◎イスラエルのアブディヤ
平均28歳のイスラエル代表で、最も若い21歳のアブディヤは既にエースとしての貫禄すら感じさせました。ムサに比べたらNBAでのプレー機会はたっぷりと与えられており、19歳からの2年間で大きな成長を果たしていた事がわかります。
そんなエースは「一般的なウイング」の仕事で済むはずもなく、期待通りにオールラウンダーっぷりを発揮してくれ、やはり「次代のポイントフォワード」のポテンシャルを示してくれました。
そういえば勝手に「アブディヤはポイントフォワード」と刷り込んでいたけど、本当にそんな役割になったのは今回が初めてだよね?
NBAではスターター(たった4試合のうちの1試合)として40分プレーしたホーネッツ戦で8アシストを記録していますが、これ以外には6アシストが2回あり、あとは5アシスト以下です。
〇アシスト
20-21シーズン 1.2
21-22シーズン 2.0
ユーロバスケ 4.6
それがユーロバスケでは4.6アシストまで増えました。チェコ戦での11アシストが効いていますが、思ったよりも得点を奪えた中で、自分にマークが強まるならばパスで崩した形です。あとセルビア戦ではハイライトアシストもあったね
このアシスト数については、やや不満な一方で、予想とは違う部分で大活躍しました。
〇リバウンド
20-21シーズン 4.9
21-22シーズン 5.2
ユーロバスケ 8.2
こちらもフィンランド戦の15リバウンドが効いているとはいえ、安定して拾い続けてくれました。国際試合の方が「高さが大事」になりがちなのですが、そんな情勢に負けることなく、明確に強みになっていたのは驚きです。
なお、フィンランドはマルカネンもいてNBAみたいにフロアを広くとるのでリバウンドが増えた事も想像がつきます。
チェコ戦でアシストが増えた一因には、リバウンドからのワンパスもありました。こういうプレーが出来るならば、リバウンド&ボール運びを任せて、ガード陣が速攻に走る形を増やした方が良さげです。走るガードがいないウィザーズだけど。走るしかないKCPをガードにしなかったし。
オールラウンドな仕事という意味では注文通りだったアブディヤですが、注文以外のプレーもありました。苦手だと思っていたプルアップ系の3Pを連打しており、ステップバックも決めました。
〇3P
アテンプト 6.0
成功率 33.3%
割と打ちまくりました。成功率はさほどではありませんが、NBAではキャッチ&3Pばかりなのに31%だったことを考えれば、レベルの落ちるディフェンダー相手には気持ちよくプルアップも決めていたと言えます。まだまだ修行は必要だ。
フィンランド戦はマルカネン相手の1on1を仕掛けていき、プルアップ3P、ドライブレイアップ、ミドルのフローターと様々な形で得点を奪い、23点15リバウンドでした。アブディヤが大きくブレークしそうにみえた初戦です。
得点、リバウンド、アシストと各分野でNBAとは違う一段上のプレーを見せたアブディヤですが、それは「良くも悪くも」でもあります。オールラウンドなスタイルが似合う事を示しつつ、1on1でも強気に攻めたのだから、何が悪かったのか。
僕も昨シーズン、特にKP加入前のWASはアブディアポイントセンター化計画を試す絶好の機会だったと思うんですけどねー。個人的にはベン+サボニス/3辺りが落とし所かなーと思っていて、これを/2まで持っていけると形になるのになーと。時たまインバートスクリーン貰ってハンドラーやったり、ローポからミドル打ってみたり。アンセルドもギャフォードの延長契約がなかったら試してくれてたかも
ですね。ポルジンギスにやらせていることをアブディヤで試せばよかったのに。
そしてポルジンギスが来たからには、求めるタイプとしてはアブディヤではない気がします。
でも、ディフェンスが良いから残したいのかなー
ジャズとのIFトレード案面白いですね。私はJCとのトレードを妄想しておりました。彼を飛躍させるトレードはどんなものが想像できますかね?
一番わかりやすいのはウォリアーズ行です。
他にはリラードと組ませるとか。
サイモンズとトレードしたい
PGとして見るとウェストブルックとかぶってしまうし、ウィングとして見るとクズマが完全な上位互換で、この2年間はチーム都合で伸ばすに伸ばせなかったというか。あの年のドラフトって、確かWASもハリバートン取ろうと思えば取れたんですよね…非常にもったいないというか。
ウィザーズはPG指名を拒否し続けるんですよね。
なかなか謎です。