トレードデッドライン速報版

トレードデッドラインです。

グリフィンが動くという衝撃からするとなかなか動かなかった各チーム。それはサラリー高騰のせいで動けないからでした。結局はどうなったのか、それを確認していきましょう。

プレーオフへの展望を語るほどのチームはあったのか?




◯ペリカンズ
ニコラ・ミロティッチ

◯ブルズ
オマル・アシク
ジャーミーア・ネルソン
トニー・アレン
2018ドラフト1巡目指名権

ペリカンズの狙いは明確でカズンズの穴埋めとカズンズとの再契約のためにサラリーキャップの創出です。その両方を叶えたトレード。

ミロティッチに契約オプション破棄してくれというワガママも言いましたが、それは虫が良すぎです。しかし、アシクの引き取りが叶ったのでドラフト1巡目放出するだけの価値はありました。
ロスター枠は空けたけどモンローには振られましたとさ。

 

ブルズからするとこのディールを受けるという事はミロティッチに良い話はなかったという事。まぁそれでもペリカンズの1巡目ならば悪くても20位くらいは手に入りそうです。

 

問題はドラフトで戦力になる選手指名出来ていたっけ?
マルケネン以外は悪くはないけど良くもない選手ばかりな気が。まぁ20位なんてそんなものか。ブルズは指名したら試合に出しているので良い方。



◯ブルズ
ウィリー・リード

◯ピストンズ
ジャーミーア・ネルソン

こちらはその場しのぎのためのトレード。ピストンズはPGがケガなので。でもネルソンは良いバックアップです。そしてマジック時代はファイナルまで行ったPGとHCです。

お気に入りのリードがブルズはかなり熱い!3Pチームにピッタリのセンターです。でも3Pの確率はアレなブルズです。カットされませんよーに。→クビでした。



◯ピストンズ
ジェームス・エニスⅢ

◯グリズリーズ
ブライス・ジョンソン
ドラフト2巡目指名権

ウイング補強になるエニスは良い選手です。FG50%でリバウンドもとれる。スタンリー・ジョンソンとどちらが良いかはわかりませんが、層が厚くなりました。

グリズリーズは何とか指名権を取りに行った感じであり、もうタンクしているとしか。

ピストンズ勝ち組!



◯キャブス
ジョーダン・クラークソン
ラリー・ナンスjr

◯レイカーズ
アイザイア・トーマス
チャイニング・フライ
ドラフト1巡目指名権キャブス

キャブスのフロントって言ってることはバカだけど、やっている事は有能。クラークソンだけなら笑ってしまいますが、フォローするナンスも獲得したのは偉い。ベストではないけどキャブスの弱点を補うナンスです。
親子でキャブスだったよね!?

 

でもレイカーズはもっと有能。とはいえアイザイア・トーマスと未来を描きたいかな?
夏にFAなのでそこまでに判断しそうです。
まぁ基本ラインはFA市場で大物を狙うためにキャップスペース構築です。

これでレブロン獲得したら、実質はレブロン↔︎クラークソン&ナンスということに!キャブスのフロントは真綿で首を絞めているのか。



◯キャブス
ジョージ・ヒル
ロドニー・フッド

◯キングス
ジョー・ジョンソン
イマン・シャンパート
ドラフト2巡目指名権

◯ジャズ
デリック・ローズ
ジョー・クラウダー

よくわからないけどキャブスの1人勝ちのトレード。理由はキングスの迷走っぷり。若手にチャンス与えたいと言ってベテランを増やすキングス。
ジャズはフッドと交換でクラウダー欲しかったのか?フッドとの再契約はムリなので放出したわけですが、これがベストな交換相手には思えません。

ローズは昨季の活躍はミニマム契約レベルではなかったのに追い出されました。まぁ残るよりは幸せか。



◯ヒート
ドゥエイン・ウェイド

◯キャブス
ドラフト2巡目指名権

もう初めからヒートと契約すれば良かったウェイド。追い出されました。ミニマムで契約しておきながら血も涙もないキャブスのフロント。それはそれで有能だけど、ウェイドのプレーは別に悪くはなかったよね。



◯ヒート
ルーク・バビット

◯ホークス
オカロ・ホワイト

よくわからない。バビットの方がちょっとだけ価値が高い気がするくらい。小さすぎてあまり意味はない。

 

◯ホークス
シェルドン・マック

ウィザーズの貰ったものはわからなかった。やっぱり意味はわからない。



◯ニックス
エマニエル・ムディエイ
ドラフト2巡目指名権ブレイザーズ

◯マブス
ダグ・マグダーモッド

◯ナゲッツ
デバン・ハリス
ドラフト2巡目指名権クリッパーズ

ニックス戦でしっかりとしたPGである事をみせたムディエイ。ニックス戦だけね。ゲームレポートでPG不足のチームにアピールしていると書いたら本当にニックスに。

マグダーモッドは常にトレードのコマになるね。マブスの狙いはチームにいないタイプの獲得ですが、3Pシューター自体はいっぱいいます。

ハリスは非常にクレバーかつユーティリティあるガードで、カットプレーが上手いのでナゲッツ向き。

 

どうみてもニックスひとり勝ちのトレードですが、ナゲッツとしては来年に再契約はしないので放出したかった。もう少しゴネリたかったところ。



◯ブルズ
ノア・バーンレイ
現金

◯ブレイザーズ
ミロカン・ラコビッチの交渉権

ブレイザーズはキャップスペースがなくてヌルキッチの再契約を控えているのでサラリー調整です。ブルズはダンプを引き受けただけなのか、使いたいのかは不明。



◯サンズ
エルフレッド・ペイトン

◯マジック
ドラフト2巡目指名権

よくわからない。PG不足のサンズだからポジティブなようで、ブッカーで上手くいっていたのに。ジョシュ・ジャクソンのプレータイム減らす意味はない気がします。

まぁ上手くいけば再契約、ダメなら放出するなら悪くはないけど。



◯セルティックス
グレッグ・モンロー

サンズがバイアウトしたモンローと契約したのはセルティックス。ヘイワードのDPEで他のチームよりも高いサラリーを提示できました。
念願のビッグマンを補強出来たわけですが、ボーガット狙いだと思ったので意外でした。断られたのか。

セルティックススタイルだとあまり使えないと思いますが、逆にブラッド・スティーブンスの下だとモンローがどう変わるのかは楽しみです。

役割は相手のビッグマン対応でイーストだとピストンズ、シクサーズ、バックス、ラプターズあたりへの対応です。ほぼプレーオフ1回戦想定です。ラプターズはスモールラインナップ対決になり易いので。ポイント起用前提のはず。

それにしてもサンズは2巡目指名権とトレードくらい出来なかったのか?レンのプレータイムをムダに削っただけだった3ヶ月間。



◯バックス
タイラー・ゼラー

◯ネッツ
ラシャド・ヴァーン
ドラフト2巡目指名権

デアンドレ・ジョーダンを狙っていたバックスはかなりグレードを下げてゼラーを獲得。少ない対価で今季用の堅実な補強を実現したのは評価出来ます。
特にジャバリ・パーカーの復帰戦が素晴らしかったので、ロールプレーヤーとして身体を張りながらもインサイドスペースを消さない動きが出来るセンターは好ましかったはずです。

上をみたらキリがないですが、大物がいない事でラインナップの柔軟性を保てる側面もあるのでロスターにいないタイプの選手を得れたのでHCの使い方次第です。

ネッツは話が来たから2巡目指名権貰えるならと放出したまでかな。アレンとオカフォーが形になってきたので、バックアップにモズコフいればゼラーに拘る必要もないです。でも、勝率は落とすかも。便利だったゼラー。

3年目の21歳ヴァーンは契約が今季まで。再契約をネッツが望むかすら微妙ですが、選手再生工場化しているネッツでもあります。
これでネッツには2015年ドラフトの2位、3位、17位、23位が揃いました。1番活躍しているのは23位です。



◯ペリカンズ
ラシャド・ヴァーン

◯ネッツ
ダンテ・カニンガム

そう思ったらペリカンズへ行くヴァーン。これはペリカンズには将来を考えられる良いトレード。1巡目指名権はなくなったけど代わりにヴァーンなら育成力次第という意味では同じ。

ネッツはガード過多でフォワード不足なのでカニンガムは有用。3Pを打つ大きなフォワードのカニンガムはネッツ向きです。



ニックスはポルジンギスがACLでシーズン全休に。調子が悪いと書いていましたが、膝の具合が悪かったのかもしれません。強くなって戻ってきて欲しいです。でもポルジンギスとはなんの関係もなさそうなトレード。

 

◯ホーネッツ
ウィリー・エルナンゴメス

◯ニックス
ジョニー・オブライエン
ドラフト2巡目指名権×2

エルナンゴメスの対価としては貰いすぎなニックス。しかし、エルナンゴメスのようなセンターを2巡目で手に入れるのはほぼ無理なので、ホーネッツとしても十分に利のあるトレード

でもそれはチームとしての話

オブライエンはランス・トーマスとオクインの間くらいの選手。そんな選手ニックスに必要なのか?→クビ

エルナンゴメスはハワードの控えに。それだけならともかく来季はハワードとゼラーの控えの可能性も。将来性は期待されているでしょうが、何だか状況が好転したようには見えません。

ニックスはもう少し良い提案なかったのかな?指名権よりもウイングが欲しい。

ホーネッツは処理したのがオブライエンって。他に削るべき選手がいるような。



とりあえず速報版です。抜けがあるかもしれないし、動かなかったところも含めてチーム単位でもう一度書くかもしれません。

優勝とか無視したらキャブスの動きは悪くないです。ただ、この先こんなチームとはFA契約はしたくなくなる内容でしたが。

そして夏まで含めるとどこが勝ったのかはわかり難いです。これだけ動かず、1巡目指名権が重視されたのはサラリー高騰の影響なので、MLBと同じ現象が起きるかも。キャップスペース作れたチームが勝ち組です。

 

 

トレードデッドライン速報版” への14件のフィードバック

  1. 朝起きてトレード情報見たらびっくりしました。
    最近のキャブス機能してなかったんで大幅に動きましたね。
    第三者からみるとアイザイアはかなりかわいそうな気が。
    ウェイドのトレードはキャブス側かウェイドが機能してないキャブスにいたくなくてヒートに戻りたかったのかどっちなんですかね〜。
    とりあえず来月現地でキャブス戦観る予定なんでアイザイア、ウェイド、ローズがいないのが残念です(泣)
    管理人さんオススメのネッツも観に行くんで楽しんできます。

    1. 現地観戦羨ましいです。そして「ネッツ観れるなんて最高」なのですが、一般的な注目度は低いチームなのでこのブログが役に立ったのなら嬉しいです。カッコいいグッズとかも多そうですし。

      ウェイドの件はどんな理由でしょうかね。単純にいえばロスター枠を空けたキャブスです。でも昨季もロッカールームでトラブル起こしているウェイドなので、クラークソンやフッドとの相性が悪いと判断したのかも。
      ヒートの2巡目は様々な制限が付いているらしいのでキャブスから提案したのだと思います。

  2. ウォリアーズの対戦相手がネッツなのでネッツ目当てではないですけどこのブログがなかったらジェレミーリンとラッセルくらいしか注目してなかったのでお役にたってます。
    なおかつ今まで普通に見ていただけなんですがこのブログのおかげで戦術の違いやこのチームになぜこの選手が必要なのかとかオフボールの動きに注目したりとだいぶ試合を見る観点が変わってきたのには非常に役に立ってます。

    NBAの現地観戦は今回で3回目なのですが初観戦がマイケルジョーダンがいたウィザーズ対ウェバーディバッツ、ビビー、ストヤコビッチ、クリスティーがいた黄金期キングスだったんで当時キングスファンでジョーダンも見たかった僕からしたら最高の1試合でした。
    管理人さんがこれほどNBAに精通してるんでてっきり現地在住かと思ってたんですが違うなら逆にこの情報量はすごいと思いますよ。

    1. 昨季のファイナルやコービーの引退試合を観に行く友人はいますが自分自身は観に行った事ありません。こんなに試合を観るようになったのも今シーズンからですし。だからデータは偉大です。

      その頃のキングスは今のウォーリアーズを上回る史上最高クラスのエンターテイメントでしたね。羨ましい。

      ウォーリアーズ相手だと速攻の下手なネッツはかなり苦しいでしょうが、アレンとオカフォーがインサイド無双する事で対抗するしかないかな。

  3. アイザイア・トーマスは復帰後の動きを見たらトレードされると思っていました。得点能力は落ちているしパスの精度も悪い。チームは調子があがるのを待っていた気がしますが、待てなかったのでしょう。昨年もそれほどすごい選手とは思いませんでした。凄みがない。キャブスは、使えない選手を全員入れ替えている気がします。入れ替えてもウォーリアーズには対抗出来ない気がします。今年が最後のチャンスと思っているのでしょうね。

    1. 元々アイザイア・トーマスは得点三位になっている割には評価されている選手ではなかったので、ご指摘の通りだと思います。
      あとはそれをどう解釈するかですが、セルティックスは非常に上手くトーマスを使っていたけど、キャブスはボール渡しておけば良いとでも思っていたような使い方でした。

      ローズも含めてやはり利用方法を理解していなかったのが問題だと思います。

  4. サラリー高騰による指名権価値の上昇が今回のトレード停滞の原因ですよねー。
    シーズンオフがまた楽しみです。

    1. MLBと同じオフになるのではないかと想像しています。多くのチームが重い契約は抱えたくないと考え始めたでしょうね。

  5. ファイナルやコービーの引退試合はかなりのプラチナチケットですよね。
    ジャズ戦の60点取った試合生観戦したら一生の思い出になりそう。
    当時のキングスといいウォリアーズといいパッシングチームが多分自分の好みなんだと思います。
    KD入ってからは以前のパッシングチームより個の力が出てきたと思いますが。
    ジャレットアレン前のロケッツ戦でも活躍してたんで注目したいと思います!
    オカファーはまだボールもらってから動きがぎこちないですね。

    1. パッシングチームは面白いですよね。ただ完成には選手の相性が必要なので簡単ではないですし、キングスもJウイリアムスからビビーで変化していきました。デュラントも必要な変化だったと思いますが、それがデュラントって反則です。

      オカフォーは貰い方が悪くてアタックまでにぎこちなさが残るのですが、あーら不思議ラッセルの魔法にかかれば!というのが最近の印象なのでセットで観たいです。

  6. キングスは今回のトレードをうけて、オフにクーフォス、テンプル、シャンパートの3人がプレイヤーオプションを破棄したらだいぶキャップスペースが空くそうです。今回のトレードデッドラインは、来季のFAに向けて勝ち組と呼べますでしょうか?

    1. どうなのでしょうか。夏はチーム側は節約契約推奨されそうなのでオプション使った方が得と判断するケースが増える気がしています。

      何よりキングスは現時点でキャップスペースあけたところで意味ないんですよね。大物FAは来ないですし、今季の失敗から若手にプレータイム渡すでしょうし。

      だから他のチームのサラリーダンプと引き換えに指名権や有望株を集めていれば高く評価していました。今のところは有望な若手がいるだけで機能するともしないともいえません。

      なので個人的には勝てるチャンスはあったのにヒルをシャンパートに交換した負けチームと考えています。

      これで夏にレブロン獲得したら大逆転勝利ですけど。

  7. クーフォス、テンプルはオプトインしそうですが、シャンパートはオプトアウトすると思います。また、もしシャンパートがオプトアウトしたら20M、しなくても約9Mのサラリーダンプに成功する事になります。出場機会少ないので今のところオプトアウトは濃厚でしょう。ただサラリーキャップ空いたからといって大物FAは来てくれないと思いますが、狙いはジャバリパーカーでしょう。

    “勝てるチャンス”とは今季プレイオフ出場するという事でしょうか?キングスは現状の順位からすると勝利してドラフト指名権の順位(3位)を下げるよりは戦力を落とした方が将来的に良かったのではという見方もあると思います。それは同時にディアーロンフォックスとフランクメイソンの出場機会が増える事に繋がります。

    最後に申し訳ないですが、優勝を目指すチームと将来に向けてシフトしたチームが戦力比較という同じ土俵で評価されているのが気になります。

    1. 「勝てるチャンス」はトレードで得をするチャンスという意味でした。仰る通りにオプトアウトしてくれてパーカーを取れれば勝ちだと思います。でも現時点では未確定すぎる話なので、今回のトレードで「勝った」とは言えないですよね。
      なので将来を考えるチームとしてもトレードに勝ったとは言えないと思います。

      個人的にはキングスはドラフト上位指名権と若手の成長を目指すシーズンで良かったはずが、やっている事はチグハグでベテラン重用して若手にプレータイム与えない事をしていました。
      フォックスは素晴らしいですが他のルーキーよりも目立っていないのはチーム事情です。ヒールドもMIP候補だったのに。

      そんな意味で未来を考えたチームとしては、そして昨年のドラフトで勝ち組と言われた割にはチーム方針は迷走しています。今回のトレードで何かしらの方針転換を示せるかと思っていたので、「オプトアウト狙いでシャンパート」ではちょっと弱いと思いました。

      そんな印象です。しかしパーカー獲得したら、やっぱり勝ち組に変わると思います。

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