ホークスvsペリカンズ

2021/4/6

ザイオン対策なのか、コリンズが欠場のホークスはソロモン・ヒルとハーターをスターターにして、スネルをベンチに置きました。これがジェームス・ジョンソンも並べているペリカンズと高さのミスマッチを生み出し、ロンゾに裏パスを連発されていました。

そんなマッチアップ問題以上にペリカンズには色々な変化があるので、ペリカンズ特集的なゲームレポートになります。

◎欠場と新加入

ザイオンとロンゾは戻ってきたけど、イングラムはまだ。主役2人以外にもハートのケガなど、ペリカンズは欠場者が多くなっています。

〇欠場
イングラム
ハート
NWA
カイラ・ルイス

ロンゾが戻ってきたら若手2人が離脱するとか、巡りあわせがいいのか、悪いのか。その一方でデッドラインのトレード(レディック)に加えて、チームUSAのガードを獲得しています。

〇新加入
ジェームス・ジョンソン
ワス・イワンドゥ
アイザイア・トーマス

イワンドゥまで加入していたことは知りませんでした。本日はローテに入っていませんが、これもペリカンズの変化に関係しているポイントかもしれません。イワンドゥは4試合でFG39%、3P17%です。マブス時代はもうちょっと低いくらいなので、シュート力はありません。だって、ディフェンダーだもん。

ロケッツ戦でキャリアハイの8本の3Pを決めたロンゾ。18本のFGのうち15本が3Pでした。本日も開始から3Pを打っていきます。ルーキー時代に「ハーフコートのゲームメーク能力がなく、3P打ちまくりってカリーかよ」なんてことを書いた気がしますが、当時は決まらなかったけど、今は決まるようになってきた。でもカリーみたいなフローターやサーカスショットは持っていないから、3Pばかりで点を取る。

試合開始からフルコートを走るザイオンへのピンポイントパスもあり、逆にザイオンからのパスアウト3Pを打つロンゾというコンビもあり。アダムス、ザイオン、ジェームス・ジョンソンを並べる不思議なビッグマン押しのペリカンズにおいてはロンゾの特徴はあっています。ブレッドソーも3P多いし、基本はインサイドが強いから3P打とう。

しかし、決まりまくったロケッツ戦と違い、本日はロンゾが落としていきます。シュート自体は悪くないから打ち続けるしかない。落ちてもアダムスが頑張ってくれるしさ。ただ、シーズン通してペリカンズは「3Pが決まるかどうか」に左右されまくっています。ザイオンは強いのにね。

〇前半のロンゾ
3P 1/9
6アシスト
3スティール

それが前半はロンゾが完全にストップ。っていうか9本打っていることも驚き。ポジティブに言えば強気、ネガティブに言えば「打つしかなかった」ことになります。プレーチョイス自体は悪くないのですが、ある種のワンパターンなオフェンスになってしまうペリカンズ。

これはロンゾだけではなくブレッドソーもFG5本のうち4本が3P(1本成功)とインサイド担当とアウトサイド担当で別れすぎ。かといってインサイドのプレーメーカータイプの選手はいないしね。この形はイングラムがいても頻繁に起こってしまいます。

しかし、そこに加わったジェームス・ジョンソン。今日はアダムス、ザイオンと並ぶのでSF的な起用ですが、このメンバーの中でも3Pは1本のみ(失敗)でFG3/5となった前半でした。しっかりとドライブしてのレイアップもあれば、アダムスがいない状態で飛び込むこともあり、担当が明確だったペリカンズの中では異質な存在です。

さらに今日から登場のアイザイア・トーマスも3P2/2と決めつつ、積極的にドライブも仕掛けました。間抜いていくのもうまいけど、ストップジャンプもあるし、小さい代わりに手が長いから、ゴール下まで行ってからパスの選択肢もあるんだよね。

そんなに良いプレーはしていませんでしたが、ロンゾとブレッドソーに比べるといろいろやるよね。硬直化していたペリカンズオフェンスに違いをもたらしてくれていました。だからといって、ターンオーバーも多いし、フィットしているわけじゃないよ。

ということでペリカンズの問題に変化が起きそうだった前半。新加入の2人は動きながらプレーの選択肢を変えられる選手なので、周囲の戸惑いもあるけど、違いを作ってくれそうでもありました。

さて、そこにもう1人。ルーキーのナジ・マーシャルとかいう201cmのウイングが起用されました。ケガ人だらけで仕方なく起用することになった選手ですが、ここ2試合で起用されています。なお、2試合前もホークス戦。

特別な能力を持っているわけではありませんが、何でもやる系統っぽく、見事なスピンからのシュートも決め、3Pよりもインサイドにアタックしたそうなタイプ。基本はセカンドユニットなのでペリカンズもインサイドに人数が少なめだったこともあり、果敢なアタックは目を引きました。

こうしてケガ人で困っている一方で新たに起用された選手は毛並みが違い、それがメリットをもたらしてくれることもありそうです。最終的に残るのはジェームス・ジョンソンだけかもしれませんが、これまでのペリカンズのスモールラインナップは必然的にガードだらけでしたが、ウイング役が増えたことで戦略の幅が広がりそうです。

◎ホークスの事

試合開始からヤング、ヤング、ヤングだったホークス。コリンズがいないことでコンビプレーの回数も少なければ、ポスト起点もないのでヤングにお任せ状態でした。ハーターをスタートにしたのはオフェンスに多様性を持たせるためだったかもしれませんが、動きながら合わせてくれる選手がいないので、単なる個人技になりがち。

〇前半のヤング
19点 6アシスト
FG7/16

前半だけで16本もアテンプトがあった上に6アシストなのだから、どれだけヤングなんだよ。但し、ロンゾと違ったのは3Pは4本しか打っていないこと。本日大事なのはプレーメークなので、かなりドライブしていたよ。

しかし、ザイオンの圧力もあれば、アダムスのブロックもあるので、2Pは4/12と決まりませんでした。ペリカンズからするとヤングにやられているものの、パスを回されるよりもちょっと苦しめのシュートを打たせればOKじゃん。

そんな事情もあったのでペリカンズが13点リードまで持って行きます。しかし、セカンドユニットになると今度は連携・・・じゃなくて、ルー・ウィリアムスとガリナリの個人技で反撃していきました。ベンチがこの形になるのはマクミランになってから続いているので、元クリッパーズらしい個人技を生かしたルー&ガリナリで前半の内に追いつきます。

特にガリナリは3P3/3で14点。ルーの方はイマイチというかヤングと同時起用にされると苦しかったですが、それでも戦い方としてはルーは便利なんだろうね。

前半は61-61と同点で折り返します。ロンゾが3P決めていればペリカンズがリードしていたね。でも、これもペリカンズあるある。3Pの好不調が試合を大きく左右してしまう。

◎NBAレコード

ブレッドソーが3Pを決めると、ソロモン・ヒルも3Pを返して始まる3Qはホークスが3P11本全て成功させるNBAレコード(以前の記録は9本成功)で試合を決めてしまいました。ペリカンズは3P次第のオフェンスをしていますが、一方でディフェンスは3Pを決められまくるチームなので、弱点が大きく出てしまったことになります。それにしても11本全部成功って!

レコードを作った情報を知ってから試合を観るとガンガン打っていくことを期待するのですが、むしろ「打つかな」というところでドライブしていくシーンが目立ちます。ヤングもインサイドへパスを通そうとすることの方が多い。カペラまでドライブしているぞ。

そんなわけでボールを回した先にあったホークスの3Pでした。せっかくなので11本を振り返ってみましょう。動画を見ながら順番に。

1本目 ソロモン・ヒル

ザイオンがマークしているヒルですが、ヤングからカペラに渡ったパスに対して、ペリカンズは3人がヘルプに行きました。結果的にツーメンゲームに5人のディフェンス全員が反応してしまったことになります。オーバーヘルプ。

2本目 ハーター

2本目は決めたハーターを褒めるしかありません。ただし、ジェームス・ジョンソンとのマッチアップだから打ち切った側面もありそうです。そしてジェームス・ジョンソンは3分でマーシャルと交代することになりました。

3本目 ボグダノビッチ

3本目はホークスのプレーコールが上回ってボグダノビッチがフリーで打てました。ただ、ペリカンズ側もロンゾはヤングを離しており、ブレッドソーもアンダーでカペラを交わしに行き、だけどアダムスは前に出ようとしています。もしも、アダムスがカペラのリング側にいたら、もしくはロンゾかブレッドソーがヤングにブリッツ気味に行ってからローテしていたら。ということで、悪くはないけどディフェンスに工夫があれば、というプレーです。

4本目 ボグダノビッチ

4本目はブレッドソーが抜かれた上にインサイド側にハーターが行けたことで生まれた3Pです。ザイオンはカペラを抑えてからボグダノビッチのカバーに行っているので仕方がないのですが、パスが出てから反応しているので遅かった。

5本目 ボグダノビッチ

5本目はロンゾがヤングを止めたことで生まれてしまいました。その意味でアンラッキー。でもブレッドソーはサボったな。

6本目 ハーター

ハーターを褒めるしかないかな。マーシャルが遅いと言えば遅いけど、責めるほどじゃない。

7本目 ヤング

ヤングを褒めるしかないロゴショット。前から思っているのですが、ホークスって「ロゴショット」にするためにセンターサークルを大きめにしていない?

8本目 ヤング

記録を止めそうになったヤングの1on1.これはどうしようもないです。

9本目 ハーター

動画では切られているのですが、ここでもボグダノビッチのドライブに対してオーバーヘルプしたことでハーターが空きました。ここからペリカンズはロンゾ以外がベンチメンバーになります。

10本目 ヤング

またもヤングのふざけたディープ3Pなのですが、ペリカンズはゾーンにしており、トップの2人は1回フリースローラインまで下がってしまい、ヤングに誰もいかずドフリーでした。3本目のボグダノビッチの時もそうでしたが、全体的にヤングを警戒しないゲームプランでした。

11本目 ルー・ウィリアムス

2For1でルーがプルアップで打ちました。記録がかかっていると知っていたら打ったのだろうか。それくらい強気すぎるのでルーを褒めましょう。

11本の3Pですが、ドライブ等で崩しに行った結果として空いた形が多かった中で、途中からは勢いに乗ったようにホークスを褒めるしかない決まり方でした。ディフェンスの責任にはしにくいね。ただ、初めはインサイドに攻め込んでいたけど途中からはマークが緩いから3Pを打って行ったのも事実。試合を通して、あまり3Pを警戒されていなかったようなホークスです。

ペリカンズの3Qはザイオンの10点に加えて、ロンゾとブレッドソーで5本の3Pを決め29点奪ったものの、46失点で17点差になりました。なお、ロンゾとブレッドソーはやっぱり3Pしか打っていません。

ディフェンスを見てもブレッドソーはやる気が足りないのかな。でもそれは明確なヤル気ではなくて、同じことを繰り返していることで、闘志あふれるプレーの出しどころを見つけられないような感じかもしれません。ロンゾは淡々とやる感じなので、これでもいいのかもね。

◎3Pって怖いよね

3Pに縛られてて否定されることもあれば、3P決めまくって試合を決めちゃうこともある。3Pって怖いよね。打たなきゃ勝てないけど、頼りすぎると自分たちから崩れてしまう。

〇3P
ペリカンズ 12/38
ホークス 20/31

試合的には3Pの差でしかありませんでした。ペリカンズは選手不足なので、いろいろと仕方ないのだけど、攻守に工夫が足りませんでした。何かが悪いというよりも工夫が足りない。

ホークスの方は変な話だけど、工夫を減らしてわかりやすくしたことで上手くいっているこの頃。でも、ヤングのイマジネーションあっての減らし方なので、他のチームがマネできるわけじゃないし。

ザイオンは強い。高確率で決めまくる。シャックに並び25試合連続でFG50%以上で20点以上だとか。だけどイマジネーション溢れるタイプではないので、周囲がアイデアを増やしてほしい。でも3Pばかり打っている。

ヤングはイマジネーションがある。でも確率は悪い。だから周囲が確率良く決めてくれることが大切。カペラとか、コリンズとか、スネルとか。そして今日は3Pが決まりまくった。

ということで、よくわからない感想になってしまいました。書きたいことがあるわけでもないのに、こういう風に書くのは危険だね。2つのNBAレコードが生まれた試合なのでした。

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