◎ドライブアタック
インサイドの得点源として、コンビプレーでのフィニッシュがコリンズの持ち味ですが、そのためのスペースが常に消えている状況で、そしてマレーが加わったことでコリンズのプレーにも変化がみられます。
〇ピック&ロール ロールマン
回数 2.7 ⇒ 1.6
得点 3.9 ⇒ 2.0
ロールマンプレーが大きく減り、それが明確な得点の減少に繋がりました。一方でハンドラー側の変化は特徴的です。
〇ピック&ロール ハンドラー
ヤング
回数 14.0 ⇒ 14.3
得点 13.6 ⇒ 11.9
マレー
回数 8.6
得点 8.4
マレーが加入してハンドラー役が減ったはずのヤングですが、昨シーズン同様のスタッツを記録しています。一方で昨シーズンはルー・ウィリアムスの2.9回が2位だったのに、そこにマレーで8.6回も記録しています。そりゃあロールマンプレーは減るよね。
ところが何故かカペラは昨シーズンと変化ありません。ほぼほぼヤングと同時起用だからです。マレーがピック&ロールからロールマンを使うのが下手って感じです。
ちなみにロールマンプレーもカペラ前は6.7点も稼いでおり、20点取れなくなった理由はここにあります。コリンズって明確にコンビプレー要員なんだよね。それが現代的だし、マクミランは現代的じゃないし。
〇コリンズのドライブ
回数 2.2 ⇒ 3.1
得点 1.6 ⇒ 2.2
FG 56.7%⇒48.3%
ロールマンプレーが減った一方で、ドライブの回数が増えています。それだけコンビプレーではなく、個人技アタック中心に移行されているという事です。
実際、何もない所からの1on1が見られるようになりましたが、マジでスピードアタックするしかないからね。それでも、そこそこの成功率を持っていますが、ドライブから点を取る役割が必要ならば、他の選手を探した方が早いです。
〇ポストアップ
回数 2.7 ⇒ 1.9
得点 2.4 ⇒ 1.9
成功率45.8%⇒ 53.8%
なのに何故かポストアップは減っています。こうみるとPFタイプのコリンズではなく、SFタイプでドライブが出来る選手を求めているように見えるわけです。それがクラウダーなのか???
コリンズの得意プレーよりも、一般的なプレーを要求されている
ここが今シーズンの問題にみえます。得意のコンビプレーが減って、普通の1on1系統が増えてしまった。チーム全体の3P不調も含めて、普通のSFが欲しそうです。ハンターをもう1人ください状態。
実際、マクミランのペイサーズ時代を考えると・・・サディヤス・ヤングを使っていたじゃないか。
HC的にはPFを使いたそうなのに、プレーをみるとSFが欲しそうに見える。ここら辺のギャップが今シーズンの「コリンズ売る売る詐欺」における難しい論点になっています。
ホークスファンです。
今シーズンのコリンズに思うところを見事に整理していただき非常にすっきりしました、ありがとうございます。
プレイの他、グルーガイ・人格者でもあるだけに手放すのは惜しいですが、現状の役割ですとサラリーに見合っていないと。
ハーターのように移籍により開花するのでしょうか。
相棒として有能である代わりに、相棒が欲しい選手でもあるので、このままヤングとやるのがいいんですけどねー