ホークス@サンダー

◎悪くてよいこと

ホークスは1月上旬にちょっと改善していましたが、また悪化しています。でも、この改善と悪化は表裏一体なので、何かが変わったわけではありません。

ヤング、マレー、ボグダノビッチをスターターに並べ、わかりやすくオフボールが消え、それぞれの1on1ばかり。それでもハンターとオコングがスターターの時はトランジションマックスにしており、動ける3ウイングでそこそこ改善する空気でした。

カペラが戻り、ハンターがいなくなったことでトランジションが消えました。カペラによってハーフコートでのツーメンゲームそのものは増えたし、アリウープも出始めましたが、基本ラインが個人技の上に、止まってしまうからディフェンスが待ち構えての勝負になります。これが効率悪い。当たり前だ。

なので、ヤングがドライブしてもキックアウトするシーンが殆どありません。シューター担当はスペーシングにも乏しければ、オフボールでポジションずらしもしないので、守っている方からするとカバーしやすい。頻繁にパスを出す先に困るヤング。なお、これって別に今に始まったことではなく、ただ増えただけ。

チームオフェンスが消えたホークスですが、消えたなら消えたで「自分で取ればいいのか」と、かつてのデローザンのようにスコアリングに目覚めたマレーが、ドライブにミドルにとエースのプレーで引っ張るようになりました。あんまりポジティブな話ではないけど、マレーが点を取っているのはホークスの勝率をかなり上げています。

マレーがいなければ沈んでいたのか、マレーがいなければチームオフェンスが続いていたのかは知らん。ロイド・ピアースの残り香が消えてきたから、続かないだろうな。

いうなれば「悪化したけど、わかりやすくなった」ようなホークス。これで走れれば違うんだけど、ディフェンスリバウンドからのブレークが遅くなっています。それでもオフェンスリバウンドの強さもあるので、それなりにどうにかなるんだよね。マクミランの良さも少しは出ているから、崩壊までには至らない。豪華メンバーで許される勝率ではないけどさ。

相手がサンダーなので、ドライブ突破が厳しい代わりに、ゴール下の強さが出ているホークス。クソみたいなハーフコートオフェンスではありますが、攻めるポイントが見えており、そもそも個人としては上手いので、十分に対抗できています。サンダー的には相性が悪いのか何なのか。

ヤングはほとんど抜けないけど、抜けないからカペラへのあわせが増えたような前半。

ところが、残り40秒からボーナススローを決めたヤングは、続けてドライブフローターをヒット。そのたびにSGAに返されるんだけど、残り3.2秒でドライブ&ワン。このフリースロー後のパスに飛び出てジェイレンの寅平リンツを生み出すと、残り0.1秒でファールドローにも成功。なんと40秒で9点を取って同点にしてしまいました。これぞスーパースター。

3P29%ながら、FG58%で77点を奪ったホークス。ほぼペイントアタックだな。同じく77点を奪われましたが、これはサンダー相手なのに33点も3Pで取られたからでした。ディフェンスも問題なのかよ。

戦力的にはやばいホークス。噛み合わないのか何なのか。

ホークス@サンダー” への2件のフィードバック

  1. まだサンダーは勝ちきらなきゃいけない試合に勝ちきれないチームだと思います。ここから一歩上に行くにはチェットの復帰とギディのステップアップがカギだと思っているんですが、管理人さんの思うチームとしてのステップアップポイントはどこだと思いますか?(誰々加入、とかでも是非聞きたいです)

    1. 最近は3Pでハイスコアが増えているように、どこかでリードを奪うためには、もう一つの爆発要素が欲しいです。アイザイア・ジョーがどこまで出来るのか。

      あとはリードを守る試合に、相手に対抗するビッグマンがいないのは苦しく、ホルムグレンの細さも考えると、やっぱりアダムス的な戦士が欲しい

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