新生ペイサーズとルバート君

今回はペイサーズの話です。新HCにカーライルを迎えたことでチームは大きな変貌を遂げています。昨シーズンに大きな問題を抱えてしまったこともあり、そこの修正になりましたが、カーライルというよりはACロイド・ピアースらしさが出ているオフェンスシステムになったことで、明確な変化が起きました。主として

「サボニスに頼らない」
「ボールムーブさせる」
「多くの選手がアタックする」

こんな傾向が強くなり、バランスアタックのチームに生まれ変わりました。変わったのか戻ったのかはアレだけど、昨シーズンに比べれば抜群に良くなりました。残念ながら、リーグ全体の傾向としてディフェンス力が異常にあがったので、明確な数字にはなっていないのですが、とてもポジティブな印象を受けています。

ところが、そんな印象に反して1勝4敗と負け越しの開幕スタートになってしまいました。そんな時に戻ってきたのがルバート君。初戦のラプターズ戦こそ16分のプレーに留まり負けてしまったものの、そこから3勝1敗とペイサーズは持ち直します。

・・・なんだけど、再び離脱してしまったのでナゲッツに負け、何故かジャズには勝ち、ここまで5勝8敗となんだか苦戦しております。新HCに新しいシステムなので、時間と共に改善しそうなのですが、ペイサーズファンからは

「ルバートがいないと勝てる気がしない・・・」

なんてコメントも来ており、その重要性がフォーカスされています。その理由はスタッツを見れば一目瞭然!

〇ルバート
プレータイム 27.0
得点 17.2
FG 38.9%
3P 21.4%
リバウンド 3.0
アシスト  4.2
ターンオーバー 1.6

・・・FGは40%を下回り、3Pに至っては・・・何故、こんな成績のルバートが重要なのか。どうしてルバートが欲しくなるのか。一体どんな違いを作っているのか。

酷い成績のルバートなのに勝利のキーマンになっているのは何故か

今回はここについて考えていきます。しかし、実は・・・・ルバートがプレーしている試合は1試合も観ていないのです・・・。そんな状況にもかかわらず、なぜ書こうと思ったのか。それは「見なくても想像がつく」わけであり「ルバートが足りない」と感じさせていたってことでもあります。

ということで、今回の本当のテーマは「新生ペイサーズに足りないこと」です。それはルバートのいない試合で明確に出ていた事であり、戻ってきたからこそ良い内容が結果に反映されたってことです。

なお、「ルバートがいなくて負けた」のは必然だと思っていますが「ルバートがいるから勝てた」は偶然だとも思っています。偶然で終わるのか、必然に持って行けるのかは、ルバートが酷い個人成績を改善できるかどうかにかかっています。

◎ターナーとドゥアルテ

サボニス頼みからの脱却が目立っている今シーズンですが、そこで重要な役割を果たしているのが、長くチームの核として育てられてきたターナーが得点面でも大きく貢献している事です。これまでになく積極的な姿勢で、得点に絡むようになりました。

〇ターナー
28.4分
14.2点
2P2.8/4.2 65.5%
3P2.2/4.8 44.4%

3P44%とシューティングの好調さが出ていますが、最も重要なのは2Pを66%と高確率で決めている事で、従来よりもインサイドに詰めてくるプレーを増やしました。カットプレーであり、合わせのダイブになりますが、これまでのターナーは3Pラインの外で待っていることが多過ぎたのですが、今シーズンはオフボールでポジションを頻繁に出し入れしています。

このオフボールの動きは単に得点に絡むだけでなく、パスが来なければリバウンドに参加する事にも繋がっています。6.5→8.5と大きく増えたリバウンドと、相変わらずの3.2ブロックによって驚異のリムプロテクターにもなっています。攻守にハイパフォーマンスをしているターナーの存在は、サボニス頼みだった昨シーズンとの大きな違いです。

〇サボニス
18.3点
FG57%
11.2リバウンド
3.8アシスト

そのサボニスは昨シーズンよりも得点を落としているものの、FG成功率は上がっています。平均3本打っている3Pが23%と酷いのが痛いですが、ここを除けば「ターナーの積極性がありながら、サボニスのスタッツもしっかりと出ている」わけです。

ただし、サボニスについてはアシストが6.7から3.8と激減しました。ここには複数の理由がありポジティブには「ボールシェアすることになった」のですが、ネガティブには「コンビプレーのパターンが減った」ことが挙げられ、サボニスが行っていたディフェンスに応じたプレー変更がなくなりました。これがルバートにも関わるのですが後述です。

一方でルバートが離脱した開幕にスターターに抜擢されたのが、ルーキーのドゥアルテです。ここまでROYクラスの結果を残しています。

〇クリス・ドゥアルテ
32.6分
14.8点
FG42.9%
3P40.0%
4.4リバウンド
2.1アシスト

ルーキーながら3P40%残しているドゥアルテは、インサイドでもコンタクトプレーから決めきっており、高い完成度を示しています。思うようなプレーが出来ていないジェイレン・グリーンとケイド・カニングハム、ジェイレン・サッグスを上回っており、ガードとしては最も優れた結果を残しています。

それ以上に相変わらずシュートに安定感を欠くルバートに比べると、ドゥアルテの完成度は圧倒的です。ケガの多い選手であるルバートなので、どうしてもシュート力の成長が芳しくないしな。ジャンプシュートに持っていくプレーパターンもドゥアルテが上回っており、ルーキーながらペイサーズの重要なピースになってきました。

ターナーとドゥアルテ。大黒柱のサボニス&ブログドンに続く3番手、4番手がしっかりと活躍していることが昨シーズンとの最大の違いです。ちょっとブログドンが「やりすぎている」ことを除けば、スーパースターがいないラインナップながら、見事なバランスアタックを作り上げました。冒頭に書いた通り

「サボニスに頼らない」
「ボールムーブさせる」
「多くの選手がアタックする」

新生ペイサーズはコレが出来ています。ウォーレンとルバートがいないのに、立派に代役として活躍するドゥアルテに、サボニスに負けじと活躍するターナー。層の厚いロスターで全員が活躍する下地を作れていることは見事なのでした。

◎流れるようにアタック

〇ドライブ
回数 51.0回(8位)
FG 50.2%(7位)
得点 25.8点(10位)
パス 22.9本(2位)
ターンオーバー 2.8(7位)

バランスアタックを証明するかのようにチームのドライブスタッツは優秀です。回数が多くメインのプレーながら、FG成功率も高くなっています。残念ながらファールコールしてもらえないことでフリースローを稼げていませんが、代わりにパスが多く、それでいてターンオーバーが非常に少ないのが特徴です。

ドライブは高確率のFGと、多くのパスアウト、少ないターンオーバーでボールムーブと個人アタックを成立させている重要な武器になった

〇パス数  313.8本(3位)
〇アシスト数 23.6本(13位)

パスも多くなっていますが、その割にアシストは少なく、パス&ドライブによって個人技で決めきるパターンも増えています。流れるようにボールを回し、多くの選手がアタックしていく事で得点を生み出していることが示されていますが、それはキックアウト3Pになるほど「ディフェンスの逆を取る」ことは出来ていない証明でもあります。

このあたりが「サボニス中心のコンビプレーが減った」ことから派生した問題になっており、パスは回っているのになぁ・・・というポイントです。昨シーズンはリーグ2位の27.4アシストを記録していただけに、今シーズンになってボールムーブするし、全員がアタックするけど、

ディフェンスを手玉に取るコンビプレーは減った

なんて印象にも繋がっています。流れるようにボールを繋ぎ、誰もがアタックしていく様は見事なんだけど、それはディフェンスを振り回すことに繋がっているとは言い難いし、だからこそサボニスのアシストは減ったのさ。

◎前半は止められない

このボールムーブとバランスアタックを武器にペイサーズのオフェンスは躍動しまくっています。本当に今の成績が信じられないくらい良い感じなんだ。それは特に前半で驚異的なオフェンス力を発揮しています。

〇前半のペイサーズ
得点 57.9点(1位)
FG 48.9%(1位)
アシスト 13.8(5位)

レーティング 115.8(1位)
得失点差 +3.5(4位)

御覧の通り、オフェンスについては「リーグ最強チーム」といっても過言ではありません。ボールとルール問題で各チームがレーティングを大きく落とす中、115はリーグ最強。誰もが活躍するバランスアタックが火を噴きまくっているぜ!

・・・
・・・
・・・
・・・
・・・

・・・皆までいわなくてもわかるよね・・・

前半最強のペイサーズ!
後半最弱のペイサーズ!

「最弱」は言い過ぎですが、とにかく後半に弱いチームになりました。特に前半が強いからこそ、後半の失速ぶりが際立ちまくっています。

〇後半のペイサーズ
得点 48.5点(29位)
FG 43.6%(22位)
アシスト 9.5(29位)

レーティング 99.8(28位)
得失点差   △3.9(25位)

いやー、スゴイよね。異常だよね。ここまで失速するもんかね?
わかりやすくするために、順位だけを比べてみましょうか。

〇前半と後半の差
得点   1位→29位
FG   1位→22位
アシスト 5位→29位

レーティング 1位→28位
得失点差   4位→25位

いやー、酷い。酷すぎる。良すぎる前半と悪すぎる後半。それが勝率を大きく落としている原因です。そして「ルバートが必要な理由」でもあります。そこでルバートが出場した試合の前後半を比べてみましょう。

〇前半のペイサーズ
得点 57.0点 → 50.2点
FG 49.3% → 46.9%
アシスト 14.0→ 11.8

レーティング 114.5→105.0
得失点差 +6.2 → △1.8

ポイントは2つあって、まず純粋に「ルバートがいる方が守れる」ことが挙げられますが、相手も違うし、スモールサンプル過ぎるね。もう1つがルバートが試合に出ていると「前半の好調は変わらず、後半の失速が少し抑えられている」ってことになります。

だから「ルバートがいれば勝てる」ってのはウソで、少しマシになるってくらい。でも、その少しの差が大きいから勝率が上がっているわけです。逆転負けだらけのペイサーズだけど、ルバートがいれば耐えきれるのかもしれません。

◎失速の要因

本日の本題です。何故、ペイサーズはここまで失速してしまうのかを考えてみましょう。ちなみにかつて逆の現象をしていたのがナゲッツでした。前半は「ふざけてんのか!?」ってプレーを連発しながらも、後半になると差し切って勝つパターンを持っていました。そしてオラディポエース時代というか、サボニスシックスマン時代のペイサーズも差し切りは得意技でした。前半と後半の内容が違う事はメリットにもなります。

前半と後半で同じことをやろうとしている

今シーズンのペイサーズに起きている最大の問題点がこれなのですが、なんでそうなるかといえば「前半が良すぎる」ことが関係しています。だってハーフタイムで修正するべき事項が何もないんだもん。そりゃあ、同じ形で後半に臨むよね。そして沈むよね。

「前半が良すぎることは罪である」という格言を作りたいくらいです。ウォリアーズが最も強かった時期は3Qで勝負を決めていたし、ブラッド・スティーブンスマジックはハーフタイムの修正で逆転劇を生み出しました。3Qは試合の流れを決定づけるクォーターだよね。

ディフェンスに対応されてしまう

またハーフタイムを挟んで際立つのはここですが、この「対応」が非常に小さな対応で済んでしまうのがペイサーズの問題点になっており、ドライブ&パスアウトしたときにディフェンスが慣れてきて間に合ってしまっただけで一気にオフェンスが立ち行かなくなります。

また、ボールムーブはするものの、アタックは個人技主体になっているのですが、そもそもスーパースターのいないペイサーズなので、前半からフルスロットルで攻めているので後半になるとパターンを出し尽くしてしまい、にっちもさっちもいかないよ。

「ディフェンスの逆を突く」プレーが少ない

個人がそれぞれ「自分の得意なプレー」をしっかり出せるようになったことはポジティブである反面、ディフェンスの動きを見て判断するプレーが極端に減りました。つまりはサボニス不足になってしまったのですが、サボニスがやっていたコンビプレーが減り、サイドを変えるプレーが減り、ディフェンスの逆を突くプレーが減り、いろいろと苦しくなってしまったのです。

言い換えれば「前半はこのままでいいから、後半はサボニスのプレーメイクを増やす」という手段があります。エースが働くのは後半で十分なのかもしれません。マレーとドノバン・ミッチェルのハイスコアリングバトルを思い出すな。あれも後半に点を取りに行った方がかっていたんだよね。

なぜかブログドンまでもが単調なプレーになっているのですが、それでもブログドン自身は後半の方がスタッツが良く、問題はアシストが3.5→2.8と減ってしまう事であり、チームメイトの失速に悩み、自分で行くしかない状況が頻繁に出てきているのでした。

ディフェンスを圧倒する武器がない
前半と同じ内容でディフェンスに読まれている

スーパースター不足で言えば、こんな要素も挙げられます。「読まれても通用するプレー」を持っていないため、ディフェンスに対応されると一気に苦しくなるのでした。ラプターズやヒートは「何してんのかよくわからないほどメチャクチャ」なことを前半にやったりするのですが、それが後半に効いていることを考えると、前半から鮮やかすぎるペイサーズには問題があるのでしょう。

◎ルバートという存在

【後半は最弱のペイサーズ】を救うのがルバートの存在です。ここまで挙げてきた要素の逆を行けるのがルバートって事にもなりますが、最大の要素は

ディフェンスに読まれていても振り切れるスピードを持っている

これは裏を返せば、ペイサーズの他の選手はスピードタイプがいないことも示しています。同じく高さで圧倒する選手もいないので、絶対的な身体能力がないことに。ウォーレンがいれば少し違ったし、サムナーやホリデー3男がいた昨シーズンはルバート抜きでもスピードの要素はありました。

サボニスとのコンビプレーを持っている

4.2アシストのルバートですが、そのうち半分を超える2.2がサボニスへのアシストです。逆にサボニスからは11.6本ものパスを貰っており、マッコネルと並んでルバートへのパスの供給先になっています。いずれもプレーメイカーであり、他の選手よりもプレーメイカーとパス交換しているのがルバートです。

単純な個人アタックのドライブ中心って感じのペイサーズですが、もっともスピードがあり個人アタックしそうなルバートの方が、コンビプレーをしているという皮肉な結果に。ある意味で今シーズンのスタイルに乗り遅れて、1人だけ昨シーズンの延長線上にいることがメリットになっているのかもしれません。

強引にでも打ち切れるスピードと、コンビプレーによる崩し。それらはディフェンスの読んでいないプレーをすることにも繋がっています。チームメイト達が苦労する中で、後半になると存在感を増しているわけだ。

〇ルバートの前半→後半
得点8.6→10.8
FG43%→35%
3P29%→14%
アシスト2.8→1.8

とはいってもルバート自身もそんなによくない。ここを決めていれば「ルバートがいるから勝てる」と書くけど、実際には運が良かっただけじゃん。ペイサーズがルバート抜きでは苦しいのは理解できるけど、ルバートが解決しているわけでもないぜ。

〇FGアテンプト
8.4 → 12.0

ただし、ルバートがシュートを打つ本数はわかりやすく増えます。決まっていないのに増えます。FG40切っているのに増えます。それくらい他の選手が困っているって事であり、少なくともシュートチャンスは作れているルバートって事だ。シュート力さえ上がればなぁ。

ちなみにこんな酷い成績なのに後半の得失点差が+8.5もあるんだよね。ルバートがいることでチーム全体が大きく改善されるって事であり、相手からしても止めきれないスピードとコンビプレーをするエースが1人いるだけで守りにくくなるって事です。

スーパースターに近いプレーをすることでディフェンスを混乱させている

こんな点もありそうです。不思議なことにルバート自身のFGは足を引っ張っているのに、ルバートがコートにいるなら後半であってもペイサーズのFGは劇的に改善します。

〇後半のFG
オンコート 50.8%
オフコート 41.6%

不思議だよね。繰り返しますが最もアテンプトの多いルバート本人はFG35%しか決めていないのに、チームとしては50%を超えているんです。自分で決められないルバートがいることで、チームメイトは楽にプレーできているわけだ。面白いものだし、それこそ現代的なエースの仕事かもしれません。

本人が決めるかどうかよりも、チームメイトを楽にできるかの方が大切

うーん、格言かもしれないね。特にルバートの場合はアシストしているわけですらないから新鮮です。失速しまくる後半のペイサーズだけど、ルバートさえいれば、どうにかなっているのでした。

◎試合に勝つこと

今回の話はルバートの良さではなく、ペイサーズの問題でもありません。ペイサーズで起きていることはNBAにおけるバスケットというものが

試合開始から良い内容を展開することは、勝利にとって重要なことではない

なんてことを示しています。良い内容=勝てるではないんだ。試合の最後はアイソしていたのも今は昔。そこで勝ち切る重要性が叫ばれていましたが、それは言い換えれば「止めきれない個人技が試合を決める」ってことです。今のペイサーズにとって必要なのはスーパーエースなのは皮肉だし、ロスターを考えれば勝ちにくい試合展開をしているな。

「前半が良いことは罪だ」も格言。自分たちがやりたいことを実現するために、前半は得点するよりも、出来るだけディフェンスを食いつかせるためのエサをまいておきたいな。フルパワーで押し込むのは3Qになってからで十分なので、前半は抑え気味にしながらディフェンスを攻略することを考えましょう。

前半は得点よりも、いろんなプレーをしておくことが大事。試合に勝つためには前半のうちにディフェンスを混乱させるプレーを繰り返しておこう。ハーフタイムで修正しなければいけないし、相手の修正を無にすることも大事だ。そして後半にこそ、自分たちが本当にやりたいプレーを連発するようにゲームメイクするべきなんだと思います。

内容は良いけど勝てないペイサーズ
内容が良いことが勝つための近道ではない

ルバートの存在はチームを勝たせてくれるのか。あるいは前半はバランスアタックして後半にサボニスのコンビプレーを増やす2段構えで勝利の方程式を作るのか。内容以上に「ゲームメイク」を考えなければいけないペイサーズでした。

新生ペイサーズとルバート君” への8件のフィードバック

  1. チームアタックで崩すよ!でも同じ内容だときついよ!
    という当たり前だけど難しい課題ですね。
    試合を支えるロールプレイヤーと、試合を決めるスーパースターの共存が簡単には行かないNBAチーム作りの難しさも感じます。(もちろんその部分がいい面もありますが)
    ルバートはオラディポのような存在になれるのか!
    いい内容を見せてくれているだけに期待したくなります。

    1. 普通はバランスアタックすれば品切れにはならないのですが、みんな似たような事すると苦しいですね。もっと違うタイプの選手揃えたいけど、それはチームとして成立させるの難しいし。
      サボニス使いすぎの昨シーズンと
      サボニス使わなすぎの今シーズンと
      むずかしいなぁ!

  2. お疲れ様です。
    以前の記事であった、「ジャズのストーリー仕立てのオフェンス」や、「ラプターズの異分子カワイ」を思い出しました。優れたオフェンスアイディアだけではなく、ハーフ毎もしくはクォーター毎の単位で意図的にゲーム全体をデザインしないと、ディフェンスの強まるNBAの潮流には抗えないことを、記事を読んでまた感じることができました!

    1. 昔よりも情報が取りやすいから「アジャストさせない」重要性が高まっている気がします。
      プレーオフになったら、それ以上に重要なので、結局は個人能力が高いことが大事なんですよね

  3. レイカーズにも魔の3Qが待っているのは似たような理由があるんでしょうかね?
    1Qの良さを同じメンツの3Qで発揮できなくなっています。

    1. レイカーズはなんでしょうね。そこまで前半が良いわけでもないような。
      ウエストブルックが、もっと強引に行くべきなのかもしれませんが、最近は抜ききれなくなっているしなぁ

  4. 感じていたルバートの不思議な存在感の、印象通りの数値なのですね。
    自分が強調したいのは今シーズン、ブログトン・ルバート揃ったのがまだ2試合のみで勝率100%だということ(サンプル少ないけれど)。
    ゲーム終盤、50-40-90選手のブログトンとタフな方が入るルバートの2タイプの選手を(ドゥアルテもいいのですが)マッコネルが引っ掻き回して使い分けるというユニット構成は強いです!

    1. ある意味でルバートはシックスマンで試合終盤も出る方がいいのかもしれません。その役割はドゥアルテには出来ないと思うし。
      長い目で見てもドゥアルテ、ルバート、サボニスのトリオは面白そうですね。

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