ボレゴとクリフォード

ボレゴをクビにした意味不明なホーネッツは、後任に決めたアトキンソンに約束を反故にされ、ダントーニにするか、テリー・ストッツにするか悩んでいたはずが、急転直下、全く噂のなかったクリフォードの再任となりました。

思えばGMがカプチャックになってからボレゴ路線で選手も集めてきただけに、突如としての路線変更は、オーナーの神様が横から口出ししたとしか思えない行為でした。疑問しかない再登板です。

あと、なんでクリフォードはこんなに人気あるんだろうね。正直バスケの内容も面白みはないし、結果を出しているとも言い難いのに、何故か仕事が絶えない。出戻り仕事だけど。

◎クリフォードからボレゴへ

ホーネッツがクリフォードからボレゴへと舵を切ったのは、18-19シーズンの開幕前でした。2年続けてプレーオフへ進めず、点の取れないバスケに見切りをつけてのHC交代でした。

ボレゴになると3勝を上乗せし、平均得点も2点ほど増えましたが、真骨頂はそこではなく、MKGをセンターにしての極端なスモールラインナップでスピードを活かしたバスケを展開したことにありました。ハイリスク・ハイリターンな戦術は、クリフォード時代とは一線を画すものがありました。

このシーズンが終わるとケンバが移籍し、チームは若返りを図ります。ゼロベースで作り直すこととなりましたが、3年間でしっかりとチーム力を向上させてきました。

〇シーズン成績
19-20シーズン 23勝42敗
20-21シーズン 33勝49敗
21-22シーズン 43勝39敗

ここ3シーズンは試合数が違うので比較しにくいですが、概ね10勝ずつプラスしてきた計算です。この成績でプレーオフに進めなかったのは不運としか言いようがないですが、ボレゴは明確に結果を残したのに、何故かクビになりました。絵に描いたような成功なのに失敗とみなされる悲劇。

いずれにしても、立て直しに成功したホーネッツには、かつてのクリフォードの影はありません。ボレゴも可哀そうだけど、全く違う路線だったチームを「元に戻せ」といわれているようなクリフォードも可哀そうでもあります。頭痛が再発しなければいいけど。

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