選手達もゲーム展開も似ても似つかないけど、ポジションの役割だけは似ている両チーム。
スコアラーにしてシステムの中心にいるインサイド2人
ゲームメイクに徹するPG
高いシュート力のSGとスラッシャー役のSG両方を置く。ただし、ケガ明けのハーダウェイはベンチスタートです。
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◉ツインタワー同士の差
万能なカズンズですが、ロンド復帰によりポストでの役割に徹しています。そこに対するはゴール下専任のカンター。
フィニッシュ力は抜群だけどプレーメイクはしないデイビスに、こちらもフィニッシュ力の高さが特徴のポルジンギス。
先にノったのはニックスコンビ。カズンズのパスミスをとって2人で速攻に走りカンターのハンマーダンク。さらにポルジンギスも抜け出してダンク。
ディフェンスでもゴール下への侵入を阻み、ペリカンズの2人に仕事をさせません。
2人の活躍でリードを奪うとベンチから出てきたオクインがデイビスを抑え、ハーダウェイがオフェンスリバウンドを押し込み、さらにデイビスのブロックよりも高く上げたレイアップを決め、16点のリードを奪います。
オフェンスよりもディフェンスが目立ったニックス。インサイドの固さがペリカンズに通じるのは願っても無い展開です。
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◉ワンセンターになるペリカンズ
2Qもニックスはマグダーモッドを中心に得点は出来ていきます。しかし、ディフェンスが苦しくなります。
カズンズのワンセンターでロンドもいない時間。それはデカレブロンの時間です。デカくて強くて遅いレブロン状態のカズンズ。
トップに出てくるカズンズにより、ゴール下から引き出されるオクイン。空いたインサイドを使っていくペリカンズのガード陣により、1Qの重さがなくなります。
得点差は変わらないけどリズムは変ります。
デイビスが戻ってロンドは戻らないので、ツインタワーで同じ形が継続されます。
苦しかったのはビーズリー。デイビスの高さの前に得意のミドルが出せなくなります。それでもパスを振りますが、主役不足になり得点が止まるニックス
6点差になりポルジンギスやハーダウェイも出てきてニックスはベストメンバーになります。
すると早速ポルジンギスがブロック、さらにデイビスからミスを引き出します。カンターがカズンズ相手のローポストアタック、オフェンスリバウンドを押し込み、再び二桁に。
お互いの選手交代が成功していきます。
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ロンドが戻るとデイビスへのアリウープ
カズンズがポストに戻ってのアタック
ジャックもギャップを作ってフローター
ゴール下へのアシストと対抗します。
最後にカズンズとデイビスが決めて9点ニックスリードで前半が終わります。
攻守に良い部分を見せたニックスが、攻撃だけ良い部分を見せたペリカンズを上回りました。
◯デマーカス・カズンズ
6点 6リバウンド 3ターンオーバー
6スティール
そんな中オフェンスは全然だけど、ディフェンスでスティールを連発し、ポルジンギスからテイクチャージしたカズンズ。
そのスティールもトップに位置でトレイルに入ったカンターへのパスをカットしたので、アウトサイドまで献身的に守るという予想外の姿でした。
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◉変なハイスコアゲーム
後半になりデイビスが連続でど真ん中を破ってのゴール下を連発します。スペーシングとパスの角度を調整してきた様子。
そこからミドルも生まれて好調に推移していくペリカンズオフェンス。
しかし、相変わらず守れない。ニックスで目立ったのはジャック。基本的に自分では打たないジャックが打つというのはフリーになりまくっているという事。
確率も高かったけど、守っていたとは言えないホリデー。ディフェンスが悪いのはスピード不足のチーム故と思っていますが、それだけでなく守れないガードは厳しい世の中。
こんなに得点するジャックは観たことがない。交代するジャックに拍手が。
3Q半分が過ぎた時に再び15点まで広がります。
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ポルジンギスから目を離して豪快なダンクを決められたデイビス。しかし、そのまま前に走って逆にダンクを返します。
デイビスの3Pに、ポルジンギスも3Pでノーガードで打ち合いが始まります。
守れないペリカンズが守らずに攻めている形です。ニックスは守ろうとしていますが、守りきれない。
3Qだけで19点奪ったデイビスの活躍虚しく守れないのでリードを広げられたペリカンズ
ニックス 96 - 82 ペリカンズ
82点取られて守れているといえるのかは怪しいですが、この差はディフェンスの差という変なハイスコアゲームです。
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◉守るペリカンズ
点差が離れているからかロンド以外はスターターが出てくるペリカンズ。ニックスはリーだけいれたいつものセカンドユニット。
カズンズとデイビスのブロックにスティールが続き、4連続でペリカンズがディフェンス力でニックスを止めます。ニックスにシュート機会すら与えないペリカンズ。
4分をオクインのゴール下1本に抑えられたので早めにスターターに戻したニックス。カンターのミドルが決まり、やっと100点に。
これで落ち着くと思われましたが、カズンズがカンターにエアボールさせ、デイビスはポルジンギスをブロックします。
守るペリカンズ。
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その間のペリカンズはツインタワーの高さを活かして少しずつ得点を返します。オクインよりはカンターの方が遥かに楽なカズンズがゴリ押ししていきます。ポルジンギスには読まれてチャージング。
でも、こういう場面で軽いアウトサイドが多かったのに、高さと強さで押し込んでいくカズンズは珍しい。
守れているけど、なかなかオフェンスが軽くならないペリカンズですが、インサイド押しが続いた後で、逆サイドからのキックアウトにエクストラパスが渡ってコーナーのムーアが3Pを決めて残り3分半で6点差まで縮めます。
ニックスもポルジンギスに良いパスがわたりエクストラパスでカンターのダンクに繋がります。
これまでの内容と違いワンポゼッションでの攻防に力が入っていきます。
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ニックスは苦しくなってくるとハーダウェイ中心になっていきます。タフミドルを決めるハーダウェイ。しかし、そこから全体が押し出されてロング3Pしか打てなくなるニックス
カズンズがカンターをパワーで押し込んでゴール下を決め2点差に。
ホリデーからゴール下のデイビスに渡りますが、明らかなファールをコールしてもらえないデイビスは、さらに残り16秒からのポルジンギスのアタックで肘を喰らいますが、これもノーコールという不運すぎる状況。
それでも守りきった事で残り10秒で追いつくチャンスを得ます。
ハイポストのカズンズからゴール下のデイビスへ。囲まれた中で難しいゴール下をねじ込んでオーバータイムへ。
27点しか取れなかったけど、ニックスを13点に抑えるというまさかのディフェンスによって追いついたペリカンズでした。
最後はスティールから逆転のチャンスもありました。
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◉アタックするペリカンズ、決めるニックス
オーバータイムもカズンズのブロックで始まります。
ペリカンズはホリデーがドライブ&ワン、外したフリースローをカズンズが押し込みます。インサイドをついていくペリカンズ
ニックスはハーダウェイとポルジンギスの3Pとアウトサイド中心になります。
そうなると今度はアウトサイドからホリデーが3Pにミドルを決め、カンターがゴール下を決めます。
ポルジンギスがポストアップから外すと、デイビスはターンシュートを決めます。シュート力の差というよりもパワーの差で打てる状況を作ってしまうデイビス
残り18秒でペリカンズ2点リードとなりファールゲームとなります。デイビスが1本決めて3点差。
タイムアウト明けのオフェンスはカズンズの怠惰なスイッチディフェンスを利用し、カンターがハーダウェイへのハンドオフの後でデイビスにスクリーンをかけて、見事にポルジンギスがフリーで3Pを打ちますが外れてゲームオーバーとなりました。
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◯アンソニー・デイビス
48点 17リバウンド
FG17/18
◯デマーカス・カズンズ
15点 FG4/16
16リバウンド
5アシスト
7スティール
結果的には2人で6ブロックしたものの、ほぼ守っていなかった状態のペリカンズ。終盤になり覚醒したのは何なのか?
◯クリスタプ・ポルジンギス
25点 FG10/24
確率も悪くなく24本も打ったのに25点しかとれなかったのはフリースローが2本だけのため。
守ろうとしたニックスはペリカンズにフリースローを与え、守れないペリカンズはファールすらしません。
その差が生み出した勝利とは言えないけど、スタッツだけみれば、そんな面も否めません。
果敢にリングへアタックしていたハーダウェイは10本のフリースローを打ちましたが、他の選手は8本のみ。ペリカンズは倍近い34本。
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貴重なホームを嫌な逆転負けで落としたニックス
疲労もあるけど、自慢のセカンドユニットの低調ぶりが響きました。ペリカンズはロンド以外は45分以上のプレータイムなのに戦えてしまいました。
オクインのディフェンスは良かったし、マグダーモッドは決めていた。しかし、主軸となるべきビーズリーが止められて、ニリキナが行方不明とプレーメイクに苦しみました。
ホーナセックHCの起用法に問題があった感じでもないのは、逆に厳しい所です。幸いハーダウェイは良い感じなので、ユニットの組み方に柔軟性をもたせないと対策された時に手詰まりになりそうです。
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ペリカンズはわけわからん。
カズンズがセンターやっているのは良いのか悪いのか?
ゴリ押しパターンが増えたのは良いのですが、ボールムーブが悪くなる面もあるので、もう少し使い分けしたい所です。
それでもこんな風に勝ててしまうのは、強さが身についてきた感じを受けます。もはや代役がいない事を受け入れたようなツインタワーの使い方は、ファールを狙ってこないニックスに助けられた部分も大きかったかな。