Bリーグファイナル

◎粘る琉球

琉球のディフェンスが効いてミスになりそうだったのを鵤がなんとかキープし、フォトゥのインサイド。次は比江島が単なる個人技アタック。さらに比江島からフォトゥのパスが通り、フォトゥがゴール下を外すも比江島がプットバック。7点リードにします。タイムアウトの琉球。

クーリーがオフェンスリバウンドで取り返すも、そのクーリーが前に出てこないのを狙った渡邊のプルアップ3Pがヒット。ただ、ここからインサイドを固める琉球に対して、宇都宮の3Pが決まらなくなります。なかなか決まらんぞ。

ただ岸本が足を痛めてベンチに下がると、さらにオフェンスのアイデアがなくなってしまう琉球。エバンスが比江島との1on1を制したくらいで、後半になって修正したはずの形が消えています。この辺がよくわからん。あとクーリー戻ってきてから、どうしても重たくなってしまった。点差がない時はいいんだけど、点差が広がるとトランジションを増やした方が良さそうな。

ローポストのクーリーに対してスコットが守る中、渡邊が近寄ってきてヘルドボールにします。ダブルチームされているけど、攻めていくわけで、なかなか難しいぜ。そしてスコットのドライブにフォトゥが合わせて残り4分で再び10点差に。

あとは比江島がスローダウンすればいいか。そんな時間帯に比江島がツーメンゲームで判断ミスしてクーリーにスティールされます。フローター打っとけよ。カウンターで今村が決めて「まだわかりません」と解説。

岸本が戻ってきたので、そこのディフェンスを狙う宇都宮ですが、鵤じゃなかったのでミス。逆に岸本がコーナーから3Pを決めると、鵤の完璧なパスからスコットのゴール下になったもののクーリーがブロック。ディフェンスで終わらせなかったクーリー。ここで交代させるとベンチで文句言ってるクーリーですが、はいってきたダーラムがパワープレーで&ワン。これで2点差です。マジかよ。

比江島から自由を奪うフィリッピン。ちょっと苦しそうな宇都宮ですが、ここで鵤が今村相手のポストアップを決めて再びツーポゼッション差にします。どうしても「比江島&鵤」vs「岸本&今村」の戦いに持ち込めば勝てるという宇都宮。

タイムアウトの琉球は岸本のキックアウトからフィリッピンの3P。わお!粘り強いぜ琉球。
しかし、また鵤の1on1で加点。周囲を見ながらパスがあるので、簡単にヘルプに来させないのが上手い。
今度はフィリッピンのキックアウトから今村の3Pでまだまだ終わらせない。
しかし、次は比江島がスピードで抜け出し、クーリーにファールさせての&ワン。クーリー退場。

残り50秒でタイムアウトから。琉球はダーラムのキックアウトからエバンスが3Pを外しますが、今村がリバウンドを取ってファールドロー。このフリースロー2本目をミスしてしまいますが、リバウンド争いのボールがこぼれて琉球ボールになります。大逆転の風が吹いているぞ。

このスローインでアリウープ狙いという選択。しかし、インサイドを固められているので決められず。ところがフィーラーのパスを岸本がカットし、また琉球ボール。これを今村が3Pに行きますが、ミスをしたフィーラーがブロックして、なんとかかんとか逃げ切ることに成功した宇都宮でし・・・

・・・って、ファールゲームのフリースローを2本ミスする比江島。しかもリバウンドが外にこぼれて今村がキープした瞬間にファールしてしまった宇都宮。逆にフリースローゲットだぞ。しっかり2本決めて残り22秒で2点差。まだあるのかよ。何してんだよ比江島。

しかし、この後のフリースローは2本決めた比江島。なお、その次のフリースローは1本ミス。そしてスティールからレイアップ決めた比江島。いろんな意味で比江島劇場でしたとさ。

◎比江島時代

そんなわけでBリーグは比江島時代だったとさ。

いかにして比江島という優位性を生かすのかが宇都宮だったのは確かですね。チーム力としてどちらが上だったかはわかりませんが、少なくとも日本人同士のマッチアップに置いて圧倒的優位性を持っていたような宇都宮でした。

変な話、琉球の方がドライブ&キックアウトしながら、チームオフェンスの流れがありました。まぁシステム不全があるんだけど、それはそれとしてさ。エバンスが3P決めていれば、どっちに転んだかわからなかったので、可能性はあったね。

でも、比江島と鵤が止められなかった琉球だし、そこの1on1をさせる形が充実していた宇都宮でした。なんだかんだいっても「比江島が日本人最強だから」ということを全面に出してきた優勝でした。ビュフォードを止めたエバンスを比江島とマッチアップさせればいいと思うのですが、そうはいかないのがBリーグなのかな。

鵤がいなければ、ここまで比江島無双は出来なかった気がすし、フィーラーがいなければ更に機能不全はあった気がするので、宇都宮はこれはこれでよく出来ているのですが、大前提は比江島最強論だからね。他のチームは日本人を揃える時に、ここを止められるディフェンダーを優先していくべきな気がしますが、そんな選手はいないのか、ディフェンスは外国人がいるからなのか。その辺はよくわからん。

ということで、比江島時代となれば、どうしても比江島vs田中大貴がみたかった管理人もオールドな思考を持っているのでした。

Bリーグファイナル” への1件のフィードバック

  1. 宇都宮は今年のプレーオフは去年からは考えられないほど比江島アタックでしたね。千葉も川崎も琉球も小さいガードを主力に使っていて、比江島&鵤の押し込み(+まわりが寄ってきたらさばく)を多用し続けていたのが印象的でした。去年までは頑張ってスクリーンを繰り返しかけるけど決め手がなく結局リバウンドでなんとかって印象だったけど、そこからずいぶん変えてきて、これらの(上位)チームには結果的に有効だったのかなと

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