ニックスvsウルブズ

2022/1/18

見るたびに印象が変わらないウルブズ。それに比べたらニックスの方が形も変わっていってるわ。フォーニエとケンバを絡めることが出来ているけど、絡めることが好きじゃないから辞めてしまい、でも再び絡め始めた感じかな。変化しているけど、良い方向に行く事も、悪い方向に行くこともある。トライ&エラーでいいじゃん。

◎フォーニエ

ミッチェル・ロビンソンがタウンズ相手のゴール下を決めていく序盤。ランドルは消えています。ランドルという選手個人で言えば悪いことだけど、ケンバやフォーニエ、特にパスを回してフォーニエ中心のアタックになるのは良いことで、たまにランドルもスクリナーをやっている。

ニックスの悪い所はハンドラーの強引なアタックに頼るところですが、オフボールで動き、シュートで崩していくフォーニエなので、必然的にハンドラアタックって感じにならないので、ポジティブな変化です。割とランドルとの相性が良いので、シーズン開幕直後は期待していたけど、後半になると起用しない病気もあるぜ。

いずれにしても、ニックスはフォーニエとバレットが両サイドにいて、そこを中心にしていく序盤なわけです。セカンドチャンスもあるから、コートをワイドに使ってのバランスアタック状態。点取っているのはフォーニエばかりだけど、コートは使えているぜ。

タウンズのアタックが止められず、そこはつらいけど、ハードなディフェンスは単調なウルブズには効果的。ただ、ディアンジェロがコートにいると逆を取るプレーをされてしまい、ちょっと厳しい。ウルブズはウルブズで「もっとスイッチ誘導して、楽なマッチアップを作っていけ」って感じですが、タウンズとエドワーズはそれでも突破できるからいいのか。

8分が経過した頃、ランドルがコーナーへ出すパスにミスが続きます。コートを広く使われるのに慣れてきたウルブズってことなので、自分で行く事をチョイスし始めるランドル。でも、それを止めるバンダービルドやマクダニエルズ。ベンチから出てくるのが個人突破型の選手って事も含めて、連携が切れてきたニックス。早いな。

ただし、ウルブズのベンチメンバーが出てくるとワイドオープンでも連続でシュートミスしてくれるし、ギブソンのブロックも出て速攻に走れたぜ。まぁそんな感じの1Qでした。ニックスのハーフコートオフェンスはフォーニエがいないと厳しかった。厳しいならば個人で突破するのがニックスだからね。この先どうなるんだろ。

ディアンジェロの3P、ビーズリーの速攻、タウンズのポストアップからノーウェルのカッティングレイアップと、終盤に得点が繋がったウルブズが30-23とリードして終わります。

◎エドワーズの方向

試合を見るたびに「ディアンジェロ中心にしてくれないかな」って思うウルブズなんですが、最近はタウンズとエドワーズのトリオはプレー頻度のバランスをとるようになってきました。連携があるってわけじゃないぜ。

問題はそれ以外の選手の役割というか、成功率がね。わかりやすくハードワーカーのバンダービルドだけは意味があるけど、他の選手は合わせようとして自分のリズムを失っている気もする。みんなもっとパスが欲しいだろうけど、パスを回すシステムはない。フィンチなのにね。

2Qになってもウルブズペースなのに、とにかくシュートミスが多過ぎ。なんでこんなに外すんだろ。NBAプレイヤーだぜ。ちゃんとオフェンスになっているのに、フィニッシュが甘い。で、そんなこといってるとエドワーズがドライブからコンタクトシュートを決めて&ワン。益々エドワーズにボールを渡したくなってしまうね。

さて、個人的に初めて見た気がしますが、エドワーズ、マクダニエルズ、バンダービルド、リードを並べてみたフィンチ。動けるウイングを並べた面白いチャレンジなのですが、このユニットだと積極的に行くのがPGノーウェルになってしまい意味がない。なんかウルブズっぽい。並んでいる選手は面白いけど、チームとしては面白さが足りない。

それでもエドワーズがドライブキックアウトでワイドオープンを作るけど、やっぱり決まらず。エドワーズ本人もプルアップ3Pをエアボールしたところでタイムアウト。

1年前を思い出してみよう。エドワーズのプレーはなかなか酷かった。判断という概念がなかった。でも、次第に戦術を学んでいき、コーナーへのキックアウトを覚え、オフェンスリバウンドを覚え、ディフェンスも改善していった。オフボールプレーを学べていないのは課題だったけど、成長しているのは素晴らしいこと。

で、今シーズンのエドワーズは何を学んでいるんだろ。それが一番の問題です。プレーが良い悪いではなく、次に何を身に着けさせるつもりなのかがわからん。積極的にハンドラーアタックからプレーメイクするわけでもないし、オフボールで突っ立っているし。チームプレーする気は出ているけど、どうすればいいのかわかっていないようだ。なんでだろ。

まさにハンドラーとしてプレーメイクしまくっても、動けるウイングの中でオフボールで形を作っても良い場面だっただけに、中途半端な感じがしたよ。

残り3分。ウルブズはマクダニエルズがコーナーからのドライブで点差を二桁にします。それをコーナーからのドライブで返すバレット。今度はコーナーからドライブジャンパーのビーズリー。フォーニエの3Pにボーズリーも3Pでアンサー。ワイドに使い始めた両チームで、止まりそうだった得点が繋がっていきます。

なお、ファールトラブルのディアンジェロがベンチに下がり、エドワーズも休養の時間なので、タウンズのみになって上手くいき始めているウルブズです。単にほかの選手が積極的に仕掛けるスペースがあるだけかもね。

2for1の3Pも決めたビーズリー。ニックスはバレットの3Pが外れるも、リバウンドのランドルがファールドロー。ビッグマンは多くてもリバウンドが弱い印象があるウルブズ。もうちょいリードしても良さそうだったけど、10点リードで終わった前半でした。

〇前半のターンオーバー
ウルブズ 4
ニックス 13

これで10点差ならニックスはOKでしょ。

◎リズム

ケンバとバレットの3Pで始まる後半。負けている方がハーフタイムで修正する典型例みたいに、気合のディフェンスをみせつつ、ワイドなシュートで追い上げました。これに対してエドワーズが3P決めるのですが、ニックスディフェンスが3人寄っているのに、プルアップ3Pってのは判断悪いというか、チームとして悪い。

しかもエドワーズはタウンズ⇒ディアンジェロ⇒ベバリーと見事に繋いで、ワイドオープンのキャッチ&シュートを外してしまいます。それ決めないから点は取れても、リズムは生まれないんだぜ。

ならばディフェンスの隙間を通してチャンスメークのディアンジェロ。でも、今度はケンバが見事なパスを通してミッチェル・ロビンソンのダンク。さらにベバリーから3Pファールドロー。見事なPGっぷりを見せるケンバ。そんなPG対決な空気でしたが、ディアンジェロがいなくなると、ディフェンスの強いところにアタックしていくので、ニックスが一気に追い上げます。

2点差まできたところで、ニックスはミッチェル・ロビンソンが5つ目のファール。でも、今度はべバリーがオフェンスファールで5つ目。どっちも激しい感じが出てきたぜ。

フォーニエの3Pで逆転したニックス。即座にマクダニエルズのダンクで返すウルブズ。ただ、前半はディフェンスで頑張っていたマクダニエルズだけど、ランドルに押し切られ、ファールコールされ、抗い切れなくなっていきます。やっと止めても、セカンドチャンスを手にするランドルのパワーにタジタジ。

強引なドライブに対して身体を張って止めたら、こぼれ球のようなパスをフォーニエが3P。いや、それは流れが来るよ。ランドルが何とか繋いだのを決めきってくれるフォーニエ。さらにハンドオフからもう1本3Pでニックスが6点リードになります。これに焦ったのか、クソみたいスローインを出したディアンジェロ。グライムスがかっさらって速攻&ワンで9点差です。

残り1分半。二桁リードにするチャンスが何度もあったニックスですが、ギブソンのダンクミス、バークスの3Pミス。そこからカウンターでマクダニエルズの速攻。さらにリバウンド争いで空中のバンダービルドを押したランドル。

3Q終わって91-86とニックスが5点リードに。流れを逃さないのは大事。それを実証したフォーニエだったけど、最後はニックスの方もミスから追い上げられてしまったよ。

◎ケンバとノーウェル

4Q開始1分、ギブソンも5つ目でミッチェル・ロビンソンが出てきます。スイッチ誘導から、そのミッチェル・ロビンソンへアタックしたエドワーズ。それは正しいぜ。そういうことやりまくろうぜ。ブロックに来れないのでリバースレイアップさ。そしてトランジションからディアンジェロ3Pで早々に同点です。

苦しいのでケンバを戻すシボドー。信頼されているのかケンバ。するとケンバのドライブにファールしたディアンジェロは、オフェンスでもクソパスで再びニックスが逆転します。バレットもコーナーからのドライブ。逆にエドワーズのドライブは、ミッチェル・ロビンソンに押し出されてしまいます。ここで退場しておかしくなかったけど、ホームコートアドバンテージ。

タウンズを戻すフィンチ。オフェンスリバウンドをねじ込み、さらにチャージドローしたタウンズ。そしてノーウェルはミッチェル・ロビンソンへつっかけて退場させます。ブチ切れているシボドーだけど、コンタクトしているわけでして・・・

ニックスはケンバが連続3Pで再びリードを得ます。これに対して、何故かノーウェルばかりがアタックするウルブズですが、3Pにドライブフローターで反撃のノーウェル。でも、さらにケンバの3Pで残り3分半107-102となります。

タイムアウトのウルブズですが、やっぱりノーウェル用のセットに。見事にドライブを決めるノーウェル。さらに次のオフェンスでベバリーが動いたところに手を出したギブソンがファールアウト。クレームしまくるギブソンとシボドーですが、チャレンジはしないっていうね。そして交代はトッピンではなくバークス。会場は「オビ」コールだったみたいよ。

ニックスはランドルのマークがタウンズになるので、ここを利用したいものの上手くいかず。ただ、タウンズを外に出したので、オフェンスリバウンドのバレット。これをみたのか、なんなのかは不明ですが、フィンチはバンダービルド⇒ディアンジェロで3ガード+タウンズ・エドワーズにします。急に小さくしてきた。なお、すぐにノーウェル⇒マクダニエルズだったよ。

残り2分。べバリーがディフェンス3秒。バカだ。クレームしているけど、ちゃんと3秒だったよ。このミスを取り返しに行ったベバリー。ファールっぽいけどコールされず、フォーニエからスティール。速攻のマクダニエルズがフリースロー1本決めて1点差に。

タイムアウトのニックスはバレットが逆サイドに振ったパスを奪い取られてしまいます。ウルブズは見事にコーナーのマクダニエルズをワイドオープンにするけど3Pはミス。

ディアンジェロをパワーで抜いたバレットがレイアップに行く瞬間、脇の下から手を通してボールを叩いたディアンジェロ。チャレンジの結果、ラストタッチがバレットと判断され、残り48秒ウルブズボール。実質のタイムアウトを経てのプレーコールです。もちろん、ノーウェル登場。

選んだのはディアンジェロ、エドワーズ、タウンズがポジションチェンジとパス交換していく形。そして最後はタウンズがランドル相手に仕掛けて、ドライブ&ワン。お見事。残り30秒2点リードに。

ニックスはランドルのアイソ。ドライブしたところにタウンズがヘルプに来ると、コーナーで空いたバークスにパスを出すも、その前にファールコールってことで、フリースローに。が、これを1本ミスしてしまいウルブズが1点リード。

スティール出来なきゃファールゲームのニックスは、ディアンジェロのパスをバレットがカット仕掛けますが、とりきれずにベバリーへファール。まぁ時間は19秒もある。しかも1本目を外すベバリー。これでウイングをコートに出してきたフィンチ。

ニックスはフォーニエとランドルのツーメンゲーム。タフショットを外したフォーニエ。しかし、こぼれ球がバークスの下に。逆転をかけた3Pを放つものの、決めきれず、ウルブズがなんとかかんとか勝利したのでした。どっちに転んでも良い試合だったわ。あと、ファールっぽいプレーが多いMSGらしさ満載。

◎激しかったね

ハードで激しい試合でしたが、激しいだけの試合な感じもありました。もうちょっと戦術的な工夫はないのかね。いかにもウルブズが失速しそうな展開でしたが、ノーウェルで耐えきったような。

もう一つの要因はマクダニエルズ、バンダービルド、プリンスを並べて守り切る様相を見せたことかもしれません。点が取れなくて負けそうな展開だったけど、守り切ることをチョイスしたようなフィンチ。エドワーズもディフェンスの意識は持っている。

ただ、ヘルプが下手なタウンズ、エドワーズに、ヘルプに行っても無力なディアンジェロ。そこが厳しい匂いもするので、どうやって調整するのかな。5割勝つようになってきたけど、5割以上に進めていないので、まだまだ改善が必要そうでした。

ニックスはフォーニエとランドルのコンビが良い感じなのは変わらず。ケンバも絡んできたから良かったね。ローズが不在で、クイックリーの出番が減り、グライムスの方が長く起用されていることもあって、バリバリ個人技アタックの空気が減っています。この路線の方が成功しそうですが、それをやりたいのかどうかはわからん。

コロナもあってベストメンバーが組めない中、やりたいかどうかはわからないけど、やってみたら良い感じ。そんな気もするけど、どうするんだろ。

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