ネッツvsニックス

2021/4/5

日本人対決を見る予定でしたが、八村が欠場なのでNY対決にしました。同時にオフェンスのネッツとディフェンスのニックスという鉾盾対決でもあります。

ブルズ戦ではハーデンが欠場だったため、賢さ半減でしたが本日は戻ってきました。もっと大切なことはシボドーにとってハーデンは天敵だという事。ディフェンスのニックスですが、基本にあるのはフィジカルな対応。かなりのファールをしているけど、続けているとファールにならないのはコービー理論。そこにファールドローの達人は相性が悪い。加えて3Pは割と打たせるディフェンスでもあるので、普通に守っていても打ってしまうハーデンは相性が悪い。

◎スター軍団

さっそくアービングのドライブにペイトンがフィジカルにぶつかり合い、腕を掴んでいるのですが、何故かノーコール。と思ったら、アービングがステップを踏んでからコールされ&ワン。だったら先にコールしてくれよ。

ノエルがファールトラブルでベンチに下がった後でギブソンが出てくると、オルドリッジのポストアップに対して、1回、2回と激しいコンタクトでオルドリッジのアタックを止めると、3回目でファールコール。なんでやねん。アービングのようにステップを踏んだわけでもなく、これといった違いはない3回目にコールされたのはオルドリッジがスターだからじゃないのかな?

そんなわけでハーデン関係なく開始4分でネッツはボーナスになります。同じディフェンスをしていてもスターが相手だとファールコールされるんじゃないの疑惑。やってられないニックス。

でも、多分、そういうのも慣れているといえば慣れている。レフリーにクレームはするけど、落ち着いて同じように守り続けます。コンタクト多いな。でも、ネッツが選手交代するとスターが減ったので大丈夫にも見えます。

逆にシューターの手を叩いているのに、ファールコールされてキレているのはアービング。完全に腕を叩いてますぜ。ニックスはフィジカルだけど、それはあくまでもボディコンタクトが多いって事。別に腕を振り回しているわけじゃないもん。

そんなわけで賢さ担当のハーデンとジョー・ハリスがベンチに下がると、キレ気味のアービング一辺倒になり、そんなの上手くいくわけないので、ブルースのドライブくらいしか点にならない。ニックスが逆転します。なお、アービングを下げてチオザが登場っていう、ナッシュのローテもいろいろ難しいな。

ニックスは久々のローズがいるので、何故かバークス一辺倒だった酷さは鳴りを潜め、かといって素晴らしく連動するわけではなく、いつも通りペイント重視のファイトで得点していきます。接戦。

ネッツはチオザになったことでコートを広く使うようになり、31点まで行きますが、ニックスはランドルのドライブ、ローズの3Pで加点したので34点奪い、リードして1Qが終わります。最後にチオザからスティールし、ダンクしたギブソンは0.1秒足りずノーカウントでした。なお、ギブソンも2ファールとなり、センターがファールトラブルです。ニックスが勝っているけど、オフェンス勝負ならネッツペースだよね。

◎個人技勝負

アービングが戻ってきた2Q。これって途中で足を痛めた風だったハーデンは戻れないのかな。じゃあ見る意味ないじゃん。賢さがないネッツ。パスは回していても、何をしたいのかさっぱりわからない、その場しのぎ感。つまり「空いた選手にパスを出す」というだけ。

ただアライズ・ジョンソンが1人で奮闘します。渡邊とのロスター争いに負けたとは思えない活躍っぷりです。ニックスのインサイドがファールトラブルというのも助けてくれている。

そのニックスはバークスの3Pでリードを広げたものの、その後はクイックリーとローズの酷いフローターで得点が止まります。全然点が入らない2Q前半。でも、それってニックスペースか。アライズのハードワークに圧されているだけで。

繰り返しますが前回みたときのニックスはベンチメンバーになると、何故かバークス一辺倒で酷いオフェンスでした。それがローズが戻ってきたことで少しはボールが動くようになり、あの試合で死んでいたクイックリーも蘇っています。でも、バークスもいるんだ。つまり3人の個人技担当で攻めています。

このやり方はマジックとも似ている。全員でしっかり守ることを大前提とし、突破できるガードの個人技で得点を奪ってロースコアの勝負に持ち込む。そんなニックスのオフェンスには連動なんてものはない。特にインサイドで起点に慣れているランドルがいないベンチメンバー主体と、アウトサイドの個人技担当が行くだけです。でも、それが3人も揃えば形になるし、インサイドにはハードワーク担当のギブソンとノエルがいる。

ネッツ相手にも通用していて・・・っていうか、ネッツのディフェンスなんて弱いから、もっと楽に点が取れないとマズいんだよね。でも、自分たちのディフェンスでロースコアに持ち込めている2Qなので、堅実にリードします。

ただ、固く守って個人技ってなると、アービングは強力だよね。つまり賢さ担当のハーデンが出てこないネッツなので、オフェンスが爆発する気はしない。しないんだけどロースコアの展開ならアービングの個人技でなんとかなる。

なかなか皮肉な展開となった2Q。アービングが変態フローターを決めれば、ランドルもタフミドル。互角の展開でしたが、残り3分からニックスが加速します。ランドルが速攻レイアップ、トランジションからブルロックの3P、それも連発。これに対して、ボール持ちすぎのアービングからの展開が乏しく、ジェフ・グリーンはフリースローを2本ともミス。

ロースコアの展開だった2Qですがリズムを掴んだ瞬間に一気に飛び出したニックスが67-57と10点リードで終わります。どうもハーデンが戻ってこないっぽいから、退屈なネッツオフェンスを見せられることになるのだろうか・・・。

◎ハードワーク

ブルロックが3Pを決めて始まる後半。やっぱりハーデンは戻ってきませんでした。賢さ半減っていうけれど「ニックスのディフェンスを戦略的に攻略できない」状態のネッツになっています。この状態で差が出てくるのはビッグマンのところで、万能なジェフ・グリーンとシューターのオルドリッジは、その特徴を発揮しにくくなり、逆にハードワーカーのノエルやギブソンは50/50のシチュエーションが増えるからファイトする機会が増えます。

だからニックス優勢なのですが、ハーデンの代わりにコートに出たのはブルース・ブラウン。スーパーハードワーカーなので、1人でルーズボールやリバウンドを制してチームを救います。マジでほぼブルースじゃん。明らかに1人だけ出足の早さが違いすぎる!

ネッツにとって良かったのは、ブルースがとるリバウンドはロングリバウンドが多いし、ルーズボールなら速攻に繋がる事。トランジションオフェンスになったことで点が取りやすい状況でした。なんせハーフコートになると、たまにアービングが個人技を発揮するくらいで、オルドリッジがトラベリングしたりゴール下を外したり。

でもニックスだって、そんなにトランジションを出させまくるわけはない。ペースさえ落とせば自分たちのリズムで試合を進められます。うーん、でもそんなにオフェンス力に優れているわけじゃないんだよなぁ。

ブルースがベンチに下がるとニックスが再び二桁リードに戻しますが、ニックスのオフェンスが少し停滞したところでアービングが連続で決めていき、グリーンの速攻で残り3分には6点差になります。あと、ベンチメンバーになったことでビッグマンにアライズとクラクストンが並び、グリーンもコートに残したことで、ハードワークでも負けなくなったことが大きい。うぃごは。

ウルブズ戦でも感じたけど、ベンチメンバーは割とディフェンスが良いのがネッツの特徴。理由は動けるクラクストンとグリーンでスイッチングディフェンスが成立しているからです。ニックスもこれにハマってしまった。

さらにグリーンは速攻レイアップに3P。ポジションをSFに移されたことで走りやすくなったね。アライズも走ってレイアップ。TLCも走ってファールドロー。アービングがベンチに下がりチオザが出てきた途端にディフェンスから次々と速攻に繋がりました。残り27秒で逆転に成功するネッツ。

なかなか難しい試合ですが、ハーデンがいないならアービング&オルドリッジよりも、ハードに頑張れて走るチオザ&アライズの方が良いというネッツなのでした。

◎続ハードワーク

トッピンが3Pを決め、守ってもTLCのダンクにチェックしたことでミスを促します。でも、チオザとのマッチアップでポストアップしないのはダメでしょ。そこは頑張ったニックスですが、ギブソンがリバウンドをミスしたり、ゴール下でジョー・ハリスにオフェンスリバウンドを取られたり。ハードワークで負けてしまいます。

ネッツペースなので早々にランドルを戻したシボドー。一方でこの展開だと、どこでアービングを戻すか難しいよね・・・と思ったけど、普通に戻してきたナッシュ。

でもアライズはコートに残す。ブルースに負けじと、うぃごはしながら、得点もとる。PFが必要だったネッツはグリフィンと契約したわけですが、そんなスター選手よりも働いている10日間契約。10日間だっけ?

残り7分でTLCがミドルを決めネッツが8点リードに。TLC、アライズ、グリーン、オルドリッジを並べています。フィジカルで負けないメンバー構成だ。かといってニックス側はスピードで粉砕するような策に出てきません。ディフェンス優先。

そんな中で、またランドルがやらかします。TLCのファールにキレて飛び掛かる。煽るTLC。でも、どっちにもお咎めなしだった。直後にランドルがターンオーバー。ベンチにチャレンジを要求するランドルですが微動だにしないシボドー。

そんなわけでニックスオフェンスはエースのメンタルによって怪しくなるのですが、バレットが3Pとミドルで1点差まで追い上げます。偉いぞ2年目。するとランドルも落ち着いたのか、起点になってパスを出すことが増えます。

速攻でダンクに来たオルドリッジをブロックしたランドル。ファールコールされると今度は動いたシボドー。チャレンジ成功。でも、チャレンジ後のプレーでグリーンに&ワンを食らってしまいます。急にファールコールが増えてきたな。残り3分半でネッツが6点リード。

ニックスはランドルvsアービングを何度も作るのですが、勝負を避けるランドル。うーん、ヘルプが待っているからパスアウト自体は全否定ではないのですが、ランドルの場合は仕掛ける姿勢をしないでパスしてしまうから、ネッツディフェンスが間に合ってしまいます。またバレットのフェイダウェイに頼ることに。

◎ダブルチームとアービング

ニックスはトラップ気味のディフェンスでアービングに対して複数で仕掛けるのですが、フリーの選手を生み出しまくってしまいます。ところが、そこから良いパスが出てこないアービング。でも、パスは出てくるから遅れて追いかけたニックスがファールしてしまう案件が多数。しっかりパスしていればノーファールで決まるけど・・・みたいな。

そしてニックスのオフェンスはランドルかバレットの個人技。さすがにネッツだってディフェンダーを並べているから、そんなにやられないぜ。唯一、バレットだけにはやられるので、レイアップで残り1分2点差になりますが、直後にアービングが3Pで突き放します。なぜか、ここでは2人で行かなかったニックス。

守りきるためブルースを投入するナッシュ。でもジョー・ハリスもアービングもコートに残すという中途半端対応。ランドルはVSアービングにしてファールドローに成功します。何がしたいんだよナッシュ。オフェンスになったらブルース→オルドリッジ。

今度はハーフラインの時点で2人でアービングに襲い掛かったニックス。何もせずにドリブルを止め困ってしまったアービングがタイムアウト。うーん、プレッシャーに来ることはわかっていたのだから、ここではオルドリッジじゃなくてガードのブルースが正解だったんじゃないの。

タイムアウト後も2人でアービングに行くニックス。今度はボール持っていなくても2人行く。そしたらホームランパスでターンオーバーのアービング。アービングも悪いけどナッシュも悪い。でオルドリッジ→ブルースです。

するとバークスを投入したシボドー。まさかのプルアップ3Pで残り25秒同点にします。HCの差が出すぎた展開。シボドーがスゴイというよりもナッシュが悪い。アービングがハーデンなら、こんなことにはならなかったけど。

さらにハンドルミスするアービング。タフショットになってしまったネッツですが、オフェンスリバウンドでTLCがランドルの上からティップしてボールを抑えたのはグリーン。ファールドローしてフリースローを2本決め、残り3.7秒でネッツが2点リードに。TLCとグリーンに救われたナッシュ。

ラストプレーのニックス。3Pを決めていたバークスをスロワーにしてランドルを選びます。フェイダウェイのミドルを打ったランドルは決められず、ネッツが逃げ切ったのでした。ランドルという選択をするならセンターを1人出しておけばよかったのに、スクリーンがかからずマッチアップそのままのグリーン相手に打ったのがシボドーの失敗でした。

◎つまらなくて面白い

ハーデン不在でつまらない展開が続きましたが、4Qになってシーソーゲームとなり手に汗握る面白い試合になりました。それはニックス的には失敗だ。ディフェンスで塩漬けにして、面白くない試合に持ち込むのが勝利への方程式なので、オフェンスリバウンドを取られすぎた。

〇オフェンスリバウンド
ネッツ 11
ニックス 5

11のうち5つが4Qでした。ニックスはゼロ。この現象が起きた理由の1つがアービングへのダブルチームによってインサイドが空いたことです。たらればですが、何が正解だったのか。ランドルやノエル、そしてギブソンはフィジカルに強いですが広い範囲をカバーできるのはノエルくらい。ディフェンスを広げすぎたことで、やられた印象もあります。

最後に接戦になったことでぼやかされますが、残り1分からネッツ側のミスも多かっただけで、ニックスとしてはその前にハードワーク負けしてしまったことが大きかったです。

一方でネッツはハーデンはいないけど、グリフィンも休み、ジョーダンも、シャメットも、タイラー・ジョンソンもいないことで、逆に出番をもらえた選手たちが頑張ったね。いや、どんだけ層が厚いんだよ!

この点ではダントーニ・ロケッツにはなかった特徴なのでナッシュが上手くコントロール出来ているのか、それともそういう選手を集めたのか。少なくともチオザは欠点も多いゲームメーカーだったのに、それが目立たなかったのだからポジティブに捉えておきましょう。

ニックスのハードワークに乗っかって勝ったようなネッツ。それも普段は出番のない選手の頑張りが勝因でした。ある意味でタフスケジュールだからこそ、ハードワークの戦いになったら「元気な方が勝つ」ってことかもね。完全に負けゲームだと思ったところから巻き返した面白い試合でした。

ネッツvsニックス” への2件のフィードバック

  1. まさかリバウンドで差がつくとは考えても見なかったです。
    怪我人と移籍が頻繁すぎてローテが安定して居ないのですがこんな状況でプレイオフを勝ちあがれるのか不安なのですがどう思いますか?

    1. プレーオフの事を考えるのは来シーズンからで良いかと。
      イーストは組合せ次第でチャンスは大きいですが、トップ3とは差がありますからね。
      なんとか5位になればヒート相手に似た者勝負にはなりそうです。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA