30試合が終わって14勝16敗とディフェンディングチャンピオンらしくない成績に落ち込んでいるウォリアーズ。「主力を維持した」にも拘わらず、こんなに勝てないなんて大問題なわけですが、本当に危機なのか、よくわからないチームでもあります。因果応報というか、自分で蒔いた種というかさ。
5割を下回っていても連戦では無理をせず主力を休ませており、全試合出場はルーニーとプールの2人だけ。カリー以外はプレータイムも抑えられています。
〇プレータイム
カリー 34.4分
ウィギンズ 32.8分
クレイ 30.9分
ドレイモンド 30.8分
プール 28.6分
ルーニー 23.0分
シーズン前半であり、5割近いのだから、現時点でムリする気はゼロって感じです。シクサーズ、セルツ、ラプターズ、ネッツ、マブスあたりが勝つために主力を引っ張りまくっていることを考えると、チームで最も長いカリーですらトータルプレータイム894分で39位であり、王者の余裕というか、スティーブ・カーの余裕でしかありません。
今シーズンは新たなスタッツが表示されており、ラインナップごとのレーティングがみれるのですが、他のチームのスターターをよせつけない効率性を誇っているのも、危機感がなさそうな要因でもあります。
〇スターターのレーティング
オフェンス 129.9
ディフェンス 107.0
別次元の数字です。有力チームのスターターレーティング差と比較してみましょう。
〇レーティング差
ウォリアーズ 22.9
バックス 17.9
ナゲッツ 17.4
セルティックス15.7
ニックス 14.5
ウィザーズ 13.1
ニックスとウィザーズが混じってくるので、ウォリアーズのトップの価値も下がるというか、勝率との関連性が低い気もしてきますが、いずれにしてもウォリアーズのスターターユニットは現時点でもリーグ最強のユニットになっているわけです。
ウォリアーズって危機なの?
「まだ、本気出してないだけです」とでも言いたげな成績を残しており、これをもって危機というにはスティーブ・カーが余裕過ぎるといえるでしょう。ただし、このスターターユニットで19試合を戦いながら、11勝8敗と3つしか勝ち越していないのも事実です。
ベンチが弱いから勝ち切れていない
スターターの強さで逆転へと導けてもいない
基本的な問題は前者であり、これを解決するために経験を積ませているようなシーズン序盤ですが、一方で後者の問題も目立ちます。プレータイムが短いから仕方ないと捉えることも出来れば、圧倒的という割には勝ち切れてもいないじゃないか。
そしてカリーが肩の負傷で離脱することとなり、ウィギンズも離脱中と、スターターの強さすら発揮できない時期になってしまいました。数字が大きく動く前に、現時点の数字を振り返ってみましょう。
ワイズマンが期待だけさせてやっぱり使い物にならない問題がディフェンスにメス入れるのを阻害してるんですかね
ワイズマンだけでなく、若手を手放したくないし、クレイが怪しいし、ドレイモンドはよくわからんし、ちょっと動くには勇気がいっぱい必要って感じですね。
ワイズマンは売ってもいいでしょうが、移籍先で大活躍しそうなのも躊躇う理由かな
元々ファールの数が多いチームで、ホームとロードでファールの数の差が3個フリースロー本数の差は4本ならもっと違うところにDFが悪い原因がある気もしますね。
ファールコールされまくるからファールせずに守ろうとして守れないというのに加え、オフェンス志向のシューター起用が増えるので、さらに守れないというロードです。