変幻だけど、自在ではないナゲッツ

◎トランジションしたかったのか?

昨シーズンのプレーオフでウォリアーズの超高校バスケによって走力ゲームを仕掛けられて負けたからか、開幕からナゲッツはトランジションマックスの戦い方をしました。だからこそゴードンやMPJの変化と合わせて特集しようと思ったわけです。

ヨキッチを中心に据える中では、トランジション対策は優勝のために必要な要素です。マレーとMPJの調子が元に戻り、KCPとブルースの走力が加われば、トランジション対決において上回ることは十分に可能です。

ヨキッチのオフェンス負担も減っている事だし、プレータイムも昨シーズンよりは制限できているし、1つのトレーニングとしては良い方向性な気はしていました。

しかし、段々と遅くなってきたよ。そもそもマレーはスローダウンするタイプのPGであり、あまり走れていないので、仕方ないのですが、新たな取り組みかと思ったら、あっさりと引き下がったな。

本当によくわからないんだよね。

この「よくわからなさ」こそがマイク・マローンであり、ナゲッツが5年に渡り勝ち続けている理由でもあります。同じ形に留まることなく、様々な変化をしていき、

「素晴らしく効率的」ではないけど「引き出しが多い」チームとして多様性をもって戦えて来た要因でもあります。だから1試合単位で見ればマイク・マローンは酷いけど、繰り返していった中では良いHCにも見えてくる。でもプレーオフになったら策を使い果たして祈ってるし。

若い選手をあまり好まず、ベテランを重用し、そのベテランが変化しまくるチームにハマらず、起用されていなかった若手が伸びる

そんなわけのわからなさもナゲッツ。変幻だけど自在ではない。コントロールしているようには見えない。今シーズン序盤は特にその傾向が強くなっているのでした。

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