ドノバン・ミッチェル 71

2023/1/2

ブッカーが23点ビハインドから奮起して58点を奪ったと思えば、18点ビハインドからドンチッチは60点トリプルダブルで逆転を生み出しました。最近は50点くらいじゃ「だから何?」くらいの反応をしてしまいます。

しかし、史上7人目(チェンバレン、エルジン・ベイラー、デビッド・トンプソン、デビッド・ロビンソン、コービー、ブッカー)の70点オーバーとなれば話も変わってきます。ドノバン・ミッチェルの71点を振り返ってみましょう。

また、異様なハイスコアとなった試合でもあり、ブルズの問題も見えてきそうなので丁度いいかな。なお、デローザンも44点です。44点?だから何?

◎1Qはゆっくりと

5点
FG1/4
2アシスト

歴史的な得点ショーの幕開けにはよくある形ですが、12分フルでプレーしたドノバンですが、たったの5点しか奪いませんでした。初めにドライブでファールドローしてのフリースローは決めたものの、以降は沈黙し、残り1分くらいに3Pを決めたくらいです。

本日はガーランドもモブリーもいないキャブスは、PGドノバンとなっており、モブリーのところにラブが入りました。ブルズのディフェンスはドスンムが1人フルコートマンツーでドノバンを抑えるだけでなく、チームとしても収縮して守って、早いヘルプで潰す対策を講じました。ドノバンしかアタックする選手がいないので適切な選択です。

そのため、序盤はショートドライブからのキックアウトパスを出していくドノバンと、中継役としてパスを受けたラブからの展開になっていきます。インサイドのアレンへとパスが通れば得点になりましたが、中を固めるブルズに対してアウトサイドに展開すると3Pミスが続きました。

流れが変わったのはオスマンが出て来てから。それまでラブしかやらなかった中継役とドノバンしかやらなかったドライブからの展開をオスマンが担うようになり、遂に決まったのはラブの3Pでした。いやー、ラブしか決まらん。

それでも起点が増えたことで、そのオスマンの3Pも決まれば、オコロにも3Pが生まれました。終盤にネトが出てきたことでPG職を解放されたドノバンもコーナーでパスを受けての3Pがありました。

いずれにしても、キャブスはいろんな問題を抱えており、この状態でドノバンが点を取りに行くのは簡単ではありませんでした。ドリブルしたらカルーソにスティールされたしね。とにかくハンドラープレーがブルズの徹底したカバーリングによって苦しい。ただ、ラブとオスマンが出てくれば、さらに展開できるので、ヘルプばかり狙って、コーナーを空けるブルズディフェンスをイージーに攻略できる。

ドノバンアタックを中心に中を守るブルズ
複数のパス役でコーナーへ展開すればイージー3P

こんな1Qでした。逆にブルズはラビーンが2本外した以外は、デローザンも含めて4本の3Pすべて決まり、外へ広げてインサイドアタックが効きまくり。34-26と8点リードで終わります。

休憩できた2Q ⇒

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