで前半好調だったウエストブルックが止められるとオフェンスのペースを落としてアダムスのローポストで得点していった事です。実質、その堅実なローポストで追い上げを遮りました。アウトサイドのエースが決めて、インサイドの強力なセンターが圧倒するパターンはロケッツ、ブレイザーズ、ジャズ、ナゲッツと共通しています。レナードがいるスパーズも同じ。

それは立派な対策ではあるけど、それを出来るチームは限られています。

 

 



 

◉傾向を考える

 

敗戦から振り返るウォーリアーズでした。そこにあるのは2つの特徴です。

全体のオフェンス力向上と、それでいてディフェンス力の大切さ

3Pが驚異的な武器になっている中で、インサイドゲームの大切さ

セルティックスには前者があり、ナゲッツとブレイザーズ、ジャズには後者があり、ロケッツとサンダーには両方があります。サンダーには3Pが足りないか。

だから収束するのはなんだかとってもベーシックな部分です。ウォーリアーズの強さも結局は相手に走り勝つというベーシックな部分だったりしますし。それが出来そうなチームは対策をしてくるでしょう。

 



 

シーズンの残りで重要になるのは、サンダーの存在です。なんだかんだ言ってロケッツ、ウォーリアーズの両方を倒せそうなのはサンダーくらいです。でも未だに上昇気流に乗れていないチーム。正直、ロケッツもウォーリアーズもプレーオフでサンダーのいるブロックは嫌なはず。逆ブロックなら相手が倒してくれるはず、と考えていそう。

4位、5位でフィニッシュされると1位のブロックに

3位、6位、7位でフィニッシュされると2位のブロックに

ならばいっその事、サンダーとの対戦は負けてしまい自分たちは2位になりサンダーを4位、5位に上げた方が楽かもしれません。

 

でもナゲッツとブレイザーズも侮れないし、ジャズは怖いし。プレーオフに進みそうなチームでウォーリアーズに勝っていないのはペリカンズ、スパーズ、ウルブスの3チームです。

今季のプレーオフは組み合わせが重要になりそうです。

ウォーリアーズで振り返る前半戦” への8件のフィードバック

  1. ロケッツファンです。
    ウォーリアーズ最後のブレイザーズ戦はですが、パチュリアとマギーは1Qだけで2Q以降はスモールラインナップだったと思いす。POなみに本気をだしたと思いましたし、かつ、無双のデュラントに対し打ち勝ったウィザーズの底力を見た思いでした。
    ところでカーはインサイドをどうするつもりか?ノーPGノーCのチームが成り立つのか?ライバルチームながら、心配になります。
    (補強もなさそうだし)

    1. インサイドを使わないのは本気である反面、それが1試合もたせるのは厳しいんですよね。ロケッツもカペラやネネイを全く使わないというわけにはいきません。ウォーリアーズにはウエスト、ルーニー、ベルの3人がいるので、そこで何とかする計算でしょうね。最近はマギーが使えるか最後のテストをしている気がします。

      どちらかというとノーPGの方が心配で、グリーンとイグダラが不安定。それが解決すればインサイドを使わない利点を活かせると考えていそうです。

      実際に5位〜8位チームはインサイド強いですが、スパーズとウルブズは問題なく倒しているウォーリアーズなので、今季は大丈夫という算段だと思います。

      ロケッツは補強しましたが、ケガ人出なければ、そんなに必要な選手でもないので、ウォーリアーズは人を変えるリスクを取らなかったのでしょうね。

  2. 今年はウォリアーズのディフェンス悪いな〜と思って観てましたがそれでもレーティング5位ってのに驚きです。
    とりあえず観てて思ったのは勝ち試合でも負け試合でも今年のウォリアーズは1Qビハインドで終わるケースが多すぎると思います。
    そしてターンオーバーの多さは例年通りかと思うんですけどリバウンドが取れなくてセカンドポイント与える場面が増えたな〜と思います。
    まぁプレーオフには照準合わせてくると思いますし昔の3勝勝ち抜けなら番狂わせ起きるかもしれませんが4勝なら対抗馬はロケッツくらいかなと思います。

    1. まぁ圧倒的な1位と2位のロケッツ&ウォーリアーズなので、勝ち残るのが普通です。でも勝ち残りしてもお互いの対戦を考えると楽に上がっていかないと不利になります。
      そこまでの道のりを含めて対戦カードは重要です。少なくともサンダーが勝ち残るためには必ず両チームを倒さなければいけないので、簡単ではないでしょうね。

  3. 今年はロケッツvsウォーリアーズが見たいのですが、ウォーリアーズには是非苦しんで上がってきてもらいたいです笑。サンダーとは勿論当たるとして、初戦はジャズかナゲッツに当たってもらいたいですね。正直ナゲッツが強い理由がジャズより分かりませんが、面白いプレイオフになるよう祈ってます。

    1. ナゲッツは強いですよ。各ポジションにシュートが上手く得点力ある選手を揃えています。ウォーリアーズを若くしたのがナゲッツです。でも若過ぎて不安定そのもの。勝ち方が下手です。

      サンダーはもちろん、ケガや相性も含めて運を掴めるのがどちらになるかですね。

  4. いつも楽しく拝見しております。

    負けたホーネッツ戦を現地で見てました。ハワード無双はそうですが、ディフェンスローテーションの遅れやターンオーバー等、正に自滅だったと思います。後半盛り上がりに欠いた試合で少し残念でした。
    オールスター明け、どこまで修正できるのかですね。

    1. おぉ!ありがとうございます。

      その試合は見てない1つです。キャブス戦も過ぎて気が抜けた感じがしていましたので、インサイドでやられまくってしまい、自滅したのだろうと想像していました。カリーがいないと攻守分断した考え方になりがちなんですよね。

      友人はカリーが休むと聞いてアメリカ旅行をキャンセルしていましたが、せっかく観に行くのに自滅した感じは残念ではありますね。でも、珍しい試合を観れたともいえますが。

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