⑥多過ぎた仕事量
明らかに仕事量が増えた3年目以降、アシストも得点も増やした一方で、どうしてもクオリティが落ちたものがあります。
試合終盤の勝負強さ
ディフェンスインテンシティ
わかりやすかったですね。ルーキーシーズンは試合を決める活躍をしていたのに、オンボールプレーが増えに増えて、あまり試合を決めなくなってきました。正しくは得点とアシストを1人でやっているから、試合を決めてはいるのですが、なんかこう
「破壊的」とは言いにくいプレーになっていった
スタッツ的には問題ないんだけど、印象が悪くなっていったのでした。そしてディフェンスまで手が回らないことが増えました。
元々、ジャズは「抜かれておいてゴベアに誘い込む」ディフェンスなので、抜かれていることそのものを問題には出来ないので表現しにくいのですが、わかりやすい違いを探してみると、いくつかあったよ。
〇スティール
17-18シーズン 1.5
18-19シーズン 1.4
19-20シーズン 1.0
20-21シーズン 1.0
21-22シーズン 1.5
ルーキーシーズンは「DPOYが目標」と発言するくらいディフェンスを頑張っていましたが、その言葉に反してスティールは減ってしまいました。特にチームがオフェンス中心に移行した3年目と4年目は明らかにスティールが減りましたが、5年目にして戻してしまったね。
ウイングスパンのオバケなので、横から手を出してのスティールは多いのですが、逆サイドへのパスをカットするような広い範囲を動いたスティールが減った印象があります。
〇ディフェンス平均移動速度
17-18シーズン 3.87
18-19シーズン 3.60
19-20シーズン 3.59
20-21シーズン 3.49
21-22シーズン 3.37
これはとてもわかりやすいです。オフェンスでの役割が増えていくほど、ディフェンス時の移動速度が減り、、、要は運動量が落ちていることがわかります。昨シーズンのスティール数はマグレっぽいな。
もしもコンリーではなく、ルビオを継続していたら、ディフェンス力を落とすことなくプレーしていたのかな?
再びルビオとタッグを組むのは非常に楽しみです。ルーキーシーズンの仕事に戻れば、ディフェンスインテンシティも取り戻すのかどうか。なんとなく本人の本音は「コンリーよりルビオがいいな」だと勝手に想像しています。少なくとも頼りになっていたのは、プレーメイクをまかせっきりに出来たルビオの方でしょう。
キャブスファンとしてはディフェンス力に不安があるかもしれませんが、実は当初のドノバンってそうでもなかった。ジャズの戦術問題と、ドノバンの仕事量が多過ぎた問題。この2つが重なっていたので、ガーランドとルビオに期待しましょう。
〇DIFF
17-18シーズン △2.7
18-19シーズン △0.5
19-20シーズン 3.5
20-21シーズン 3.3
21-22シーズン 4.0
ジャズがチームとしては大して下がっていないのに、わかりやすく差が出ています。キャブスでどこまで改善するのかは楽しみにしましょう。
あと昨シーズンの4.0ってのは2Pが著しく悪くなっていて(3Pは△1.0)、それってもうゴベア中心のディフェンス戦術そのものの問題にしかみえないのでした。ゴベア本人のDIFFはすごい数字だけど、それだけ「ゴベアを避けろ」が簡単に達成できるようになってきています。
西ではグリズリーズの次にジャズをよく見ていましたが、アダムズとゴベアのIQの違いが前シーズンは如実に表れてましたね。
スクリーンで棒立ちすら出来ずにちょくちょく動いてファウルとられるゴベア、パス受けるとお手玉しがちなゴベア、小学生みたいなおふざけでコロナ感染を拡大させたゴベア、そりゃ愛想も尽きるわ。
しかしドラフトギャンブルやるよりも柱としてドノミチだけ残して再建する方が安全確実だと思うんだけどチームが先に愛想尽かされたのかなぁ。
相手がスモールになったときに、オフェンスで何もメリットを生み出せないのが致命的でしたね。
IQなのか、スキルなのか。なんなのか。
ドラフトギャンブルは、エインジがセルツで味を締めちゃったんでしょうねぇ。
ゴベアだけいなくなってもPOに絡んできそうだったので、ドノバン君がいなくなって、やっとジャズはPOに絡んでこないと安心しているMEMファンです。
「エースがファーストラウンドから全力ではPOは勝ち切れない」っていうのを踏まえて、昨季のモラントはファーストラウンドは抑え気味にしたのだと思っています。ただ、今年はルーキー増やしすぎて、戦力落としすぎたと思っているので、どうなるやら心配です。
ドノバン君の最近は、ハンドラーやりすぎてる感があったので、ガーランドとうまいことやって欲しいですね。キャブスのHCをあまり信じていないのでそこが不安ですが・・・
キャブスのHCさんは、コンリーをこんな風にした原因でもありますしね。こんな感じじゃなかった気がするのに。
普通にアヌノビーやマルカネンみたいな選手とドノバンを組ませたら面白そうでしたが、今って再建時なのかな?
モラント君はケガをしないように。
コンリーと4年契約を結んでサラリーダンプでフェアバースを放出したのがキツかったですね。
あとダニーエインジやんちゃすぎ。
1年は殆ど動かずに、突然やんちゃしすぎるから困りものです。
なんだかんだとイングルスの件から一気に、でしたね
ルビオがサンズに居たシーズンのブッカーとほぼ同じ役割が当てはめられそうなんですよね。
5年ほど前は、加速力で突破するミッチェルと、体幹の強さでシュートをねじ込むブッカーっていう印象でしたが、どっちもオフェンスの引き出しが増えることで持ってるスキルが似通ってきているように思えます。
どちらもルビオと組んでた時期はアイソレーション担当で、ルビオがいない時期にオフェンスの起点としてPG寄りの技術を身に付けていってたのも似てますね。
確かに似ていますね。
次にきたのが、クリス・ポールとコンリーの差なのか、それともエイトンとゴベアの差なのか。
なんかちょっとずつサンズの方が上だなぁ。
良いSGエースを育てるにはルビオを取れって事ですね
おもしろい記事でした!自分はドノバン3年目以降は見なくなったのですが、プレーはきれいになったけど面白くない、みたいな印象でした。プレーオフだけは見ましたが。1年目とかの3.4コーターの、なんだか理由もわからずディフェンスをぶっ壊していく感じのドノバンがまた見れるとしたら、めっちゃ嬉しいですね〜。ドノバンはもっと自分勝手にプレーしてほしいなあという感じがあります。