FA4日目とアレコレ

4日目くらいからは1日ずつ更新はしない方向性です。やっぱり大きな動きに乏しい1日となりました。

最終年はプレイヤーオプションとか。うーん、高い。高いっていうか長い。
ランドルはオールスタークラスの活躍をしたのは1年だけ。アデバヨも1年でマックスになったとはいえ、そこそこリスキーなのと、チームを組み替える難しさも出てきます。とはいえ、この時点で出て行かれるのも困るし、サラリー的には理解できるさ。もっと要求される可能性もあったわけだし。

なので、これも痛み分けかな。ニックスはFAでの選手獲得を前提していたと思いますが、思いのほか上手くいった1年で強烈に継続路線になりました。3年間はコアメンバーになる雰囲気です。まぁあれか。レナードが「ニックス行きたい」といったらランドルとトレードすればいいのか。

あっさり決まると思っていたら4日目まで引き延ばしたルー。でも、何の問題もなく契約です。ホークスもこれで終了かな。トレードの話もあったけど、こちらも現状維持。厚い選手層で戦えるのは最大2年なので、結果を残したい来シーズンです。ヤングのMVPが最大の目標か。

ラプターズはバーチを残留。あれっアチュワの話はどうなったんだろ。バーチ、アチュワ、そしてブシェイの3人は並べられないだけに、ちょっと苦しいような。シアカムのトレード話もチラホラあるだけに、もう少し動くことになりそうです。ドラギッチもあるしな。

ブレイザーズとのトレードは割と現実的。そこにマブスなんかが絡んでも面白そう。イーストで未完成な雰囲気のチームなので、ウエストとの取引相手にはちょうどいいんだよね。

そのラプターズは社長と契約更新。ウィザーズが熱心に誘っていたけど、残ることになったのね。ラプターズを作った人だけに、安心と信頼だな。

イグダラはネッツ、ウォリアーズ、レイカーズの3チームに絞って考えているそうです。4日目ともなるとイグダラの予想ですらニュースになるので、いかに3日間が忙しかったかを物語っています。どこでもよさげ。

ホーネッツもマルカネン争奪戦に興味があるとか。ホーネッツの問題は現行ロスターよりも高いサラリーにすると来シーズンの更新から困りそうなこと。欲しいには欲しいけど、あまり出しすぎるのもね。

そんな報道の数時間後にウーブレと合意。「マルカネンの要求は高すぎるし、サイン&トレードもムリだからやーめた」かな。最後に天秤にかけてみただけの気もします。ホーネッツはこれで補強終了かな。いろいろあったけど、総じて未来も見据えたバージョンアップに成功しました。

スーパースコアリングマシンのフレデッテがナゲッツのサマーリーグに参加するそうです。もう若手でも何でもないし、NBAでは厳しいという選手ですが、得点能力はピカイチ。ナゲッツが困っている要素を感じるチョイスです。

いやー、ビックリ。もうサッカーはみていないので、よくわからないけど、バルサの失態でしかないような。サラリーオーバーは前の会長が作った負の遺産を解消できなかっただけだけど、ちゃんと契約延長していれば問題なかったんでしょ。油断しすぎ。

フィナンシャルフェアプレーと違って、サラリーキャップだから解消さえすれば加入できるんでしょ。解消することを諦めたわけだ。

さて、メッシがどこにいくのか。レイカーズなんて話はありませんが、MLSに来るのは非現実的じゃない気も。PSGとかいったら、もうPSGの選手だけど、MLSにいってバルサが選手の処理が出来れいれば、その時点で戻れそうだし。

◎トップ5

今年のトレードランキング トップ5を知りたいです

FA・トレードのここまでの感想ですかね。

1位 ヒート

ラウリー争奪戦を制し、払いすぎとはいえダンカンの残留に成功し、タッカーやモリスでアデバヨとは違うPFをカバー。極めつけはオラディポの残留。これでスーパーチームを作り上げました。ちょっと出木杉です。

そもそも補強しなくても6位なんだし、これで優勝を目指すだけ。まぁ優勝するにはアデバヨが中心になる必要があるので、チームバランスは難しいけどね。

2位 ブルズ

ロンゾ、ラビーン、デローザン、パトリック・ウィリアムス、ブーチェビッチ

恐ろしいスターターを揃え、一気にパワーハウスとなってきたブルズ。ディフェンスの不安が大きすぎて優勝レベルに勝ち上がるとは思えないものの、燻っていたブルズが一気に勝利に向かう姿勢をみせたんだから高く評価しよう。

ヒートに負けるのは、まだロスターが固まっていないからね。まぁいずれにしてもシーズン始まってからやるべきことが多いので、オフに頑張ったというまでです。

3位 ニックス

「ケンバとフォーニエ」というパワーワードはスゴイ。しかも安いサラリーのケンバだし。総合的にバージョンアップはしていないのですが、やっぱり「ケンバとフォーニエ」って強烈。まぁ「フォーニエだけで良かったんじゃ」とは思っているのですが、なにはともあれ、このクラスの選手をダブルで獲得出来たら大成功でしょ。

4位 ウォリアーズ

ツキもあってドラフト7位と14位で欲しい選手をポジションをゲットできたウォリアーズ。そこにオット・ポーターとビエリッツァはエグイ。ブルズやニックスと違ってパワーワードはなしだからこそ「補強が上手い」と感じさせます。まぁオット・ポーターは反則なんだけどさ。

でも、この後でパワーワードが加わる噂もあります。短期的にはシモンズの方がずっと貢献してくれるし、優勝は近づきますが、中期的に観たらドレイモンドと同じ雰囲気の選手を抱える意味はありません。ルーキーたちが伸びれば、数の論理で上回りそうだし。

キーになるのは23-24の契約がプレイヤーオプションのドレイモンドかな。ウィギンズも契約が切れているので、その時を考えたらシモンズが欲しいかもしれないし、その時にはワイズマン、ムーディー、クミンガが形になっているかもしれない。

どっちにしてもクレイの調子が不明な時点でシモンズを加えるのは危険な気がしますが。

5位 スパーズ

衝撃のドラフトを経て、ザック・コリンズとフォーブスを手に入れたスパーズ。FAだけでみたら5位どころか最下位なのですが、何故か何もしていないのに指名権付きで補強が出来ました。デローザン様様。ウィザーズ様様。何が起きているのか意味不明だもんな。

サディアス・ヤング、アミヌ、ハッチソンに1巡目と2巡目がついてきたんだから、これだけみたら「堅実な補強に成功」です。指名権分だけお得なので5位にしてやろう。ここから、もう1つ動いてロスター整理&スター候補獲得したら、一気にジャンプアップなのですが、そんな空気がないぜ。あと、これでマルカネンきても、よくわかんないぜ。

◎番外

その他の質問があったチームについて書いていきましょうか。基本はネガティブな評価です。

シュルーダーはどこへ行く?

PG欲しいのがマブス、ペリカンズと言われています。ペリカンズはグラハムとサトランスキーを手に入れたので、ここで無謀な契約をする必要はありません。シュルーダーではなくスタークラスが欲しいかな。ってことでマブスが有力。

ただマブスはトレードでドラギッチなんかを求めた方が現実的。ニックスはケンバを手に入れたからシュルーダーは不要だし、割と苦しい。

オフェンシブなガードが欲しいセルツと、ディフェンシブなガードが欲しいレイカーズで、シュルーダーとスマートのトレードは?

うーん、難しそうだけど面白い話ですね。スマートは14M程度の上に契約最終年です。だからセルツがここで動くのは必ずしもマイナスではありません。Jリッチを手に入れており、ガードをシュルーダーにしたい気持ちもわかる。ただし、高いサラリーで長期契約は避けたいでしょう。

レイカーズ側がガードにナンとモンクを加えてしまい、さらにウエストブルックのシュートとスマートを並べられるか問題があるので、レイカーズの事情的に厳しそうですが、だったら単純にセルツがシュルーダーを手に入れてサラリー調整のトレードをするかもしれません。ケンバとホーフォードのトレードでTPEも残っていたよね。あれっヘイワードだっけ?

シュルーダーのサイン&トレードもセルツのトレードもあり得そうです。ブラッド・スティーブンスはシュルーダー嫌いそうなので、あまりイメージは沸きませんが、ペリカンズにシュルーダーがいくサイン&トレードならできそうな気も、出来なそうな気も。

レイカーズってロンゾやイングラム時代より弱いんじゃ?

それはあり得ない。あの頃のロンゾやイングラムじゃあ今のチームには歯が立たないし。残って伸びるかもわからないし。それにしてもレイカーズはシューター系を集めたけど、ウイングディフェンダーが足りません。別にウエストブルックにやらせていいけどさ。本当にそういう想定なのかもしれないな。

まだ選手のピースが足りていないイメージですが、それこそビエリッツァなんかが来てくれたらよかったね。それをウォリアーズに取られているからなぁ。

おかしい、オレたちバックスは優勝して、オフにはミニマムやズルい契約を手に入れるはずだったのに・・・

PJタッカーが出ていったマブスはポーティスと再契約し、フッドを獲得。それにジョージ・ヒルでした。実はこの段階でロスターの主力枠は埋まってきているんだよね。

ヤニス、ミドルトン、ホリデー、ディヴィチェンゾ、ブルック

不動のスターター。プレーオフでは動いたけど、ここに主力として加わるのが

ポーティス、カナートン、ヒル、フッド?

プラスしてディアキテやヌワラがいるので、11人くらいは固まっています。あと兄テトクンポも戻すでしょ。だからせいぜいもう1人って感じです。シュルーダーかティーグか!?

ディンウィディの十字靱帯断裂をみんな軽く思いすぎじゃないですか?
ウィザーズのオフの評価が高いですが、勝ちに行くのか再建なのかもはっきりせず微妙に見えます。

ウィザーズの評価って高いんですかね?
八村以降のファンが騒いでいるだけなんじゃ。長きにわたるウィザーズファンが「マヒンミの呪いから解放された」的な話はわからなくありませんが・・・マヒンミじゃなくて「オット・ポーターの呪い」か。こっちだな。

トミー・シェパードがやったのは「スーパースターを放出してロールプレイヤーの層が厚いロスターを作る」なので、これで評価されるならGMは楽ちん。本来は「スーパースターを中心に、適切なロールプレイヤーを揃える」のがお仕事です。

ウエストブルックを残してKCPを手に入れたら秀逸だけど、現状では空いたキャップスペースに「十字靱帯断裂あけのシックスマン」を年20Mで加入させたわけで、これで評価されるのは違うだろって思います。なお、十字靱帯断裂の復帰についてはバスケット・カウントに記事が出ているよ。

クレイやカズンズの事例もあるし、っていうかウォールが膝のケガから連続でケガしたことを忘れていないかい?

また今回の一件はさすがのシェパードな流れもあって、そもそもはディンウィディをサイン&トレードで獲得するために、KCPは残すけどクズマやハレルはトレード候補だったという話です。それがネッツに拒否され、巡り巡ってしまいました。結果論は全員残ったからプラスなんだけど、かわりにキャップスペースはなくなりました。

スーパースターを放出し、ロールプレイヤーが増えて選手層が厚くなり、キャップスペースはなくなった

あまり良い状況には見えないし「スコット・ブルックスなら30勝に届かない」ような動きでした。ただ、今回はHCが交代しており、安心と信頼のブーデンフォルツァー産駒です。ホークス然り、アトキンソンネッツ然り、タイラーグリズリーズ然り、こういうロスターを生かすのが非常に上手い路線・・・のはずです。

ということで、動きだけ見たらマイナスですが、HCがこの路線に強いことを祈るって感じです。

リラード残留のためにレナードをサイン&トレードで強奪できませんかね?

ロバート・オーリーのたわごとな気がしますが、もしも少なからず、レナードが移籍を選ぶときに、ある程度はクリッパーズの事を考え、そして「リラードとプレーしたい」と思ったら、どうなるのだろうか。可能性は低いけど、他のチームに比べらたらクリッパーズに残るものも小さくはないような。

【ブレイザーズ】レナード
【クリッパーズ】マカラム、ヌルキッチ、デリック・ジョーンズ

レジー・ジャクソンが決まらない中で、エースとウイングならば一応は埋まるさ。ヌルキッチをつけるとプラスでクリッパーズも出す必要がありますが、欲しいようには出来そうだしさ。レナードが「ブレイザーズに行きたい」と言い出すならブレイザーズも一発逆転な匂いはしますね。

さて、ブレイザーズについてはパウエルと5年90Mなんて契約したのが酷すぎて笑えません。これはパウエル個人の話は置いといて、リラード&マカラムでサラリーの多くを占めている以上は「3人目に金をかけたら動けなくなる」のは事実なので、大きく動きたいはずのチームが先に3人目を決めてしまったのは危うい。

となると、もうマカラムのトレードしかなさそう。シアカムっていう話もありましたが、どうなんのかね。明日のオリンピックファイナル以降の話になりそうです。

うるぶず・・・

ウルブズは全く動きがないのでファンがやきもちしていますが、考えていくといろいろと困るんだよね。特にルビオの件があってさ。

基本的にタウンズ、ディアンジェロ、アンソニーのトリオは動かす気がないウルブズは、フィンチになってからマクダニエルズの絡みが効いており、そこにバンダービルドもフィットの兆しがありました。なお、バンダービルドはRFAです。

2人のマックスと1人のドラフト1位なので、極論を言えば「もう1人のスーパースター」を加えてビッグ3に出来ないことはありません。それがシモンズのトレード話です。対価が問題になってしまって

ビーズリー 15M
(プリンス)13M
フアンチョ  7M
カルバー   6M
オコギー   4M
レイマン   4M

ここから選ぶわけですが、シクサーズが誰を欲しいかは置いといて、何かしらのトレードをするにしてもプリンスがルビオだったら、選択肢が広まっている気がします。だからルビオのトレードって早すぎたんじゃ・・・。まぁサラリーダンプにはなっているんだけど。

これだとまともにシモンズと交換するのはムリで、間にサンダーのケンバを絡めたら面白そうでしたが、ケンバがいなくなってしまった。ウォールは高すぎて無理なので、シモンズはどん詰まりな気がします。

代わって浮上しているのがマルカネンですが、年20Mは高すぎるくらいなので、選手的にはこれくらいの額が提示されればOKな気がします。でもビーズリーを放出する必要があり、それはブルズにはムリ。だから3チーム目を探しますが、サンダーもマルカネンが欲しいとか。

そんなこんなで「バンダービルドは保険」な気がします。これはルビオでキャップスペースを空けたので、当初の想定って感じ。ただ、出遅れ過ぎていて、もう早めに契約しちゃった方がいいかも。

さてウルブズはそもそも「フィンチになってから上手くいっている」というのがフロントの考え方のはず。上手くいっていないルビオを放出し、ディフェンスを強化したのだから、その路線さ。

もしもシーズン当初からフィンチだったら、勝敗も含めて一定の結果が出ていて「次に進むためには」という判断を強く促せたはずですが、シーズン途中からだったので「上手くいっている(想定)」に見えてしまいます。だからHCはシーズン前に交代させておけってね。

◎ガード余り

ということで、むしろ長くなってしまった。総じてガード余りも深刻です。ディフェンス力のないガードはスターじゃない限りは敬遠されそう。一方でロンゾは人気だったわけだし、シュルーダーとの格差が酷いです。ニーズが違いすぎるんだ。

ブレッドソーの件もあるし、ドラギッチもあるし、まだまだ玉突きトレードが開幕前まで続きそうですが、ガードをどうするかは悩みだし、楽に埋まるし。でもサラリーは高いし。

NBAのガード重用が巻き起こしている変化な気もするのでした。ってことで複数ポジション対応可能なガードは大事ですね。

FA4日目とアレコレ” への8件のフィードバック

  1. マブスは勿論ドラギッチを狙ってるらしく、ドラギッチ自身もマブスに来たがっているそうです。しかし、ここで問題なのが、ドラギッチをトレードで獲得しようと思うと、サラリー的にパウエルを必ずパッケージに含めなければならず、彼は11Mの契約がもう2年残っているのに加え、動ける大型ウィングを集めまくってるTORなので、中々厳しい交渉が続いているそうです…トレードじゃないとなるとバイアウト頼みですが、ウジリがそんなことをするとは思えず、、、もう1チーム加えて四角トレードになれば可能性ありそうですが。。

    1. その前にタンピングで先行き不透明ですね。マブスも巻き込まれたようなものか。

  2. バックスの補強が弱い件ですが
    ここにエクサムとか補強したら
    合うと思いますか?
    課題のペリメーターディフェンダー
    の補強にいいと思うんですが

  3. 忘れてましたが、ブレッドソーはやっぱり出すんですか?ジェンキンスに使ってもらって、ダメと判断したらTDLか来オフに放出かなと思ってたんですが。

  4. バーチ・ブーシェ・アチウワの3人が並ぶのは難しいですかね?個人的にはシアカムが捌けるならいけると思ってました。

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