◎どこにでも顔を出す
コディとケイレブはチームが別れたからか、共にプレータイムを伸ばしています。ホーネッツはウイングが充実したものの、ヘイワードの欠場が多く、ヒートはケガ人続出だった事情が関係しているものの、3年目で立派なローテーションプレイヤーになりました。
〇コディ 16.3分 ⇒ 26.3分
〇ケイレブ15.4分 ⇒ 22.9分
特にボレゴは「ケイレブがいれば」と考えていたかもしれません。ディフェンスのストッパー役が足りておらず、以前よりもスモールのディフェンスが不安定になっており、それをコディでカバーする時間が長くなりました。気が付けばコディはホーネッツでディフェンスの要となっています。
〇コディ
チャージドロー 19回(6位)
ディフレクション 2.3回
ルーズボールカバー0.9回
リーグ6位のチャージドロー数に加え、ディフレクションとルーズボールでも高い数字を残しています。インサイドでのカバーディフェンスもすれば、アウトサイドのプレッシャーでパスに触ることも多く、縦横無尽のディフェンスで貢献しました。
スティール 1.2、ブロック0.5もキャリアハイを記録しながら、ファールは1.6と非常に少なく、ノーファールでこれだけのスタッツを残せるのは脅威です。
一方で、これらの特徴を書かれると「ケイレブだって」というヒートファンも多いでしょう。ケイレブのスタッツも観てみましょう。なお、チャージドローのみシーズントータルです。
〇ケイレブ
チャージドロー 9回
ディフレクション 1.9回
ルーズボールカバー0.7回
スティール 1.0
ブロック 0.5
ファール 1.7
ヒートはチームとして最多のチャージドローを記録しましたが、その中では少ない方です。なお9回でもリーグ全体でいえば30位前後です。ドレイモンド・グリーンで8回だからね。
ケイレブも各スタッツで素晴らしいスタッツを残しており、クラッシュブラザーズらしいハードなディフェンスでの貢献が目立ちますが、全体で少しずつコディの方が上回っているのが、ツインズでの比較だね。
ただし、ケイレブはインサイドのマッチアップでの起用も多く、キラーディフェンダーというよりはマルチ担当としての使われ方になっており、より多様な仕事がありました。
だからリバウンドではケイレブの方が上回って・・・いると思ったら、これもコディが勝っています。むしろコディの充実ぶりが光る結果になったぞ。
〇オフェンスリバウンド
コディ 1.2
ケイレブ1.2
〇ディフェンスリバウンド
コディ 2.9
ケイレブ2.7
1.2本のオフェンスリバウンドは本来ガードの選手としては驚くほど多く、共にオフェンス時はインサイドへの飛び込みが重要な仕事でした。
多少の差がついたのはディフェンスリバウンドですが、ケイレブが頑張った一方で、PG相手のマッチアップもある中で、コディはよりロングリバウンドを抑えていました。
「どこにでも顔を出す」というのが、3年前に初めて見たマーティンツインズの印象でしたが、その特徴はさらに強まっており、マンマーク、カバーディフェンス、リバウンド、ルーズボールと執拗にボールに絡んでくるハードワーカーぶりは、コディもケイレブも変わらず発揮しましたが、やはりディフェンス面では「守のコディ」が上回っていました。
多分日本唯一のクラッシュブラザーズの大学時代からのファンです
再び特集記事を書いて頂けてとっても嬉しいです
また来年も是非宜しくお願いします