クリスマスゲームをプレビューします

クリスマスゲームのプレビューをしていきます。試合がないとこういう事も出来るのね。
ラプターズは出たいのに出れないという記事がありましたが、偏りすぎな構成はNBAの大きな問題点です。



 

◉ウォーリアーズvsキャブス

 

この10試合のレーティングを比較します。

◯ウォーリアーズ
オフェンス 108.2(10)
ディフェンス 99.2(2)

◯キャブス
オフェンス 114.6(2)
ディフェンス 109.1(25)

カリー不在でオフェンスに陰りのあるウォーリアーズはディフェンスを強化しています。
そして守れないにも程があるキャブス。特にレブロンが出ている時間は酷いものに。

 

①キャブスオフェンスはウォーリアーズディフェンスを上回れるか?

 

レブロン頼みではなくなったとはいえ、キャブスはスペーシングして局面の個人力で勝負している点には変わりがありません。

 

カリーがいないためウォーリアーズにはマッチアップの穴がありません。スイッチしてもトンプソンがラブを止めてしまうように局面の個人力で上回れないとレブロン頼みに戻ってしまいます。

キャブスにとってファイナルへ向けてもかなり重大なポイントです。

 

②デュラントとクラウダー

 

キャブスはクラウダーがいるのがファイナルとの大きな違いです。デュラントにマッチアップするのはクラウダー。ここの出来で大きな差が生まれます。

ただJRスミスが出場しないとラブとフライを並べたので、そうなるとレブロンがマッチアップになります。グリーンを使うかも。

 

③マコー、グリーン、ベルvsレブロン

ナゲッツ戦のスターターだと誰をレブロンにマッチアップさせるのか。割と頻繁にマッチアップを変えるので、いろいろぶつけて来るのではと思っています。

特にベルに経験を積ませてくると面白そうです。機動力とパワーに対抗出来るのか?

 

④3Qのウォーリアーズ

 

ここで勝負を決めてしまうのが得意技のウォーリアーズ。前半の修正と1Qより疲弊している事で走りやすくなり、ラッシュの時間になります。

前半でウォーリアーズのディフェンスが手応えを掴めばラッシュになる可能性があります。何となく過ごしてしまいがちなキャブスが、ここでエネルギーを消費すると後の展開が苦しくなります。

 

 

⑤4Qのキャブス

序盤はシューティングチームのウォーリアーズとコーバーのキャブス。
終盤はデュラントのウォーリアーズとレブロンのキャブス

 

レブロンを止める手立てがあるウォーリアーズなので、その前にリードを得られるかが重要です。

 

コーバー大作戦に絶対的な自信を持っているキャブスは気持ち悪いくらいに余裕綽々です。問題はそこまでエネルギーが残っているかです。残っていればボールムーブが上手くいかず、デュラント勝負しか手立てがないウォーリアーズを上回るでしょう。

 

ちなみに怪しいのはレブロンが3Pの魔力に取り憑かれている事。3Pを打たせて外させるのはウォーリアーズの得意技。外れたら速攻に行くので安易に打ち出したら問題発生します。

 



 

基本的には①が全てです。あとは勝負を決めに行く時間だけ。

ミスマッチを作らせないのがウォーリアーズの強みなので、どこも突破出来なくなると「アーヴィングがいないから厳しかった」と言われる事になります。褒めた内容に反してその可能性は割とあるよ。

 

ウォーリアーズは不調ですが、キャブスのディフェンスが弱いのでさほど問題にならなそう。

セカンドユニットはキャブスが上回る予想です。



 

◉ニックスvsシクサーズ

 

◯ニックス
オフェンス 105.5(15)
ディフェンス 104.7(9)

◯シクサーズ
オフェンス 101.4(25)
ディフェンス 105.7(15)

 

好調のニックスに不調のシクサーズ

 

シクサーズはシモンズ頼みのチームなので失速する気配がありましたが、ブッカー獲得で戦術シモンズに見合わないメンバーになったので加速しています。
3Pが決まらなくて他の役割を考えたのでしょうが、サリッチ頼みになればオフェンス力が落ちるのは当然。

 

シモンズの徹底して外から打たない主義は嫌いではないですが、その代わりにシューターを揃えたはずが、構成変えるならシモンズの良さは半減です。

効率的なミドルが誰もいない。

 



 

そんなミドルをエースが担当して、3P少なくても勝つのがニックス

 

エースって誰?
ポルジンギス?
ビーズリー?

そう言いたくなるビーズリーの復権はポルジンギスの所にそのまま当てはめられ、ミドルの自由を与えられて、そのアグレッシブなオフェンスが容認されたからです。文句を言わずにフォローするオクインにも助けられ。

それだけでなくビーズリー自身もアンセルフィッシュにパスを選択するからチームが上手く回っている証拠です。

 

インサイドの面々をかなりフレキシブルかつ相手に合わせて使えるのがニックスの強みでありホーナセックの腕の見せ所。

ユニット構成に迷走しているシクサーズなので、適切なユニットを見つけられればニックス有利な試合になります。

仮にカンターがエンビートを止められなくても、アップテンポにしてしまえば大丈夫

 

 

むしろディフェンスでシモンズがポルジンギスを守り始めると面白い。つまりはスモールラインナップ対抗でシューターを揃えるとエース同士のマッチアップになり、それはポルジンギスはついていけないでしょう。

まぁシクサーズはそんな選択出来ないでしょうが。

 

 



 

◉ウィザーズvsセルティックス

 

◯ウィザーズ
オフェンス 105.5(16)
ディフェンス 101.7(3)

◯セルティックス
オフェンス 105.5(17)
ディフェンス 105.9(18)

 

オフェンスのウィザーズvsディフェンスのセルティックス

 

と、思いきや傾向が変わっているこの10試合。同じオフェンス力に異なるディフェンス力。同じような勝敗。

 

プレビュー云々ではなく、純粋にウォールvsアーヴィングが楽しみな対戦。基本性能はウォールが上回りますが、シュートスキルには大きな差が。

ウィザーズの出来が試合によって違いすぎるので、よくわかりません。

 

ブラウン&テイタムという優秀なウイングを誇るセルティックスですが、ビール、ポーター、ウーブレイ、スコットのウィザーズはもっと優秀です。ポーターはいませんが。

 

それはヒートがみせたセルティックス対策をやろうと思えば出来るという事。そのためにはやっぱりウォールがアーヴィングを止めたいです。ここにウーブレイを当ててくる気がしますが、そうするとウイングを止められるのか?

 

個人的にはウォールがツーウェイプレイヤーとして優秀な所を見せつけて欲しいです。

 



 

◉ロケッツvsサンダー

 

◯ロケッツ
オフェンス 116.3(1)
ディフェンス 108.0(21)

◯サンダー
オフェンス 106.0(14)
ディフェンス 103.7(5)

 

ロケッツはちょっとトラブル。

クリス・ポールよりもバーアムーテとカペラの離脱でディフェンス力に陰りが出始めました。主力に負荷を集中している代償か。

今季はハイスコアにすれば勝てていたのに、レイカーズとクリッパーズにハイスコアを許すのは大きな問題が。

 

サンダーはディフェンスとウエストブルックで競り勝つスタイル。原点回帰して接戦ばかりになっています。

ロケッツのスモールラインナップに問題なく対応できるメンバー構成なので、そこまで苦労しないであろうマッチアップ。コート上にビッグマン不在の状況が続く可能性があります。

 

ハーデンとロバーソンのマッチアップがどうなるのか?
ウエストブルックにはアリーザなのか?

 

両エースを巡る攻防は激しくなり、そして効率重視のレブロンと違い、この2人は勝負論で叩き伏せにもいきます。

 

競争心が強すぎるウエストブルックと自分が最も効率的だと証明するハーデン。

 

弱い部分は共にPFですが、キーはカーメロ。

ハーデンとカーメロをマッチアップさせるためにアンダーソンがスクリーンにきますが、安易にアンダーソンを空けるわけにもいかない。ツーメンゲームという武器があるハーデン。

 

でも逆にカーメロのスクリーンは空けて打たせる選択肢はありになります。持ったら打つしかないアンダーソンと比較し選択肢は多いけど得点効率は悪いカーメロ。

ツーメンゲームさせたらロケッツコンビがシュート力で上回ります。

 

そして効率は悪いけどベンチまで含めて戦っているサンダーに対して、PJタッカーとブラックしかいないロケッツなので、フルパワーのぶつかり合いになったら徐々にサンダー有利になります。

 

でもサンダーは後半が弱い。

 

あれを取れば、これが取れず。両チームの展開に応じた取捨選択が興味深い試合です。

 



 

◉レイカーズvsウルブズ

 

大して強さを感じさせないけど、対戦のタイミングや巡り合わせに追い風が吹いているウルブズと、ロケッツを破って調子に乗りたかったのを失敗したレイカーズ。

なんでウォーリアーズなんだよ!というタイミングの悪さ。

 

◯レイカーズ
オフェンス 102.4(24)
ディフェンス 105.7(15)

◯ウルブズ
オフェンス 111.4(5)
ディフェンス 107.1(20)

 

ウルブズのオフェンスが好調の理由はバドラーとティーグがミドルレンジから確率良く決めているからです。

レイカーズの大きなラインナップに惑わされなければ、あっさりとウルブズが勝ちそうです。

 

シュートが決まらないウィギンズは無視して、イングラムをバドラーにマッチアップさせ、長いウイングスパンでシュートにだけプレッシャーをかければ何とかなる気もします。ファールと演技には気をつけなければいけませんが。

 

そういえばロンゾは不在なのでクラークソンが出てくるのか?

さすがに長時間のクラークソンは頭が痛くなりそう。良く言えばオフェンス面でのイングラムの負担を減らしてくれますが。

 

一方でレイカーズのエースであるクズマをどうするのか?

PF起用で出てこられると困ってしまうウルブズ。

 

ウルブズのこの問題は大きくてPF使わないチームには良く負けています。たまたまそんなチームとの対戦が少なかったり、ケガ人がいてラインナップが違ったり。

 

その点ではレイカーズは全員ドライブなチームなので相性は悪くないです。ペイント内得点がリーグ1位のレイカーズとペイント内失点が多いウルブズ。

3Pが決まるだけでかなり強くなるのはわかっているレイカーズなので、一発勝負ならば怖さは十分にあります。

 

ターンオーバーが少ないウルブズと多いレイカーズなのですが、やっている事はフロアバランスとって個人突破なので同じようなもの。

だったらせめてシュートまで辿り着かないとダメだよね。という点で優れているウルブズ。

 

ターンオーバーからの失点もしたくないレイカーズです。

 

 



 

たまにはプレビューしたかったので良い機会なのでやりました。こう並べてみるとニックスvsシクサーズでニックスが勝つ確率が最も高い気がします。

どうしたんだニックス!?

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