つまらないプレーオフでしたね。ちょっと思い返すのがめんどくさいくらいに。
しかし、よく考えると「つまらない」はシーズン中も同じでした。これが視聴歴1年目だと面白いことだらけなのですが、3年くらいジャズを見ていると
どの試合観ても同じことが繰り返される
という「つまらなさ」があります。それは「良い意味」であり、それだけ完成度が高くチーム全体に戦術が浸透しているって事です。だから、同じシーンで同じチョイスが出来て、それは大体が正しい。
ところがクリッパーズとのシリーズでは「悪い意味」になりました。同じシーンで同じチョイスが出来て、それが大体間違っていた。っていうことです。これは怖いよね。怖いと同時に
選手は悪くない
ってことにもなります。クリッパーズに負けた後のインタビューでは、注目すべき2つのワードがありました。
ゴベア 「テレンス・マンに打たせるのが作戦だった」
ドノバン「HCの指示を完璧には出来なかった選手に責任がある」
前者については選手は完ぺきにこなしていたと思います。前半のうちからマンが決めているのに「なんでそこをカバーしないんだ」とばかりにドフリーにし続けました。ゴベアが間に合わないだけでなく、イングルスやコンリーが自分のマークを優先してワイドオープンのマンを放置しているシーンもありました。だから、この点では完ぺきにこなしたんだよね。
ドノバンが言っていることが何を指しているのかはよくわかりません。ただし、気になったことは2つあって
・ゴベアがインサイドアタックを止めていない
・ドノバンがディフェンスできない
前者をドノバンが責めることはないと思うので、後者かな。前半から足を引きずっていたドノバンは左右に振られるとついていけず、かといってサイズもないので守れず、かなり狙われてもいました。ある意味、ゴベアが止められない事とセットで「マンの3P以外も止められなかった」ことに問題があった気がします。
今回は「さようなら」ですが、プレーオフについては、なんかもうこれで全部って感じ。だから、シーズンを振り返ることにしますが「つまらない」がプレーオフでも出てきたことと同様に、シーズンの過ごし方に様々な問題がありました。
クリッパーズに攻略されていく中で、ゴベアを交代させることが出来たかというとスナイダーには出来なかった。逆にルーは「交代させないことを知っていた」ってことになります。それくらいシーズン中に何も変えてこなかったし、変えることを準備してこなかった。そんなことを触れてみましょう。
◎健康
今シーズンのジャズを支えたのは「健康」でした。とにかく主力にケガがなく、だから勝てるし、楽に勝てばプレータイムを抑えられるし、プレータイムが抑えられれば健康を保てるし。良い循環が回っていったジャズ。その良さが出てきた部分を書いていくと
①コンリーとゴベアが2シーズン目で連携が深まり、それは試合をこなすごとに強まった。
②「PGドノバンにシューター的に振舞うコンリー」という形が出来てきて、2人の相性が改善
③定型ローテで連携強化
④クラークソンの仕事が明確化して変更する必要なし
こんな感じかな。③はわかりにくいですが、センターが各ハーフで「ゴベア⇒フェイバーズ⇒ゴベア⇒フェイバーズ⇒ゴベア」と4回交代するのですが、その変化が定例化しているので、周囲が戸惑うことはなく、主としてコンリーがゴベアとセットで交代していくので、とにかく選手の組み合わせミスで混乱することがありませんでした。
その結果として④に繋がっていくのですが、コンリーかドノバンとの組み合わせで試合に出てくるので、クラークソンの暴走になることが殆どなく、自分の仕事に集中できた感じです。代わりにイングルスは役割変動が激しかったですが、それをこなすのがイングルスの良さだし。
何よりも昨シーズンに微妙だったコンリーが周囲と連動しました。スタッツに出てくる面もあれば、出にくいディフェンス面でも「ゴベアに追い込む」ジャズ流ディフェンスを身に着けることが出来たとも言えます。気が付いたらゴベアともっとも連動するのがコンリーになっていました。
〇コンリーの変化
試合数 47 → 51
得点 14.4→16.2
2P 43.5%→47.7%
3P 37.5%→41.2%
アシスト 4.4→6.0
ターンオーバー 2.0→1.9
スティール 0.8→1.4
4月後半から欠場が一気に増えて試合数は大差ないものの、チーム作りの段階で安定して出場したことで連携が改善しました。注目すべき数字は2P成功率・アシスト・スティールの3部門で、それぞれ大幅に改善しています。
全てゴベアとの関係性になっていて、ゴベアへのロブパスがあるからFGも改善し、ゴベアに追い込めるからスティールも増えた感じです。とにかくゴベアと一緒にプレーする時間が大幅に増えたことで、コンリーは著しく改善しオールスターにもなりました。
そして、悲しいことにプレーオフになって「コンリーのケガ問題」が再発しました。クリッパーズとのシリーズではゴベアのディフェンスが問題になりましたが、実際にはコンリーがいてオフェンス面で存在感を出せば、クリッパーズ側も対応する必要があったはず。現実的にコンリーがいない時点でゴベアの意味合いは3割減だったと思います。
〇コンリー+ゴベアのレーティング
オフェンス 117.4
ディフェンス 99.1
2人揃えばディフェンスが圧倒的だったコンビが成立しなかったことは、クリッパーズとのシリーズでは致命的でした。同時に「健康が支えていたシーズン1位」でもありました。ドノバンならともかく、コンリーが欠けても機能しないことは、イバカもズバッツもレナードすらもいないクリッパーズとの差がデカすぎました。
クリッパーズが頻繁にラインナップが変わっていたシーズンの過ごし方をしたのとは対照的だったジャズ。それは結局は弱さというか「脆さ」に繋がったというシリーズでした。
◎オニール
今シーズンのジャズで唯一「面白かったこと」つまりは、過去2年では起こっていなかった新しい要素であり、相手からすると対策することが不可能だったのがオニールの役割。本当にびっくりした新しい形のロールプレイヤーの使い方であり、ポイントセンターの新たな形。これって流行ってもおかしくないくらいの衝撃でした。詳しくはここを読んでね。
シーズンが終わったので、もう一度、シーズンスタッツを振り返ってみましょう。最も大事なのはゴベアとオニールのパス数が昨シーズンから大きく変化したこと。
〇パス数
オニール 40.1→51.7
ゴベア 47.3→23.4
ジャズはゴベアのパスを大きく減らし、そしてオニールはチームトップのパス数になりました。コンリーやドノバンよりも多いんです。ちなみにゴベアはディフェンスリバウンドが10.1本あるので、フロントコートのパスは13本くらいと想像できます。ほぼパスしていないゴベア。
オニールはこれでいてアシストが2.5しかないので、とにかく繋ぎまくり。ターンオーバーも1.2しかないので、確実に繋ぎまくり。
〇得点 6.3→7.0
〇3P 37.7%→38.5%
〇リバウンド 5.5→6.8
ディフェンスが本業のオニールですが、各スタッツを堅実に伸ばしました。堅実にしか伸ばしませんでした。これでオニールのような選手がキーマンとして成立するのって凄いけど、オニールがいるから他の選手は得点を取りに行けるって感じです。
なんでも屋のオニール。ウイングシューターであり、エースキラーであり、リバウンダーであり、ポイントセンターであり、ハードワーク担当であり・・・
今シーズンのNBA全体の中でも極めて特殊な選手でした。超面白かったよオニール。相手からすると止めるほどの選手じゃないけど、止めないとジャズには流れが出てきてしまうっていう怖さ。
そして新要素がこれしかなったっていうジャズのまずさ。
◎イングルスとクラークソン
個人的にコンリーとクラークソンの両方がいることには批判的でした。ところが、実際にはコンリーが機能しまくり、クラークソンはシックスマンアワードでした。そしてクリッパーズとのシリーズではコンリーはいませんでした。クラークソンはそれでも自分の仕事をしたね。
一方でシックスマンアワードから外れたのはイングルスでした。まぁノミネートされたのでジャズで分け合った感じですが。より効率的なプレーで得点を稼ぎ、ディフェンスでも上回っていたのがイングルスでした。ただ、効率的だから得点を稼いでいただけで、ちょっと存在感が希薄になっていたよね。
いずれにしても2人が活躍することでジャズはバックアップが万全でした。万全過ぎました。そしてこのことはクリッパーズとのシリーズで・・・特に問題はありませんでした。コンリーがいなかったけど、それでも成立していたんだから、問題視しても仕方がない。
ただし、ちょっとした問題はあって、ガードが万全過ぎたことで、次の選手が出てきにくくなってしまいました。特にイングルスがSFでもOKなこともあって、それ以上のバックアップの必要性が低かった。
本来はここにエースキラー役が1人いた方が良かったのは事実です。オフェンス面では万全だったけど、ディフェンス面では1枚オプションが欲しかった。オプションが不要なほどに勝ってしまったことが間違いだったね。
◎消えていた若手たち
そしてジャズ最大の問題がこれでした。勝ちまくっていて余裕もあったのに、主力以外の出番が殆どなかった。健康だったから出番がなかったし、出番がないから序列が変わることもなく、次も出番がなかった。
思い起こすと昨シーズンのナゲッツとのファーストラウンドでは、コンリー離脱によって突如として登場したのがジョワン・モルガン。マジで全く知らなかったルーキーはハードワークでチームを支え、ディフェンスで奮闘し、オフェンスリバウンドに飛び込み、シュートは決まらなかったけど、なかなかの活躍をしました。7試合全てに出場し得失点差+5.1なんだよね。
ところが2年目になったモルガンは29試合5.1分しかプレータイムがなく、ドラフト27位のアズブイクにも15試合3.8分しかプレータイムがなく。まともにチャンスがあったのは54試合に出場したマイヨ・オニくらいですが、ディフェンダー色が強すぎてオフェンス力を育成されることなく終わった印象です。
他にもシーズン終盤のドノバン離脱でチャンスを得たドラフト外ルーキーのフォレストは5月ならFG46.5%6.6点とそこそこ出来そうな雰囲気でした。わざわざ指名権を放出してまで手に入れたマット・トーマスは平均7.1分だったこともあってか3P26%しか決まらず。
オニやモルガンはジャズらしいハードワークがあり、アズブイクはザイオンみたいな体形で動けるビッグマンっぽいです。なんせ見たことないからな。イリャソバでスモールラインナップすればよかったのにさ。
テレンス・マンやバトゥームの働きをもろに食らったジャズであり、オニールの有能性を示したジャズですが、ハードワークするマルチポジションプレイヤーの重要性を無視してしまった気がします。健康を保てたことで勝てたけど、保ちすぎたから若手を伸ばせなかったし、それは最後に必要な要素になって出てきてしまった。
実は結構面白い選手を抱えていたんだけど、そんな面白さを感じることもなかったシーズン。まぁジャズの試合はあまり見てこなかったので出ていても知らないけどさ。少なくとも触手が伸びるほどのプレータイムすら得られていなかった。
キッチリしすぎていたシーズン
ここですね。イングルスにしろクラークソンにしろ、個人の活躍は褒めたたえるしかないので選手は悪くない。ただし、同じ形にばかりハメこんでしまったから、困ったときにはドノバンに頼る以外は何もなかったし、ファイタータイプが少なすぎた。
ってことで、この点については来シーズンに向けて大きく変えないといけません。多分、同じようにやれば好成績は残せるけど、好成績を残しただけで終わってしまう。明確に違いを作るためには、良い部分を削ってでも、新たな長所を生み出さないといけません。
個人的にはベン・シモンズ(とれるわけがない)やニリキナ(現実的!)を狙って欲しいのですが、その理由はオフェンスに欠陥がある選手を加えて強引に変化して欲しいことと、ジャズに足りないガードのエースキラーを加えることです。そのためにはコンリー、イングルス、クラークソンのどれかを削る必要もあります。削るなら、やっぱりケガのリスクが高すぎるコンリーなんだけどな。
◎フェイバース
フェイバーズの加入は、ゴベア不在でも強力なディフェンスを作ることに繋がり、大成功の補強だった半面で、フェイバーズ的には物足りないシーズンになったでしょう。若手だけでなく、起用されていたベテランですら「キッチリしすぎ」にハマってしまいました。
2年前のフェイバーズの役割は「ゴベアでは対応できない相手を攻略すること」でした。しかし、今シーズンのフェイバーズの役割は「ゴベアの代役」でした。2人は明確な違いがあるので、今シーズンの役割は苦しすぎたし、それ以上にチームとしても変化をつけられないことに繋がりました。
この点については「2年前は良かったのに」という前提が付くので、スナイダーが昨シーズンから異様に固定化してしまったことも問題でした。個人的にはスナイダーについては昨シーズンの時点で「イマイチ」と評していたはずなのですが、まさかファイバーズでこの現象が起こるとは思いもしなかったです。
【ゴベアのディフェンスの利点】
圧倒的な高さによるリムプロテクト
乱れても止めきりリバウンドをキープする
センター相手のマンマークに強い
【フェイバーズの利点】
コースを読むのが上手く、シュートを打たせる前に止める
守備範囲が広く必ずチェックに行く
ウイング相手にも守れる
それぞれの強みは、相手の弱みにもなっていて、フェイバーズがゴベアほど評価されていないのはリムプロテクト能力が低いからです。しかし、実際にはフェイバーズの方が「打たせる前に止める」ことが多く、なんだったら2年前はフェイバーズの方が優れていました。
【ゴベアのオフェンスの利点】
高いロブパスを出せば押し込んでくれる
シンプルなターンフックだけでも効果的
ダンクが多い
【フェイバーズの利点】
スクリーンが上手く、ドライブコースを作る
スペースを作り、飛び込んでフィニッシュするのが上手い
パス能力もありミドルレンジで働ける
基本的にスクリーンとエンドライン担当でバカみたいに強いゴベアに対して、フェイバーズの方がポイントセンターに近く、それ以上にスクリナーとしてガード陣にドライブさせるのが上手いし、スペースに飛び込んで合わせもしてくれます。ちなみにオフェンスリバウンドはフェイバーズの方が強いです。
それぞれ相手に応じて使い分けると面白いのですが、今シーズンはゴベアの特徴でつくられたセンターの役割に、そのままフェイバーズを当てはめたので様々な問題が発生しました。とにかくフェイバーズの良さが出なかったのです。例えばわかりやすいのが、ガード陣がドライブして相手センターが出てきたら、
高いロブパスをゴベアが押し込む
というジャズの得意パターンですが、
高いロブパスを出されても困ってしまうフェイバーズ
という状況が多発しました。FG64%も決めたフェイバーズですが、実際にはゴール下で打ち切れずにリターンすることも多く、そもそもシュートにいけない。逆に本来の持ち味であるミドルレンジは、あまり打たせてもらえず。
〇8ft以上のシュート
18-19シーズン 171本
20-21シーズン 59本
とにかくフェイバーズが打つゾーンはゴベアと同じにされてしまいました。なかなか信じられないレベルで「選手の特徴を生かさない」ってことを行ったスナイダーです。ちなみに2年前のフェイバーズは、今シーズンの3倍くらい8ft以上のシュートを打っていてもFG58.6%と高確率です。5%向上してはいるものの、それ以上にアテンプト減は酷かったです。機能性は高いけど柔軟性はない代表例になってしまったスタッツ変化。
〇2年前との比較
プレータイム 23.2分 → 15.3分
得点 11.8→ 5.4
FGA 8.1本→ 3.6本
リバウンド 7.4本→ 5.5本
アシスト 1.2本→ 0.6本
致命的なくらいにFGアテンプトが減りました。プレータイムの減少に対してリバウンドは減っていない(オフェンスが2.0本もある!)のに、シュートだけは打たなくなりました。
いろんな問題あったジャズのシーズンというか、スナイダーのシーズンプランですが、それらはすべてフェイバーズに集約されます。ファイバーズが持っている良さを使わず、ベンチメンバーになってもガード中心のオフェンスになっていたのでした。
ゴベアと同じことを求められ、特徴を出せなかったフェイバーズ
クリッパーズとのシリーズでは、どう考えてもフェイバーズをメインにすべきでしたが、シーズン通して「ゴベアと同じこと」をやらせていたので、そりゃあゴベアの方が優れているに決まっています。何故、ここまで凝り固まってしまったのか。
ついでにいえば「ゴベアのパスに不安があるからオニール」だったけど、フェイバーズならオニールの必要性がないから、シューターを積極活用しても良かったです。フェイバーズをフェイバーズらしく使えば、いろんな変化も出来たはず。
うーん、不思議でもあります。2年前まではファイバーズの良さを使っていたのにさ。普通に試合終盤にゴベアを起用せず、フェイバーズの時もあったはず。まるで1年間チームを離れた罰ゲームみたいな起用法をされてしまったぜ。
なお、ゴベアと同時起用ってのも想定していたのですが、それもやりませんでした。ファイバーズを使う場合は、周囲の組み合わせも少し変化する必要があるのですが、それもやりませんでした。ってことで、あれもこれもゴベア前提。ゴベアを好きすぎたスナイダー。
ちなみにクリッパーズとのシリーズでディフェンス面が気になりますが、オフェンスでもファイバーズのハイポストプレーを活用して変化をつけていく手段もあったわけです。エンドライン担当のゴベアへのパスを見切っていた点も含めて、どうにもこうにもさ。
◎変化ってレベルじゃない
うーん、ってことで「さようならジャズ’21」は、トータルするとスナイダーが
機能しすぎた戦術を徹底して、違う要素を拒んでしまった
ってことになるんでしょうね。機能しているからリーグ1位になり、だから更に固定化された感じです。「変化が欲しい」ってレベルじゃなくて、同じことしかやってこなかったジャズ。
まぁそれでもプレーオフになるとオフェンスで困ると思っていたら、ドノバンが何とかしてしまった。ボグダノビッチもウイングから強引に決めきる強さも発揮したし、クラークソンもタフショットを決めたし。コンリーが足りなかったゴベア以外の部分では、特に問題は起きませんでした。
逆にここまでディフェンスで問題が発生したのも意外。リスク管理していたら起こり得ないくらいクリッパーズにやられています。だから本当は戦術徹底していたら、逆にここまで酷くならなかった気もします。どこかで気持ちがブレてしまったんじゃないかと。
〇クリッパーズ戦のレーティング
オフェンス 117.2
ディフェンス 127.7
実は点が取れなかったのは、ゲーム4の109.5くらいで、他の試合は全て111を超えています。だからオフェンスはこれ以上を求めても仕方なかった。確かにサンズに比べればセンターへの合わせはダメだし、ナゲッツに比べれば展開力に欠けるし、クリッパーズに比べればドライブ力がない。でも、それはそれとして各チームの個性じゃん。
幸いにして困ったらドノバンがなんとかしてくれるんだから、これだけのオフェンス力を発揮できました。異分子ドノバンが何とかしてくれたオフェンス。言い換えればディフェンス優先で選手起用しなければいけないのでした。
そもそもディフェンスは「相手のオフェンスに対してのリアクション」なわけで、ディフェンスが固定化していてどうするんだ?
ゴベアに誘導するのは見事だけど、誘導しては失敗してしまった。実は同じことはグリズリーズも狙っていて、タイラー・ジェンキンスは「コーナーへキックアウト」を連呼していたんだよね。
昨シーズンはヨキッチのナゲッツに負け、2年前と3年前はロケッツに、4年前はウォリアーズに負け。要するにスモールラインナップに激弱であり、ディフェンスのチームのはずが失敗してしまっています。つーか、オフェンスはドノバンが何とかしているのが、この4年間なのかもね。
DPOYが「最優秀リムプロテクター」になってしまっている今日この頃。どんな相手にも通用するディフェンダーの価値は殆ど評価されず、スモールで簡単に破壊される選手が3回目の受賞だぜ。それは「ゴベアが悪い」のではなく「ゴベアが輝く戦術しか使っていない」ことが悪い。
ゴベアはサラリーが高すぎてトレード出来ない案件なので、これからもゴベアで戦っていく必要があります。ゴベアが輝かない・DPOYになれない戦術にシフトしないと、同じことが繰り返される匂いもするのでした。
フェイバースに感じた違和感はなるほど、確かにそういうことですね。
ペリカンズに戻って来て欲しいですが、彼自信がゴベアの控えをやる前提なのにジャズに戻りたくて戻ったこともあってなんだかなあ。
まさか、こんなにプレータイム短くて、完全な控えだとは思っていなかったかと。安いサラリーじゃなかったですからね
ちなみにご自身の見解でDPOYを選ぶなら誰になりますか?
誰だろ。ドルト選びたいけど、サンダーが休ませちゃったからなぁ。
タフスケジュールもあってか、あまりディフェンスで目立つ選手がいなかったり、バトラーみたいに欠場が多かったり。難しいシーズンでした。別にゴベアに異論があるわけでなく、オールラウンダーと同じカテゴリーで選ぶのがちょっとね。
いつも楽しく拝見してます。
ポストプレイして欲しいなんて思いませんが、ゴベアはもうちょうとリムから遠いところでパスを受けてもキッチリシュートしてくれるとまた違うのになと思います。
それとボヤンボグダノビッチとジョージニアンは来期もっと伸びて欲しいなと思っているのですが、成長する余地みたいなのはあるのでしょうか。また、どう成長していくべきなのでしょうか。
ボヤンに関しては、スタメン内での役割がいまいち分かってません。判断が悪いシーンが多かった気がします。それとミカルブリッジスみたいにガードディフェンスが上手かったらいいのにとも思います。POでのポールジョージのマッチアップは良かったと思いましたが、、
ボヤンは
・走り出しの速さ
・ウイングシューター
・アイソアタック
と有能なのですが、ジャズはウイングシューターとしてしか活用してないです。特に走り出しのところはスローダウンが多過ぎて機能してません。
個人よりもチームの変革が必要です。
フェイブは犠牲者かもしれませんね。リンジーはフェイブに4をやらせたくて戻したらしいですが、リンジーとスナイダーは仲が悪く、スナイダーがそれを良しとしなかったのかもしれません。結局リンジーがチームを去ることになりましたね。なので強化方針も今までと変わるかもしれませんし。期待もしています。コンリーは完全FAなのでマブスが狙うとの報道もありますね。仰るとおりガード相手のディフェンダーはずっといないのでニリキナは適任かもですね。欲しいです。
へー、知らなかったです。補強方針合ってなかったのか。
フェイバーズは4番が正しいけど、それだけでスナイダーをクビにするわけにもいかず、難しい判断ですね
ジャズに力の差を見せつけられて負けたグリズリーズファンとしては、クリッパーズにあんな風に負けたジャズは許せません。活かしきれてないようなので、シュートの苦手なカイルアンダーソンを譲るので、イングルスかボグダノビッチが欲しいです。ウィンスローもつけて2対2で!!
こういう記事を読むとシーズンは工夫をする時期が必要ですよね。少し前のスナイダーのように、シーズンはいろいろ試すジャズを来シーズンはみたいですね。そのためには、ロスターを変える勇気がいり、それでウエストで勝てるのか・・・ま、ドノバンミッチェルとゴベアがいれば勝てそうだ。
とりあえず、トレードどーですかね!?