◎アンチ3Pへの変化
〇ドライブ
回数 54.3回 ⇒ 50.7回
FG 47.3% ⇒ 45.2%
得点 28.6点 ⇒ 27.9点
アシスト 5.2回 ⇒ 4.1回
明確にドライブが減っていますが、ツービッグも使っていることを考えると、大した減少ではないよね。ただ、最大の問題はアシストの減少にあります。インサイド合わせを用意したのに、アシスト減ったのかよ。
この点を考えると、わかりやすく「ラメロがどうにかしてくれるはず」に見えてきます。昨シーズンにチームハイの1.6アシストを記録しているラメロが戻ってくれば、ドライブからの展開力が増すはずです。っていうか、今はパス能力が低いアタッカーばかりだ。
ちなみにラメロが戻るとFG成功率は落ちます。本人のフィニッシュ力に問題があるので、得点よりも展開を増やすことに。でも、それこそがホーネッツの悩みでもあります。
〇アシスト 28.1 ⇒ 24.7
昨シーズンリーグ最多のアシストを記録したオフェンスはどこへやら。今はリーグ15位まで落ちました。パスで崩すスタイルから、個人技アタックが増えたわけですが、その割にはドライブが減っているのだから、どうやって得点しているのか不思議にもなるね。平均得点が6点下がったってのもあります。
ちなみに、クリフォードスタイルはこんなもんじゃなくアシストが減るので、これまでの積み重ねは生きています。どこまで落ちていくのか気になるところだけどさ。
〇アシスト
10月 28.4
11月 23.8
12月 22.0
シュートが決まっていればアシストも多いので、一概に比較はできませんが、アシスト型のチームから大きく変化していることがわかります。
〇3P
アテンプト 38.2 ⇒ 31.5
成功率 36.5%⇒ 32.1%
リーグで5番目に多かった3Pアテンプトは、24位まで急落しました。パスからのフィニッシュが減ったわけですが、困ったことに成功率も急落しています。
アテンプトだけならラメロが戻ってくれば増えそうですが、成功率はそんな単純じゃないよね。
また3Pの中身を見てみると、さらに厳しく見えてしまいます。
〇3Pアテンプト
キャッチ&3P 27.4 ⇒ 21.4
プルアップ 10.4 ⇒ 8.8
〇3P成功率
キャッチ&3P 37.6% ⇒ 33.9%
プルアップ 33・7% ⇒ 27.6%
キャッチ&シュートが6本も減ったのに対して、プルアップは1.6本しか減っておらず、深刻なアシストパス不足です。実際にはアシストパスじゃなくてオフボールのプレーメイクなのですが、それはそれとして、ラメロが戻ってこないと苦しい。
一方でプルアップは成功率の酷さが深刻です。なんでこんなに決まらないプルアップを打っているのか。
〇プルアップ3P
ロジアー 3.7本 25.3%
ウーブレ 1.8本 28.2%
ワシントン1.6本 34.2%
1本以上のアテンプトがあって、まともに決めているのはワシントンだけです。決まらない選手が打っている問題が1つ出てきます。ここはラメロが復帰すれば改善するのかな。
ちなみに昨シーズンもブリッジスは2.0本打っていたけど、確率は28%程度なので、この手の問題はそこそこ起こり得るし、やっぱりプルアップはシュートの上手い選手が打つべきです。ラメロは34%くらい決めているので、ハンドラーの帰還を待ちましょう。
ラメロが戻ってきたら、プルアップ3Pを決め、ドライブをして、アシストからの3Pを増やしてもらわなければいけません。かなりヘビーだね。しかし、チームとしての3Pはコーナーでのポジショニング問題も出てきます。
〇コーナー3P
アテンプト 11.3 ⇒ 7.8
成功率 37.3% ⇒ 36.6%
昨シーズンリーグ最多を誇ったコーナー3Pは大きく減りました。これがウイングが効果的に機能していない理由(スペーシング)にも繋がってきます。
パサー側がコーナーへ出せないのか、シューター側がコーナーにいないのか。ラメロは前者は解決しますが、後者は解決しません。
〇ロジアー+ウーブレのコーナー3P
5.4本 ⇒ 4.1本
実はホーネッツで最も多くのコーナー3Pを打っていたのがロジアーで次がウーブレ。この構図は今シーズンも同じですが、実際には2人がハンドラー化しているので、それでもチームで最も多いってのは問題があります。
問題はあるけど、ラメロが戻ってくればコーナー担当の色合いが強まるわけなので、解決するようにも思えてきます。
果たしてパサーとシューターどちらに問題があるのか。どちらに問題があってもラメロで解決するようにも見えます。ただし、HC交代に寄るオフェンスの変化は3Pだけではありません。