ラメロはホーネッツを救えるのか?

ホーネッツの話をラメロへの期待も含めて書いてみましたが、数字に明確に出ている変化がある一方で、印象と違う事も多くありました。というか、印象度ではもっともっと厳しいホーネッツだけど、スタッツでみるとそこまでじゃなかったよ。

まず、とにかくハンドラーアタックが増えました。オフボールでの仕掛けが足りず、ハンドラーがアクションすることでオフェンスが作られます。この点が「ラメロがいないから」になるので、それで失敗している分には致し方ないのです。

しかし、パス数は昨シーズンから6本減った程度と、思ったよりも変わらず。キャッチ&3Pが減ったし、ゴール下の合わせも足りないけど、それでもインサイド押しが出来ているのもビックリです。

ただデータ通りに、ドライブからのパスアウトからスムーズさが消え、オートマティックな流れが出来ていません。ドライブするコースがわかりやすすぎて、ディフェンスに読まれていることも多い。ボールを持つ前の動きに乏しいってことでした。

ウイングが多くいても渋滞しないのがホーネッツの不思議さでしたが、今は頻繁に渋滞しています。それはコーナーまで広く使えていないということなのですが、一方で全体がインサイド側に絞った結果、ロジアーがコーナーに出てきてフリーになるシーンもあるので、これはこれで戦術の違いとしかいえない。

5人全員が3Pラインの内側にいるなど、昨シーズンまでならば考えられないシチュエーションもあり、かなりボレゴ成分が薄まっています。ここから更に昨シーズンとは異なる方向へ進みそう。

でも、ラメロは単調なオフェンスに違いを作ってくれる個人です。チームが単調であるほどに輝くともいえます。

多彩さが武器だったボレゴオフェンスにおいて、個人の判断で突き進むラメロは問題がありましたが、その立ち位置が大きく変わります。少なくとも今がどうにもなっていないので、ラメロがポジティブに変えてくれるはず。

いつ戻ってくるのかわからないし、戻ってきたも・・・ってのがホーネッツのケガ人問題ですが、ラメロ待ちの状況はラメロ中心のチームとして正しいのでした。

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